家畜人ヤプー 上 ポーリーンの巻

著者 :
  • 太田出版
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872330939

感想・レビュー・書評

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  • 日本人青年の瀬部麟一郎と婚約者でドイツ人のクララ・フォン・コトヴィッツは、墜落した宇宙船の中でイース人のポーリーンと出会い、未来世界に行くことに。二千年後の未来では、日本人は「ヤプー」と呼ばれ、白人の家畜にされていた…

    ストーリーの展開はそっちのけに、用語の解説が延々と続き、ヤプーの利用法を中心に、社会構造、風俗習慣、科学医療技術、はては古代日本神話の真実まで、宇宙帝国イースのあらゆることについて書かれている。(『完結編』のあとがきによると、真の主人公は麟一郎でもクララでもなく、宇宙帝国イース自体。)

    自虐的で露悪的な世界観はただただ圧倒的。「戦後最大の奇書」といわれたのも納得の、閲覧注意なユーモア小説。最高です。

    上巻は、ポーリーンとの出会いから、麟一郎が尿洗礼(ユーリナリ・バプティズム)を受けてヤプーとなるまで。

  • おそらく私の人生を大きく変えた一冊。
    どの部分の話をされてもすぐに話せるんじゃないかな。
    これ以外でハードカバーや文庫や漫画も持ってます。

  • ・・・エロい?すごい世界。面白いです。

著者プロフィール

1926年3月19日福岡県福岡市生まれ。
本名、天野哲夫。
旧制福岡商業を卒業後、満州特殊鋼鉄株式会社に就職、帰国して海軍に入隊。復員後は、風俗誌にマゾヒズムをテーマにした原稿を投稿する傍ら、数々の職業を遍歴し、1967年、新潮社に入社。同社校閲部に勤務しながら、小説・エッセイを書き続ける。風俗誌「奇譚クラブ」の連載をまとめた『家畜人ヤプー』が戦後最大の奇書として話題となる。
2008年11月30日逝去。享年82。

「2012年 『劇画家畜人ヤプー4【復刻版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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