脳をめぐる冒険

  • 飛鳥新社
3.52
  • (5)
  • (5)
  • (16)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 52
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784870317277

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 母の薦めで。想像以上におもしろかった。
    コンセプトの脳×ファンタジーの冒険が、ファンタジー好きな私にとっては特に読みやすかった。
    主人公のカオルの考えと、自分の思いが重なるので、疑問を感じるポイントにもずれがなく、その点でもスムーズ。

    脳には身体の各部分から知覚を担当する部分がそれぞれある/運動感覚を司るホムルンクスが「出張」することがある→痛みを感じる位置がずれることがある/言語野は「流暢に言葉を出す部分」と「周りの言葉を理解する部分」が前後にある/ものの感じはクオリアといい、人はそれぞれに自分の世界をもっている/生きることそのものを司る大脳辺縁系/人格をひとつにまとめる前頭前野/高等動物なら季節など長いスパンで時間を捉えられる/海馬への信号が断たれると、新しい思い出がつくれなくなる。/記憶は海馬を通らずにできる→手続き的知識?

  • 主人公と少年が主人公の脳内を旅するファンタジー仕立ての脳の案内本。
    脳の機能毎にそこに適した案内役のキャラクターが登場し、読みやすい本でした。
    最後にほろりとさせられ、面白いけれどちょっと泣ける本でした。

  • これは面白かった。
    脳の事をファンタジー仕上げで解りやすく解説していると言う触れ込みですが、正直期待していませんでしたが、面白くしかも解りやすく難しい事が簡単に理解できました。

  • 脳のことをファンタジー仕立てで書いているとっても分かりやすい本。

    脳って、複雑でよくわからない。
    こころとの関係もよくわからない。

    でも知りたい。

    そんなときにと〜っても役にたつ一冊。

  • うぅーーん、まず第一に「羊」じゃないの?って感じです。タイトルから・・・。内容は、脳の事となんだか感情的(?)なお話との二本立て何だけれど、どちらもイマイチ中途半端な感じがしました。物凄く普通です。

  • 北熊本の「くまでん」で見かけた。脳の働きをファンタジー形式で。村上春樹の影響はこういうところにも。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

たけうち・かおる サイエンス作家。1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科、同大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学専攻、理学博士)。フリースクール「YES International School」校長も務める。著書に『99・9%は仮説』(光文社新書)、訳書に『WHAT IS LIFE? 生命とは何か』(ポール・ナース著、ダイヤモンド社)などがある。

「2021年 『人と数学のあいだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹内薫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×