オタク学入門

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  • 太田出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872332797

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  • オタクの基本技能(粋の目、匠の目、通の目)についての解説があり、勉強になった。巻末の「オタク文化論」が特に興味深い。メインカルチャー(ヨーロッパ,階級社会)、カウンターカルチャー(アメリカ、階級への反抗)、サブカルチャー(アメリカ、大人への反抗)。オタク文化(日本)は,何かに対する反抗にすぎないサブカルチャーとは別物である。その具体例として、歌舞伎とバレエの子役の扱いをあげている。こういう説明は、本当にうまい。岡田氏の芸風が96年に完成されていることに驚いた。

著者プロフィール

1958年大阪府生まれ。通称、オタキング。1984年にアニメ制作会社ガイナックス創業、社長をつとめた後、東京大学非常勤講師に就任、作家・評論家活動をはじめる。立教大学やマサチューセッツ工科大学講師、大阪芸術大学客員教授などを歴任。レコーディング・ダイエットを提唱した『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書)が50万部を超えるベストセラーに。その他、多岐にわたる著作の累計売り上げは250万部を超える。現在はYouTuberとして活動し、チャンネル登録者数は90万人を超える。

「2023年 『誰も知らないジブリアニメの世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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