お笑い外務省機密情報

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著者 : テリー伊藤
  • 飛鳥新社 (1997年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784870313064

お笑い外務省機密情報の感想・レビュー・書評

  • 著者らのグループが入念に取材し、外務省・外交官の「本当のところ」を赤裸々に描いている痛快な本。外交官たちの、彼らとしての本分を果たしていない例についての描写は実に生々しく、驚きの連続であった。

    しかし、本書を評価することは大変難しいと感じる。
    外交官でもきちんと働いている人は当然いるであろうし、彼らも納税者であるのは確かなので、昨今の公務員叩きのすべてに共通する考えだと思うのだが、公務員だから国民の思うとおりの仕事をし、それらをすべて明らかにせよという姿勢にも無理があると感じている。

    「外交官一族」のくだりについて、特に強い違和感を感じた。これを言うなら、民間企業にも多くの企業で「創業者一族」が組織を牛耳っており、彼らはまさに能力のいかんを問わず、早くに出世し、いずれ無能な経営者となっていく。2世、3世外交官という人も、コネだけで学歴も試験も通るものではなく、必ずどこかの段階で実力主義の競争に打ち勝って外交官になっている。だれでもなれるものではないのだ。職業選択の自由という観点から、彼らが親と同じ職業を選んだとしても、それは非難される筋合いのものではないと考える。

    本書のような公務員批判議論の底流には、「民間は努力して貧乏な生活をし、官職はラクをして豪華な生活をしている」という誤解がある。私自身、公務員の親を持つ身であるが、バブルの時代、公務員、特に底辺の公務員たちは「民間では景気がよくてこれだけの給料をもらっているのに、我々はどんなに働いても『生かさず殺さず』の給料しかもらえない」と嘆いていたものである。当時と今で、公務員の待遇は同水準から、徐々に退職金カット等の方向へとマイナスに動いている。

    結局、相対的な問題なのだ。

    景気がよければ民間がよい、悪くなれば公務員がよい。
    そして、お互いにお互いをいがみ合っている。ただ、公務員は民間と異なり、身分が保障されているという絶対的な強みがあるので、そのほかの待遇に不満があっても声高に言うことはできないだけなのである。

    もちろん、無駄なハコモノ事業であるとか、特定企業との癒着による税金の不正な扱い、必要以上の職員厚遇という点についての監視は、マスメディアの重要な機能であることに異論はない。ただし、重箱の隅をつつくような公務員批判は不毛であると言わざるを得ない。

  • 面白いと思いました。ただ,テリー伊藤に都合にいい話,特にインタビューした女の子の話がなぜか余り根拠もないのに信用性が高いとされ,外務省側の人の話が根拠もなく信用できないとされている点が気になりました。

  • 読み始めたら止まらなくなって一気に読破してしまいました。ここに書いてあることのすべてが事実かはわかりませんが、内容は大変刺激的でおもしろかったです。大蔵官僚(当時)でさえその異色さから「エイリアン」と呼ぶという外務官僚の非常識さ、外交感覚の欠落ぶりを現職、あるいは退官した外交官のインタビューから描くという類書のなかなかない一冊で、「外交秘話」「裏話」というものも多数収録されており、外交官を目指す人なら一読に値します。信じるか信じないかは読者の自由でしょうが、事実だったとしたら大変なことですね。★印象的だった文★「『我々ノンキャリアとキャリアが同じ椅子に座れるのはトイレの便座くらいですよ。』」「小和田恒氏は男5人、女3人の8人兄弟の次男だが、男子は見事に全員、東大卒。…恒氏には…計3人のお嬢さんがいるが、雅子妃がハーバード大卒で節子さんが東大卒。」次元がちがうぜ…。

  • 外務省の話。しまった、こんな話だったら東大に行って官僚になったら良かった。こんな税金の使い道にも憤るが、いつしか直接迷惑がかかる可能性があるのにも憤る。

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