イースト・リバーの蟹

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著者 : 城山三郎
  • 飛鳥新社 (1998年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784870313217

イースト・リバーの蟹の感想・レビュー・書評

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  • ビジネスマンの海外赴任などを題材にした小説を集めている。城山三郎にしてはいまいち盛り上がらなかった。

  • 城山三郎と云うと、有名人を描いた作品が好きです。
    苦節を乗り越え、大志を遂げる姿は読後に達成感と充実感があります。
    ところが本著の作品群は無名人なばかりか、誰も成功しません。

    社長の座を辞退する男。ガツガツしないのが彼の美学でした。
    しかし娘からも後輩からも”あなたは意思を強く出せない人”と批判されて終わります。

    銀行の責任を負い、これも仕事と割り切って海外逃亡する男。
    親友から”会社はお前が戻って来ないことを望んでいる”と気付かされ日本に戻ろうとしますが、香港まで戻るのが精一杯の会社人間。

    流石に小説らしい役柄ですが立志伝ではなく、
    テーマは成功できなかった男達の”愚痴”です。

    星新一は「常識を知らない人間に、非常識な作品は描けない」と言っています。

    城山三郎は、無名の男達の忍耐、惨めさ、意地を知っているから、有名人の立志伝を描けるのだろうと思いました。

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イースト・リバーの蟹はこんな本です

イースト・リバーの蟹の文庫

イースト・リバーの蟹のKindle版

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