想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (ネットワークの社会科学シリーズ)
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この作品からのみんなの引用
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人間の言語的多様性の宿命性、ここに資本主義と印刷技術が収斂することにより、新しい形の想像の共同体の可能性が創出された。
― 86ページ -
積極的な意味で、この新しい共同体の想像を可能にしたのは、生産システムと生産関係(資本主義)、コミュニケーション技術(印刷・出版)、そして人間の言語的多様性という宿命性のあいだの、なかば偶然の、しかし、爆発的な相互作用であった。
ここで、宿命性の要素は、決定的に重要である。というのは、資本主義にいかなる超人的偉業が可能であるにせよ、死と言語は、資本主義の征服しえぬ二つの強力な敵だからである。
― 82ページ -
国民とはイメージとして心に描かれた想像の政治共同体である——そしてそれは、本来的に限定され、かつ主権的なもの〔最高の意思決定主体〕として想像されると。
― 24ページ
みんなの感想・レビュー・書評
今月の16冊目。今年の70冊目。学術書。
はっきし言って全然何言ってるのかわかりませんでした。ただ有名な本なのでね、まぁ今更ながら、読んでみましたけど・・・。いやー、ほんと自分の勉強不足が露呈しました。ナショナリズムって難しい。もっとナショナリズムの本を読まないと、だめなんでしょうけどね。まぁあんまり興味もないとこだからな・・・。機会があったら、また読みます。多分。
2011 9/23パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。
そういや有名なのに読んでなかったな、と思い手にとったナショナリズムについての本。
今回はざーっと流し読んだだけ。
イメージは掴んだので必要に応じて再読する。
嘉悦康太先生推薦
グローバル化が進む今においてこそ、あえて「国家」や「国民」について考える。「国民国家」とそういった概念に基づく共同体意識は、あくまでも人々の中の「想像」上のもので、近代の産物に過ぎない、と論破する筆者が1980年代に記した本著作は、現代世界の諸問題を考える際に理論的枠組みを構築する上で、今なお読み継がれるべき古典である。
ナショナリズムを論じた代表的古典。授業の参考文献に出てきたので読んだ。 この本は、ヨーロッパ・アメリカ大陸・第3世界におけるナショナリズムの発生をそれぞれ分析し、その起源と流行を追ったものである。 ヨーロッパにおけるナショナリズムの発生が起こったのは、宗教共同体の衰退により、それまで当たり前だと思われていた価値観・生活・文化が衰退し、それらとは異なる考え方が生じたことで、「想像上... 続きを読む »
メモ
古典のようになっているけど、そんなに驚くようなことは書いていなかった。勝手な感想だけど。
国民はイメージとして心に描かれた想像の共同体である。それは限られたものとして、主権的なものとして想像される。この想像を可能にしたのは、資本主義・コミュニケーション技術・言語多様性とのあいだの相互作用があったから。特に出版資本主義の役割は大きい。出版語によって、遠く離れた地域のひとと同じ情報・話題・認識を共有できるようになった。出版言語がナショナリズムに一役買ったという指摘はおもしろい。出版語によって作られたナショナリズムはモデル化し、一般化した。クレオールナショナリズムについてはいまいちよく分からない。たぶん読み込めていない。
ナショナリズムの名著。
吉本隆明の方が似たようなことを早い時期に言っていたが。
同じ作者の新書の方もイイ。
「国」に属する限り、起源を知らない。
では済まされない。
近年、もてはやされるナショナリズムの根源が垣間見える。自分の「国」に対する考え方を改めることが出来る。
ナショナリズムというと、60年代的左翼的な意味での国家、特権階級による民衆抑圧的な権力装置を連想していた。だが、今回この本を読んで初めてネーションステート、国民国家という概念装置を知った。国語と資本出版業の発達によってひとつのネーションが、想像の共同体が、人々によって構成される。それにあぶれた貴族が、権力を取り返すために、周辺部に場所を移したのが、植民地支配、そしてそのための公定ナショナリズム。政治的で読みづらかったが、かなりおもしろかった。10.1-5.
ナショナリズムは想像されたものだと主張するアンダーソンの名著。想像の共同体がつくられる上での、スタートラインの共通言語、その共通言語を通した印刷物、新聞,雑誌などによる歴史や価値、文化等の共有、さらには無名戦士の墓や博物館、移籍等の想像の共同体の時間軸の連続性を体感させ、人々に永続的に存在していたかのように思わせる実体。
国家とは何かという質問に対し、領域、主権、国民などというシステム的な答えではなく、それは人々に想像されたもの=即ち本来は実体がなく、それぞれの要素に支えられているに過ぎないと答えるアンダーソンの視点はおもしろい。また文章表現も豊かで読みやすい。
それほど斬新なことは書いていない気がするのですが、なぜか大学院生のバイブルみたいな存在になっているとは思いつつも、それなりに楽しく読了いたしました。
ゼミの参考文献で読みました。国家とナショナリズムの関係を説いた一冊。グローバリゼイションの進むいまだからこそ読まなきゃです。
内容:ポストモダン的な発想でナショナリズムの「起源」と「種類と変遷」を書いた本。ナショナリズムの前にあったのは王権制と宗教共同体で、まず新聞と時間の観念の変化でこれらに変わるnationという考えができて・・・とかって始まるけど、最後のほうはだんだん怪しい。 感想:「国民とは想像された共同体である」と言っただけでありがたがるレビューも散見されるがそれも悲しい。ナショナリズムをイデオロギーとして捉... 続きを読む »

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