- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784870312005
作品紹介・あらすじ
「エボラ・ザイール」-この殺人ウイルスは自然破壊に対して熱帯雨林が人類に放った刺客なのか。アメリカ陸軍ウイルス・スワット・チームの決死の防御作戦を描く渾身のノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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ノンフィクションだとは知らずに手に取りました。
コブラの眼はちょっと衝撃的でしたから、どんな展開なのだろう、と。
大事になっていなかったので、もう危機は去ったように思っていました。
そんなことはないですね。これからもどんどん続くはず。
これは地球の叫びだ、ということを忘れてはならならいとおもいます。
地球上でもっとも必要がなく、そして危険な生物はウィルスなんかではない。
それを滅亡させようとしているのが地球の叫びであるウィルス。その生物がいなくなったとき、地球は楽園になることでしょう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
怖くて一気読み。
未知のウィルスはきっとまだまだあるだろうし、今現在収めているとされているウィルスもまた何のきっかけで復活しないとも限らず。自然や野生を人間が管理、制圧することなど到底不可能で、なんとか共存する道を探るしかないのだろう。
手に汗握る場面も悪寒に襲われる場面も多々あるけれど、これがみなあった出来事。危険と背中合わせの、地道で時には大胆な研究で、日々前進している。
研究者や医療関係者へ改めて敬意を。 -
地球を人体にたとえれば、人間もウイルスの一種かもしれない。短期間に爆発的に増殖し、地球をコンクリートで埋め尽くし有害なガスや廃棄物をどんどん生成している。このウイルスもホスト(宿主)がいないと生きていけないのは、エボラやマールブルクと同様。環境を考えるきっかけにもなる。また、このウイルスは人類浄化の一翼を担っているのかもしれない。ここ最近は、エボラのような強烈なウイルスは広がっていないが、インフルエンザが猛威をふるおうとしている。現実の世界では、このウイルスのパンデミックを危惧している。飛沫感染なので、予防措置がとれるが、これが空気感染ともなれば大変なことになる。ウイルスも日々進化している。人類と細菌の戦いはこれからが本番なのだろう。
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勉強になりました。
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エボラ
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環境開発によって野生の生き物の生息域が狭まってきて家畜や人間との接触頻度が高まってしまったのも、パンデミックの発生原因の一つと言われてます。加えて全世界が航空路線で結ばれてしまって数時間で世界中に広がる世の中になってしまいました。
対応策もままならない状態で、突然道のウィルスに直面することになってしまうという、瞬殺に近い恐怖の世界になったのだと再認識。 -
昔読んだ本
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上下巻の感想をまとめて。
普段は小説を読んでるから全ての描写が伏線であることを期待してしまうがこれはノンフィクションなので特に何事も起こらずというのが面白くなかった。もちろん現実なので何事かあったら今こうして悠長にしていられないだろうけど^^;
エボラは致死率が非常に高く潜伏期間も短いので人類を滅亡させるには及ばないのかなと感じた。なぜなら宿主をすぐに殺してしまうから。
それよりこの本の中でも再三書かれているがより驚異なのはエイズだろう。エイズは感染しやすさで言えばしにくいようだけどその潜伏期間の長さを考えれば気付いた頃にはすっかり蔓延していたということがあってもおかしくないのではないか。 -
下巻は、エボラ制圧編。
エボラ・レストンでは、人間の犠牲者は出なかったんですね。ただ、今の西アフリカでのエボラ禍で空気感染説が消えないですが、このエボラ・レストンでも空気感染が疑われる事例があったと言う事で、怖いです。
でも、アメリカは、このレストンの経験があったにも関わらず、この度の西アフリカのエボラでは国内で二次感染騒ぎを起こしています。もう、遠い昔の出来事なんでしょうか?