男の子のカラダとココロの育て方

著者 :
  • 赤ちゃんとママ社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784870141131

作品紹介・あらすじ

男の子は宇宙人!男の子の育て方で困っているお母さんへ。なぜ「男の子」はそうするのか、そのときの対処法を詳しく解説。

感想・レビュー・書評

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  • 男の子って難しい

  • 脳の作りや仕組み/ジェンダー、身体生理/社会の両面の知見からから解説されており、信頼性が高いと感じた。
    保育関係者が必須とする著者の本を探した甲斐があった。

  • さらっとした本なのですぐに読めました。
    一番衝撃的だったのは前書きの部分で、母親が息子を大事に育てすぎたあまり、母子密着が行き過ぎて母子相姦になってしまう事例があるという話……!まさかと思いましたが、今の時代は育児の面で周囲に頼れる人がいないと母と子だけの世界が強くなりすぎてしまうことがあるのかもしれません。実の子どもを性的対象としてしまうのは行き過ぎですが、そうでなくとも「異性の子ども」というだけでより可愛く見えてしまうものなのだろうなというのは、実母を見ていても娘の私より弟に甘かったりと思うところはあります。私も男の子の母親となったのでそうならないように将来ちゃんと子離れできるようにしなくてはと思いました。
    現代では、父親が育児に関わること、異年齢の子どもたちと遊ぶこと、外で思いっきり遊ぶこと、などが少なくなっているせいで、なかなか男の子の心や身体を発達させる機会が乏しくなってしまうことが多いようです。そういった機会を少しでも多く用意してあげることが、親としてできることなのかなと思いました。
    まだ私の子どもは生まれたばかりなので、男の子らしい動きや個性などはあまり見えていませんが、年を追うごとにそうした面が出てきて頭を悩ませることが出てきた時にまた手にとってみたいです。夫にも積極的に子どもと関わってもらおうと思います。

  • 男の子と女の子は脳が違う、古くからDNAに刻まれてきた本能として持っているものが違う。故に行動が違うのだ、というような主旨。そして男の子だから、ではなく「この子らしく」。思春期の反抗には自立の為の心の葛藤とその準備をしている、ということらしい。

  • 男の子の育て方に迷ったり悩んだりしているお母さんに、ヒント満載
    (ジェンダーによる差異的な扱いには反対だが、生得的な性差はある)

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著者プロフィール

1947年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。東京大学大学院教授を経て、現在白梅学園大学学長。東京大学名誉教授。こども環境学会副会長。専門は教育人間学。臨床育児・保育研究会を主宰。著書に『これがボクらの新・子どもの遊び論だ』(加用文男、加藤繁美氏と共著、童心社、2001年)、『「教育」からの脱皮』(ひとなる書房、2000年)、『はじめて出会う育児の百科』(小学館、2003年)、『世界の幼児教育・保育改革と学力』(共編著、明石書店、2008年)など。

「2009年 『子どもの遊び・自立と公共空間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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