- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784870312517
作品紹介・あらすじ
バイオ・テクノロジーをめぐる最先端ウイルス・ミステリー。スマトラのジャングルと「メトセラ症候群」を結ぶ一本の糸…十二番目の染色体がすべてのはじまりだった。
感想・レビュー・書評
-
今のコロナ禍で読むと怖さが増すね。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いや~面白かった!
先日の「シャンタラム」に続き、また今年のベスト本候補になってしまいました。
この作品の初出は1996年。今から15年以上も前の本。
全く古臭さを感じさせないのは、やはり人智を超えた自然の力、
未知のウイルスの脅威を描いているからでしょうか。
じわじわと蝕まれていく身体、目に見えない感染の恐怖。本当に怖すぎる。
「キャリアーズ」というタイトルの持つ意味が分かった時は思わず唖然としました。
バイオ・サスペンス物、ハマってしまいそう!
リチャード・プレストン著「ホット・ゾーン」も読んでみたいな。 -
アメリカ人ジャーナリストのホリー・ベッカーは、前の夫、植物学者のジョナサンがスマトラ島の「ラフレシア・キャンプ」に双子の娘を招待したいと手紙が来たので二人の娘をスマトラ島に行かせていた。
六週間もも離れていたので、娘に会いに行くためにスマトラ島に行く事にした。
手紙のやり取りで、出迎えに来る約束をしたのだがスマトラ島に着くと誰も来ていない。
ラフレシア・キャンプからの音信が途絶えていたのだった・・・。
ホリーは、娘に会うためにジャングルの中のラフレシア・キャンプに行くのだが・・・。
その頃アメリカの動物免疫施設では、スマトラから来たブタオザルが原因不明の病気で次々倒れて行く。
風邪のような症状が出て、血みどろになり死んで行くのだった。
その施設でそのサルを見ていた従業員もその後同じように倒れたのだった。
その情報がアメリカ陸軍伝染病医学研究所(ユーサムリッド)に行く。
調べた結果その病気の原因は、あるウイルスによる仕業だと判明した。
たった9日間で人間を死にいたらすそのウイルスは、エボラウイルスを凌駕する。
発病すると空気感染もする。
悪魔のようなウイルスだった。
そのウイルスの発祥原を調べるためにスマトラに向かう。
ラフレシア・キャンプでは、何が起こったのか?
謎のウイルスの正体は?
スマトラ島の町でウイルスは、猛威を振るい始める・・・。
ノンフィクション「ホット・ゾーン」の二年前に発売されたのがこの本です。
二人のイギリス人作家のペンネームがパトリック・リンチ。
医学ジャーナリストとしてその間、米英の製薬会社と契約して働いてたらしい。
「ホット・ゾーン」を読んでる人なら怖く感じるかな?
ウイルスで死んで行く描写が少ないからそんなには・・・かな? -
火事の火元を捜すように、ウイルスの発生源に迫ります。
ウイルスが肥大していく様子はもちろんのこと、
国同士の争いに発展してしまったり、
最前線で働く隊員たちの葛藤、と心休まる間がありません。
次々に引き起こされる問題を紐解き、
最後の結末にたどり着く過程が、とても気に入っています。
謎としては、途中からなんとなく気づいてしまうものですが、
謎を解く楽しみ方もありますが、
緊張感・恐怖感にじわじわと追い詰められていく雰囲気が
何よりの売りじゃないかと思います。
バイオ・サスペンスというジャンル、好きになりそうです。
怖いもの見たさな部分もかなりありますが…
ちょっとこういった雰囲気のもの探してみようと思います。 -
こちらはフィクション。
読み進めるとジワジワきます、そこが
《ホット・ゾーン》と好対照☆ -
バイオホラーです。
上巻より下巻のんがノってます!
ガンガン読んでしまいます。 -
ウイルス感染ものです。