- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784870313613
作品紹介・あらすじ
息子にとって母親の死ほど深い喪失はない。母親の死に直面したとき、息子は何を思うのか?現代アメリカを代表する小説家、エッセイスト、ジャーナリストら14人によるアンソロジー。母親と息子の葛藤と和解、拒絶と思慕が綴られた珠玉のエッセイ集。
感想・レビュー・書評
-
母親との関わりや考え方は文化が違っても親子関係では似たようなことを感じているんだなと前半は思った。
中盤は、母と息子というより、死についてに重きがおかれているものが多い気がして退屈した。
後半では「僕は何者だ、僕は母の魂だ」は共感できる感情が書かれていて個人的に良かった。
息子にとって母親を1人の人格として見て接するのは難しいことなのかもしれない。
同時に母親も息子を躾の延長でコントロールしようとしてしまう。
自分が母親になったら息子を1人の人間として接しようと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
母親を見送った時の経緯や心境や背景を短編のようにしてまとめた本。毒親とは関係ないかもしれないが、死を迎える本人の希望、送る側の心境や宗教的な祈りなど、国を超えて色々と考えさせられた本。安楽死についても考えさせられた。
-
いろんな外国の作家・ライターにとっての「母」に関しての短編。
小説ではない。
角田光代の「マザコン」に記載があったので、借りてみた。
感想としては、面白かったけど、ページ数の制限からか、あまり掘り下げられていない感じがして、物足りなかった。
大学の心理学系の教養科目の ケーススタディーにはいいかもしれない。