- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784870313958
感想・レビュー・書評
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「悪の・・・」シリーズの作者ということでこの本を見つけました。ここまで赤裸々に(得点までつけて)文学作品を批評した本を私は他には知りません。なのである意味とても貴重な本だと思います。個人的に好きな作家だった池澤夏樹や島田雅彦を批判されたのは少し納得がいきませんが(^_^;)
2000年発行の本ですので最近の本についても批評したものが読みたいです。
読んでみたいと思った本
小島信夫「うるわしき日々」
山口雅也 「生ける屍の死」
佐伯一麦 「ア・ルース・ボーイ」「木の一族」
矢作俊作 「あ・じゃ・ぱん」
町田康 「くっすん大黒」「夫婦茶碗」
有栖川有栖 「46番目の密室」
北杜夫 「楡家の人びと」
吉行淳之介 「暗室」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
賛否両論あるようだけど、乱暴であっても「点数」という1軸でぶった切って優劣をつけるという、普段本を読まない人にもわかりやすい評価方法に敢えて挑んだことは評価したい。
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07/20
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現代日本の作家を100人選び、その作品群についてそれぞれ100点満点で福田和也が評価する。
私はブックレヴューとして活用しています。本を買う時の参考にしたり、作家のバックボーンを調べるのにとても役立つと思います。
この本については賛否両論ありますが、私は賛成です。
ただ、ちょっと内容が古いのでこの10年で伸びてきた作家や発行された作品をカバーできていません。
わざわざ新しいのを買う必要はないが、古本屋で見つけたらぜひ買ってほしい本です。損はない。 -
有名作家の代表作が100点満点で点数付けされていて、ブックガイドとしてよさそう。高橋源一郎の『さようなら、ギャングたち』が気になった。
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賛否両論ありますが、日本文学界を俯瞰する為の手引きになります。
山田詠美『色彩の息子』に出会えただけでも読んだ価値はありました。 -
悪趣味だ。
しかし、何度も繰り返し頁を繰った。
役に立ちます。 -
保守的知識人福田和也の独断と偏見による、文芸批評。
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若干政治的だけれども、とても良いです。このフォーマットを採用したのはセンスだ。
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