同級生 (EDGE COMIX)

  • 茜新社
4.40
  • (2004)
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  • (5)
本棚登録 : 8307
感想 : 681
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784871829687

感想・レビュー・書評

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  • 絵の素晴らしさ、ストーリー…
    BL史に残る最高傑作ではないだろうか。

    今後この作品を越えるものが出てくるとは思えない…

  • 男同士でカップルになるということで世間の目をリアルな問題として抱え込むので楽にファンタジックに逃げ込むことなく好み。凄く自然な恋愛の形で純粋だ。BLはもっとエロいものだという偏見があったことを恥じたい。

  • ほんとうは何年も前に読み終わっているし、それどころか何回か読み返している作品だけれども、本作に登場する佐条と草壁の何年か後を描いた「ふたりぐらし」を読んだら、読み返したい欲と愛を言語化したい欲に駆られた次第です。

    わたしは、男女のラブストーリーが主題の作品を捻じ曲げてでも男の子同士をくっつけて、あれやこれやをさせたい欲もないし(それを楽しむ人を批判したい気持ちもない)、腐女子こそLGBTの理解者だとのたまう人種は好きではない。一部ジャンルにおいては、これぞという推しカップリングはあるし、BLもさほど抵抗なく読める方ではあるけれども、腐女子かと言われると疑問。うだうだ何を言いたいのかというと、「同級生」は確かにBLではあるのだけれども、BLであることに価値があるわけではなくて、BLに抵抗がある人もすんなりと読めてしまうくらい、これはひたすらに純愛を描いたラブストーリーだと主張したい。

  • 繊細なタッチの画風と、タイプの違う男子高校生ふたりのこころの葛藤や思春期ならではのもどかしさにどきどき。
    一気に引き込まれて、シリーズまとめて購読しました。
    登場人物が「ふつうっぽくて」、とてもよいと思いました。

  • いつまでも青くずっととおく

  • ふたりの姿がずっと眩しくて。
    その光に目を輝かせるでもなく、暖かさに心踊るでもなく、色濃くうつる自分の影に気を取られる。
    振り返ってその暗闇を見つめてしまう私は、生きるのが下手だなぁと思う。

  • 星が5では足りない。マスターピースってまさにこういう作品と思う。ストーリーを知らずに絵だけ見た時 2人の魅力がわからず でも読んだら 彼らに心底惚れてしまいしばらく沼から戻れなかった。
    シリーズ全部 CDも映画も集めました。何度も読み返すと思う。

  • 中村先生の絵のタッチとお話の流れが大好き

  • この先の未来気になる

  • 大好き

  • 線が美しい。二人の未来が気になる。

  • 本を読んでいて味わう空気感というのは、線や空白から感じるものなのか、絵の中にいる主人公たちの視線や、仕草から受け取るものなのか。なんとも繊細で、久々に大好きな作品となりました。本棚にも並べたくてリアル本も購入。好きなものは好き。いいものはいい。そして眺めたい。
    彼らの素直な心の動きがじんわり自分にも広がって、柔らかい気分になりました。宝物です。アニメも見ましたが、この世界観が再現されていてよかったー。

  • 私のBLにハマるきっかけになった本。
    それから約一年で500冊近くのBLを読んだけどこれを越えられるBLにはまだ出会えてない。
    思い入れもあるぶんたぶん越えられない!

    とくに-春-の尊さよ!!!!!!!!

    言葉にならない
    「んーーーーっっっ(悶絶)」
    「ぐはっ」
    「だはーーー///」
    きゅーーーんっ
    はぁ…///
    うっ……(こみ上げる涙)

    心の中がうるさいうるさい…。

    今すぐ誰かに布教したい!
    一緒に共感したい!
    でもそんな人はいない。さみしい。
    2006年ぁ
    私が読んだのは2021年だけど
    古くさいとか一切ない。
    blanc~と比べても全然変わらないよね。
    素晴らしい。。
    大好き…明日美子先生のおうちの壁になりたい…

  • 名作。本当にこれがBL処女作?ってくらいです。
    学生特有の愛の重さと軽さが心地良いです。
    シリーズで成長していく姿を見るとなんだか親心になりました。甘いと見せかけて苦かったりします。

  • 5億点付けてる、心の中で
    特に私が好きなシーンはキスしてしまったときと喧嘩したシーン
    炭酸の効果を用いて、弾けるような甘酸っぱさと少し弾けるような刺激でキスと喧嘩を表していて何度読んでも泣きそうになる
    500回読んでもピュアッピュアな恋がしたくなる
    指先がぷよぷよするような恋愛が描きたかった、とはうまく言ったもので

  • 「まじめに ゆっくり 恋をしよう。」
    チャラ男までいかなくても 軽そうに見える草壁の生真面目さ、一生懸命さに 絆される。 行き違いを、そうなったきっかけを、そうさせた原因を自分の中に求める。
    Licht sein   光あれ。 
    佐条君のそばに草壁光君がいてくれてよかった。

  • 卒業式前日、はじめて入った映画館でこの映画を見て、大興奮して翌日(つまり卒業式の終わったあと)原作を買いに行きました。実は間違って同級生でなく卒業生の方を買っていたというオチがついていますけれども。

  • 高校生の二人が合唱の自主練をきっかけに急接近してから恋に発展してゆく、BL漫画の中では比較的有名な純愛系のお話です。
    恋、進路、すれ違い、全力投球。二人の空気感も絶妙でここぞというときにキュンとくるセリフや仕草を放ってくるところなどがたまりません。高校生らしい初々しさや青春が詰まっている素敵なお話だと思います。この二人の話は同級生、卒業生「冬」、卒業生「春」の全三巻構成になっていますので是非一気に読むのがお勧め。
    明日美子先生は妖艶で独特な絵柄であることが大きな特徴で基本的にもっとドロドロした話を書くことが多いのですがこの作品は徹頭徹尾ピュアな高校生です。
    最近興味が湧いたといったライトなBLファンでも手が出しやすい類の本としても有名(?)です。
    先生の絵柄が合わないという方には残念ながら話以前にお勧めしかねますが気にならない、寧ろ好きだという方であればぜひ手に取ってみてください。
    余談ですがサブキャラとして出てくるハラセンもいい塩梅に話を盛り上げてくれる人物で好感が持てます、スピンオフとしてハラセン主体の話も出ているのでお勧めです。

  • ただただ素晴らしいの一言。こんなにも心震わされ、心の底から好きだと叫べるような本に出会うのは久しぶり。チャラい攻めと優等生な受け、男子校の男子高校生という王道の展開ながら、やはり王道こそが良いよなあと。全編を通してとにかく青春の甘酸っぱさに溢れてる。草壁の告白メッチャかわいいなあ。最初ハラセンちょっとやなやつかなあ、と思ってたけどハラセンの話読んでこっちにも肩入れしだしちゃって辛くなってしまった。あとは俺に会いたいでしょ、のコマの破壊力ときたら…!はつ恋、で真っ赤になる草壁も可愛いし、リボンの話のところでちょっと泣きそうになっちゃったし。今後も何度も何度も読み返す心の一冊になりそう。続編もあるとのことでとても楽しみ。

  • 高校生という、子供ではないけれど大人にはなりきれていない彼らの、もどかしくて、きゅんとして、ほんのり切ない感じがグッときます。

  • 佐条くんがかわいすぎて。はじめてBLで萌えを感じた。
    いいな、少年。いいな、青春。
    受験でゆらいでて、まだ先行き決まってない、
    どうなるかわかんない刹那的な関係のようでいて
    このふたりなら永遠に続いていくような…夏だなあ、いいなあ。
    明日美子さんの絵がまず好きなので、もっと読もうとおもいました。素敵。

  • 中村明日美子さんの作品の中で、実は初めて読んだ本。

    独特の繊細な絵柄で、好みは別れるかなとは思いますが、絵柄を気にされない方なら読んで絶対に損はない作品です。

    パッと見軽い印象の草壁と、典型的優等生タイプの佐条。
    チャライ子×優等生の高校生恋愛モノなんてありがちなように思いますが、高校生ならではの甘酸っぱさだったり葛藤だったり、揺れる二人の心境が絵柄同様とても繊細に描かれていて、続く『卒業生』まで一気に読んでしまいました。
    高校生だからこそ真っ直ぐで危うくてでも激しくて、そういう想いは大人になると少し羨ましく思えるんだなあ、と……。

    心にグッとくる作品で、何度も読み返したくなる良作です。

  • まじめに、ゆっくり、恋をしよう。
    その通りにその辺の少女漫画よりもこの二人のほうがよっぽど純粋。
    薔薇で泣いたのは初めてでした。
    同性を愛することの葛藤や戸惑いもこのお話は丁寧に描かれています。
    BL系が苦手な人もそうでない人も読んで損はないと思います。

    買ってよかった!!

  • BL=エロ漫画 という私の定義を払拭した作品です。学生ならではの青い葛藤と心地良いもどかしさが印象的です。

  • 何度目の再読かわからないくらい読んでます。
    これからも、何度でも読むと思います。
    とにかく、好き。

  • 一気に読めた 青春って感じがすきだった

  • BLの教科書と言ってもいいんじゃないでしょうか
    わたしのバイブルです

    同性愛への不安だとか、思春期の心のもやもやを独特の空気感で描いています
    読んでいて本当にどきどきしちゃう漫画!

  • こんな綺麗な物語に出逢えるなんて滅多にないなと感激いたしました。
    一気に中村先生の虜です。

    BLの狭い括りで存在するのはとてももったいないなと感じます。

    物語に終始漂う甘酸っぱい恋心にキュン。とさせられっぱなし。
    男同士なんて現実ではアブノーマルな恋愛話、ありえない話なんですが
    なぜがこの物語には 日常 を感じました。
    男同士という関係性が、この物語の美しさをさらに引き立てているように感じます。

    何と言っても一番の魅力はやはり絵です。
    とても独特な香りを放っており何度見ても飽きない
    素晴らしい作品と思いました。

  • たまらない気持ちになる。とりあえず読み終わって地団駄を踏んだ。

  • やばいです。
    利人かっこよすぎる。かわいすぎる。

    萌えとは一体何たるかを、実感させられましたとも。

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著者プロフィール

二〇〇〇年に「コーヒー砂糖いり恋する窓辺」でデビュー。爽やかな青春物語からボーイズラブ、官能的な物語まで、多岐にわたる世界観で読者を魅了する。著書に『同級生』シリーズ、『薫りの継承』『あの日、制服で』などがある。

「2021年 『谷崎マンガ 変態アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中村明日美子の作品

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