ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか

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制作 : Malcolm Gladwell  高橋 啓 
  • 飛鳥新社 (2000年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784870313941

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ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すかの感想・レビュー・書評

  • 「新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く」を読んで面白かったので、複雑系ネットワーク的な考えを、マーケティングとか、組織変革とか、ビジネス「実務」に応用できないかな、という観点で読んでみた。

    複雑系においては、初期値のちょっとした違いが大きな違いを生んだり、臨界点近くのほんの些細な出来事が大事件に発展したりするといわれるわけだけど、この本は、その辺のメカニズムを、どういう種類の人たちが、どういう状況でかかわっているのか、といったことを、かなり具体的なレベルで説明してくれるので、相当の説得力がある。

    が、仮にこの本に書かれている事が、本当だとしても、やっぱり、意図して小さな変化で大きな変化を生み出すのは至難のわざだという気がする。なかなか実務的な実用のレベルにはならないかなー。ヒントとか、気をつけるポイントは発見はいろいろあるけどね。

  • 今まで市場で存在感もなく細々としていた商品があるときと毅然、爆発的感染したように一気に市場を席巻する商品があるが、なぜそのようなことが起きるのかを解説した本。
    爆発的感染の理由を3つ
    少数者の法則
    粘りの要素
    背景の力

    個人的に「少数者の法則」の話で、コネクターの話が興味を持った。
    個人的にはコネクターの役割になれる人になった方が人生は楽しいだろうなと思った。

  • "感染的であること
    ちいさなげんいんがおおきなけっかをもたらすこと
    感染の勢いは劇的な瞬間に上昇したり下降したりすること

    "

  • 爆発的なヒット・流行(社会的感染の拡大)の引き金は何か、ターニングポイント(=ティッピングポイント)で起こっていることは何か、を心理学的なアプローチを駆使して解き明かそうとしたのが本書。
    導きだされているのは、我々が直感的にはあまり関係ない、或いは効果が期待できないと思いがちな些細な取り組みや環境変化が、爆発的な流行の大きな要因となっているということ。また、ごく少数のキーパーソン(媒介者(コネクター)、通人(メイブン)、セールスマン)が重要な役割を担っていること、我々の意志が常に、無意識のうちに外部環境に大きな影響を受けていること、など。
    特に、なるほどと思ったのは、コネクターやメイブン、セールスマンの存在。人を引き寄せる力や交遊範囲、集められる情報量に大きな個人差があるのは何故だろう、天性の素質の違いだろうか、とずっと疑問に思っていたが、本書を読んで、コネクター等は、とにかくあらゆる人が好きで、打算なく人と交わることができる人、人との繋がりが増えることを億劫がらずにむしろ楽しめる人のことであることが分かった。やはり天分なんだな。
    あともう一つ、「150の法則」。第五章で紹介されていた、ゴア・アソシエイツ社の戦略、というか組織運営は、非常に魅力的。150名を超えると組織を次々と分裂させていくだけでなく、社員に肩書きを作らず(全員が共同者)、上司が存在しない。「小集団のなかで形式張らない人間関係が効果的に機能している」ため、中間管理職や上級管理職を必要としないのだという。サイロ・エフェクトを見事に防止しているのだとしたら、とてつもないことだと思う。とは言え、専門家集団を形成して分業していくことによって効率化を図る、という巨大組織のにおける一面の真理とはどう折り合いをつけているのだろうか、この点についての疑問は残る。

  • 一気に何かが傾くポイントについて、極めて論理的に説明されており興味深い。第1要素の、少数者すなわちキーとなるコネクターやメイヴン、セールスマンの存在、第2要素のメッセージの粘りも面白いが、第3の要素である背景の力、”割れた窓”理論が地味に感動する。さらに150の法則。こんなに簡単で分かりやすいことなのであれば、すべての組織で試してみればいいのかもしれない。人間の行動が分析された、どのような分野にでも応用できる内容のものだ。

  • 昔出た本に今の知識で非難してはいけないと思うが、やはり内容の古さは否めない
    ヤバい経済学がこの本のいくつかの出来事の反証になってるな

  • マルコム・グラッドウェルは読みやすくて面白い。局地的ブームがいかに大きなブームとなるかのお話

  • 既に聞いた理論がいくつかあり、感動は他の作品ほどではなかったが面白かった。
    なぜこんなことになったのか、最近の疑問に一つの答えが得られた。
    また、知育と子供の環境の話は非常に共感させられた。
    しかし、分かったような分からないような。
    結局腐ったリンゴは本当らしい。

  • 150の法則
    イノベーター理論

  • 面白い表紙に惹かれて古本屋にて購入。

    タイトルの3原則(少数者の法則、粘りの要素、背景の力)をNYの犯罪率からセサミストリートの視聴率など、実際の事例に合わせて説明している。

    読み物としても面白く、口コミ伝染のコネクターや通人(メイブン)といった人々の定義は興味深い。

    限られた資源を一点集中し、一気に投入する一点突破だからこその結果なのかもしれない。

  • ティッピング・ポイント=あるアイデアや流行りが社会に一気に広まる瞬間のこと。

    構成はティッピング・ポイントの3つの原則を各章を設けて紹介して、3つの原則を含めた包括的な具体的な例を後半で紹介する。
    3つの原則を一言でまとめると、原則①は誰が伝染させるのか、原則②は伝染させたいこと自体をどう伝染させやすくするのか、原則③はいつどんな状況で伝染させるのかということを述べている。
    その中でも特に興味深かったのは、原則③のとこで紹介されている2点。

    1つ目は人な性格が時と場合という状況によって変わるということ。この人はこんな人だっていう観念を僕らは持ちがちだけど、その人がどんな状況に置かれるかで行動がある程度決まってくるのは斬新な考え。
    2つ目は150の法則。組織が適切に効果的に機能するのは150人までということ。なぜ150人なのかということに関しては、150人が他人を良く知ることのできる限界の数字だから。言わば、緊密な人間関係を築く限界ナンバーだから。科学的に証明されているのも説得力がある。

    社会にティッピング・ポイントによって変化を起こしたいと思わない人でも読んで何かしろ得るものがある本。
    口コミの力、マーケティング、組織論に興味がある人には強くオススメします。

  • ティッピング・ポイント=全てが一気に変化する劇的な瞬間が、感染的流行には存在する。ティッピング・ポイントへ至る3原則として、”少数者の法則”、”粘りの要素”、”背景の力”を著者は挙げる。
    ・少数者の法則・・・コネクター、メイブン、セールスマン、というそれぞれの役割を持った特別な人々の存在が必要
    ・粘りの要素・・・記憶に残る単純かつ決定的な工夫
    ・背景の力・・・環境よりも状況+「150の法則」
    内容と比べるとやや説明が長くモッサリした感じはしますが、現代のバイラル・マーケティング理論の始祖のような本として、気づかされることが多く、読んでおいてもよい本だ。

  • 感染的変化、小さな原因が大きな結果をもたらす。
    行動の方向性を決めるにあたって心に抱いている確信とか、今何を考えているかというようなことは、行動しているときのその場の背景ほど重要ではない。

  • 物事が劇的に変化する「特異点」の存在について、そこに至るまでの過程を「人間の本質」まで念頭に置きながら、実際の過去に起こった様々なケースを元に解説している

    マーケティング戦略本として読み始めたのだが、いわゆる単純なマーケティング論を展開している訳ではなく、ある種の人間の潜在的な知覚行動まで言及して、その繋がりまでを意識することで初めて本質的な戦略を立てられるようになるという主張である

    単純なノウハウ本より1段も2段も深い見識に基づいているので、この本の内容を即座に応用することは難しいかもしれないが、物事を見定める視点を新たにするためのヒントはいたるところに散りばめられている

    何度も繰り返し読みたいと思う

  • あるアイディアや流行、社会的行動が一気に広がる劇的瞬間であるティッピング・ポイントが発生する条件を様々なデータから紹介している。
    マーケティングのお勉強になる本です。

  • データの検証が素晴らしい

  •  マルコム・グラッドウェルの本はいつも楽しい。それは、世の中にはまだまだ認識されていないスイッチが存在することを示し、我々に集中することを要求するからだ。
     表千家の作法には「景色を変える」という所作がある。といって、実際にする動作というのは、茶杓や器の位置を若干変えるだけのことである、しかし、茶席においては、主はもちろん客人の間に、この所作によって「一段落ついた」「終盤に入る」というコンセンサスが生まれる。これは一定のルールにもとづくものではあるが、ニューヨークの犯罪を劇的に減少させた行為とは、割れたガラスをなくし、落書きを拭うことだった。
     我々の着想はものすごく些細なことに端を発し、ルールがなくても実は驚くほど画一的だ。
    今も、帰路を更に急ぐようになったのは、途中にある家で夕飯のカレーライスの匂いが漂っていたかもしれない。
     ティッピング・ポイントと称する本書は、本書こそがティッピング・ポイントになり得るという不思議な回帰性を持っている。

  • 商品やサービスの『粘り』が、情報発信力のある人、トレンドセッターなどにウケて、爆発的に広がるという構図を解説した一冊。

    バイラルマーケティングの原点的な本。
    既に大流行したものを取り上げているので、どうしても後付論理の印象は拭えず、実践にどう落とすのかというのが難しいけれど、自分の顧客をこういう視点でウォッチし、チャンスの芽を見落とさない、という姿勢には役に立つなと感じた。

    たまにまどろっこしい部分はあるものの、解説も明瞭だし訳も読みやすい。
    10年以上前の本だけれどいまだに読み続けられる理由が分かる。
    ただその割りに新刊でてにはいらないんだけど。

  •  私にとって本書は、いつか振り返った時に『7つの習慣』に次ぐ思い出深い1冊になっているでしょう。本書と一緒に購入したプレジデント2012.04.30号の2冊に仕組み作りについて考えるきっかけを貰ったからです。
     あるアイデアなり製品なりが急激に普及する特異な点について述べられています。それが"ティッピング・ポイント"と呼ばれるのです。
     "ティッピング・ポイント"を超えると、あたかも感染症が拡散していくかのような振る舞いを見せると著者は述べます。それは「少数者の法則」、「粘りの要素」、「背景の力」と著者が呼ぶ要因が、それぞれ感染症における「病原菌を運ぶ人々」、「病原菌そのもの」、「病原菌が作用する環境」に通じるものがある為です。
     また、著者は"ティッピング・ポイント"を超える為には、莫大な労力や資金などは必要ないとも述べています。ちょっとした工夫や些細な状況の変化で十分だと言うのです。
     多数紹介される事例が面白く、楽しく読みながら"ティッピング・ポイント"というフレームワークを学べます。もちろん、フレームワークとしても役立つ事は必至!

  • 直接は結びつかない小さな事象がなにかのきっかけで結びついて大きな変化をうむ。どこを押すか見極めさえできれば、変化を生むために大きな力を使う必要はない。見極める能力を鍛えたいのだが、そこまでは書かれていない。

  • キーワードが太文字になっているので、速読しやすかった。
    これまで、どんな環境でも自分は自分らしくいることができる、というような自己啓発にであってきたが、「環境によって人は変わる」という考えが自分の中で強くなってきた。
    この点について『第一感』を思い出していたら、『第一感』もこの著書でした!

    ・むやみやたらに努力するのではなく、ティッピングポイントを押せば良いだけ。→ニューヨークの地下鉄の落書きを消したら、犯罪率が下がった。
    ・弱い絆の強さ=たまにしか会わない知人との関係。実は必要な時に強力に意味をなす。
    ・メイヴィン(通人)情報の専門家
    →他人に教えたがっている
    ・広告など、人々に訴えかけて納得させるには情報提示だけではなく、有意義な、その行動を促す情報を加えればいい。
    ・「割れた窓」があれば、その街では犯罪が起きやすい。犯罪者に無意識のうちに自分がしてもばれにくいなどの思考をさせる。
    ・固有の性格という観点からだけ判断し、状況の役割をなおざりにすると、人間の行動を決定している真の原因を見誤る。
    ・性格とは、習慣や志向性や関心の束の様なものであり、それぞれゆるやかに結ばれ、時と場合と背景次第で変わるものなのだ。

  • メイヴンやコネクター、セールスマンについて述べられている少数者の法則には、読んでいて思わず声をあげて笑ってしまった。自分の身に置き換えて考えてみると実に当てはまることに気づくからだ。
    著者の本は本当に外れがない。

  • 「天才!」「第1感」のマルコム・グラッドウェル処女作「ティッピング・ポイント」。
    「天才!」が面白かったのと、勝間さんおすすめ本とのことで読んでみる。

    最近、「天才!」「究極の鍛錬」とダイレクトな経営書ではなく、知識の幅を広げるノンフィクション系を結構読んでいるが、これもまたかなり面白いです。

    流行・爆発的感染が起きるときに何が起きているか(ティッピング・ポイント)について、詳細に検証した本。
    これによると、感情や自殺も「感染する」らしい。

    実際に、どうやるかまでの方法論的示唆はちょっと得にくいが、視点として持っておけばマーケティングでも使えるところは、結構ありそう。

    コンテンツの重要性を示した「粘りの要素」は、元々意識されやすが、他にも流行を使えるのは、特定の性質をもった少人数の人間であるという「少数者の法則」、「割れ窓理論」で知られる「背景の力」も面白い。

    もう1回読んでも良い本。

    次は、これに触発されて書かれたという、「アイデアの力」を読んでみようと思います。
    (パンフ作成とかにもかかわるので、こちらの方がダイレクトにマーケティングには使えそう)

    メモ
    ◆3原則
    ・少数者の法則
    コネクター、メイブン、セールスマン
    ・粘りの要素
    ・背景の力


    ・感情は感染する
    ・150の法則

  • 「爆発的なヒット」が起こる瞬間をティッピングポイント、と呼び、これが始動するには3つの法則がある、と著者は言っている。
    1.アイディアを伝搬させる人たちの存在(少数者の法則)
    口コミ伝染を仕掛ける人、マーケットに精通した人と説得の達人である人らがティッピングポイントの始動に不可欠である。また、著者は、大きな成果を生み出したいなら、これらに資源を投入すべきである、とも言っている。
    2.記憶に粘る(成功するアイディアの特徴)
    消費者を立ち止まらせ、広告を読ませ、覚えさせ、行動に移させる、消費者の記憶に残るメッセージを発信すること。
    3.背景の力
    ティッピングポイントが起こるには、時と場所の条件と状態に左右されること。
    また、ティッピングポイントを始動するには、始動させたい集団を多くても150人までで構成すべきだという。これ以上の人数だと、一つの声に同調し行動する構造が壊れてしまうらしい。

  • ルービックキューブ、たまごっち、ウォークマン、ツイッター、池上彰氏、iPhone...

    このような言葉を聞いて何を思い浮かべるだろうか?

    そう・・・これらは全て、いわゆる”ブレークしたもの”である。これらは、いったい何をきっかけに大きなブレークを果たしたのか? そこに共通性は見いだせないのだろうか?

    人気、売上、視聴率、学力、犯罪率、喫煙率・・・いわゆる”ブレークするタイミング”(本の言葉では”Tipping Point”「ティッピングポイント:転換点」と言っている)は、「どんなきっかけで起きるものなのか」・・・というテーマについて、様々な事実・データから考察をまとめた本がある。それがこの本だ。

    (続きは、こちら↓)
    http://ryosuke-katsumata.blogspot.com/2011/03/tipping-point.html

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