デートDVと学校―“あした”がある

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著者 : 高橋裕子
  • エイデル研究所 (2010年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784871684804

デートDVと学校―“あした”があるの感想・レビュー・書評

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  • 中学生・高校生だけではなく、「すべての」性を持つ人に読んでもらいたいと思った。
    「すべての」というのは、男性も、女性も、ゲイの人も、レズビアンの人も、特に性に対して興味もない人も含めて、すべての「人間」に対して。
    なぜなら、性と関わるということは、「人格」と深く向き合うことでもあり、人生、生命に対しても尊重し責任をもつことであるから。

    この本は、タイトル通りの、若者における男女交際、デートにおける性暴力の問題だけの狭い範囲を扱ったものではない。
    1~3章はそれに特化されて「デートの作法」なども扱っているが、4~5章は、人権としてのセクシュアリティや、性的に自立しているとはどういうことかといったことを扱い、中学生や高校生の生の声も紹介している。

    根拠のない性教育バッシングは、社会的・性的なネグレクトでもある。加害者にも、被害者にもならないために、しっかりとした教育は必要である。というか、自分自身が本書を読んで改めて反省させられることが多かった。

    高校生にとって、恋愛は幸せなことである半面、だるかったり、面倒くさいことでもあるという。
    恋愛とは、ただ、男の子と女の子が幸せそうにしている姿だけをイメージしてしまうが、そうだけではないというのが現状のよう。

    愛しているということと、束縛するということは同じではないということ。よく、アンケートなどで「束縛するのと、されるのとどっちがいい?」とかあるけれども、「それはなんか違うなあ」と思う。

    自分の身体、性衝動と向き合うこと。
    男子にとって、マスターベーションは歯磨きや洗顔と同じような日常動作であるが、それをしなければならないということでもないし、罪悪感を持つ必要もないということ。

    また、同性愛者のセクシュアリティについても。さまざまな性的な指向があって当たり前。
    GIDが思春期に及ぼした影響で、「自殺を考えた」率がおよそ70パーセントという統計を見てショックを受けた。
    このレビューを読んでいる人で、「ホモ」とか言って笑いながら差別する人がいたら即刻自らを恥じて反省し、やめて欲しい。

    「性」を通して人を傷つけることをしていないか。

    避妊の意義。いのちや、生き方についての責任があるということ。

    相手がいなくても、自分は自分として「自立」して生きていられるか。

    特に、男の性に対する感覚は浅はかであり、女性とは違うことを認識させられた。

    尊重し合える関係を目指すためにも、読みやすい薄い本なので目を通して欲しいと思います。

  • memo:例えば彼がムカついて壁を蹴ってきたら、それもDVになる。学生だからって軽く見ちゃいけない問題。

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デートDVと学校―“あした”があるはこんな本です

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