貧困のリアル (家族で読めるfamily book series―たちまちわかる最新時事解説)

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  • 飛鳥新社 (2009年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (94ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784870319509

貧困のリアル (家族で読めるfamily book series―たちまちわかる最新時事解説)の感想・レビュー・書評

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  • もやいが担当したケースを複数紹介しつつ、社会問題である貧困層の実態について述べている。
    日本は本書に書いてある通り、一度落ちたら這い上がる事が難しいシステムであるので、そこは是正しなければならないと感じた。
    貧困に喘ぐ人々の苦労は、他人事として考えては行けない。私も含め、一般の人でもハウジングプアになる可能性は厳然としてあるのである。
    昨今、生活保護の不正受給が明らかになっている。しかしながら世の中には恵まれない人は確かにいるので、そういった人々のためには支援の必要性を感じた。
    もやいの貧しい人を救うという行為は立派な事であると思う。ただ、団体としてどうやって利益を得ているのか不思議ではある。

  • 『つながりゆるりと』を読んだあとに、名前の出てきた稲葉さんの本は図書館にあるかなと検索してみたら、まだ(?)『ハウジング・プア』はなくて、この本が出てきた。

    「家族で読めるfamily book series」(http://www.asukashinsha.co.jp/search/s1224.html)の一冊で、90ページちょっとの本である。

    ▼稲葉 …日雇いの建築現場で働いているおじさんたちも、ネットカフェ難民の若者も、不安定な仕事しかないから、住まいが安定しない。そういう意味では基本的には一緒です。派遣切りにあった人たちも同じなんですが、そこがなかなか理解されずにその時々の見え方だけが注目されてしまうだけなのです。(p.23)

    ▼冨樫 …もし、本当に自分の責任で貧困に陥っていたとしても、「じゃあ、どうしたらその人が元気に働いて稼げるようになるのだろう?」ということを考えるのが、社会の役割なのではないでしょうか?(p.80)

    ▼稲葉 …仕事は選り好みできるように、選択できるようにしなければならない。そうしなければ労働の質自体が落ち、社会全体の質が落ちるということになっていきます。(p.88)

    稲葉さんや冨樫さんの話を読みながら、前に『We』150号で紹介を書いた、岩田正美さんの『現代の貧困』を思い出した。

    ▼…もう一つ、岩田が強調するのは、貧困対策は貧困な人たちの権利を守るだけでなく、社会統合や連帯という面をもっていることである。それは、貧困と富裕、下流と上流といった社会の分裂を防ぎ、同じ社会に生きる人と人とがつながって「私たちの社会」を築いていこうとする際のもっとも大切な基礎となるものである。(「乱読大魔王日記」80回、『We』150号、p.51)

    *『We』150号(在庫あり)
    http://femixwe.cart.fc2.com/ca12/10/p-r12-s/

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