マンガ金正日入門(2) 北朝鮮 将軍様の悪夢

著者 : 李英和

• 飛鳥新社 (2004年2月26日発売)

作品紹介・あらすじ

自称「偉大なる人格者」の"笑い"と"恐怖"に迫る。

感想・レビュー・書評

[talkingheadさんの感想 · 2023年10月10日]

50万部のヒットとなった前作に続く第二弾。前作はドキュメンタリー中心だったが、本作の前半はフィクションを盛り込んだギャグ漫画仕立てだ。“偉大なる将軍様”の全然偉大じゃない人格に光を当て、その上に何と彼が収容所に収監されるハメになる物語。鬼哭啾啾たる生き地獄を体験しても、将軍様に反省の二文字は生まれない。

後半は脱北難民の手記を題材に、彼らの悲惨な実態を取り上げる。中国に逃げても彼らに安住の地はない。いつ官憲の手がまわるか怯えて過ごす日々。人間として扱われず、ただ生き延びるために耐え忍ぶ生活。その惨状は筆舌に尽くし難い。

特に現在、自由北韓放送代表を務める脱北者で、元北朝鮮人民軍大尉・金聖民氏(本書では”成民”)の亡命体験はすさまじい。地獄を通過する過程で彼が垣間見たものは、北と結託する中国の薄汚いやり口だ。中国に人道精神があれば、もっと多くの脱北者が救われるのだ。氏は今年四月、他の五人と共にブッシュ大統領に面会した。他の五人とは拉致被害者・横田めぐみさんの母・早紀江さんと弟・哲也さん、瀋陽の日本大使館に保護を求めて駆け込んだ脱北者･金ハンミちゃん一家三人である。

[georgerockさんの感想 · 2018年8月26日]

北朝鮮、金正日のことが比較的わかりやすく。

[ホトケさんの感想 · 2014年11月16日]

フィクションもあるのか分からんが
129ページから目を覆いたくなる惨状。
「食べ物が無くて死にそうなのに、どうやって病院に行けるの？」

[Tonyさんの感想 · 2014年2月27日]

面白い

[山葵さんの感想 · 2013年12月2日]

マンガ金正日入門の続きかと思って読んでみたが、これはあくまで北朝鮮の「If」をテーマにしたもの。
事実をもとにしたものではなく、あまり読む意義を感じない。

[Vaniasさんの感想 · 2011年5月7日]

前半は金正日という人物をネタとしたもので、後半は前半よりはシリアス目な、収容所とか脱北者とかの実態といった、北朝鮮の住民に目を向けた内容。

[パル２パパさんの感想 · 2010年1月5日]

世間一般には全くといって知られていない、北朝鮮の将軍様。裸の王様たる事を理解されていないのを含み、世界的にも理解されていない。困った奴だなぁ。

[さやかさんの感想 · 2008年5月7日]

ある意味すごい人。

[takeoneさんの感想 · 2004年10月17日]

１作目に比べるとテンションが下がった感じが…