- Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872333084
作品紹介・あらすじ
ミスチルはなぜ日本の音楽シーンに革命を起こせたのか?桜井和寿の持つ傷とは?小林武史の存在とは?そしてミスチルの将来に待ち受けるものとは…?メンバー、関係者の発言から初めて明かされるミスチル音楽創造の秘密。
感想・レビュー・書評
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ミスチルの青本。
Mr.Childrenの音のどこに自分が惹かれるのか、を考える本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2019年11月20日読了。「深海」発表直後くらいまでの、Mr.Childrenの音楽の独自性・桜井和寿の特異な感性について音楽理論をベースに分析した本。Cキーの曲に現れるD7のような「転調コード」、4度音から歌う「ファミレド」のメロディ、Ab→Bbの展開、などの「ミスチル節」は小林武史とのプロダクションにより生み出されたものも多いが、これが「どうしても出てしまう」桜井の天才の無意識のなせる技、ということか…。非常に腑に落ちる分析本。この本に書かれていることを知らなくてもミスチルの音楽にドキドキ・切なくなることはできるが、その裏にこれだけの独自性・工夫が盛り込まれているということを知るのは世界の裏側を覗くようで面白い。アルバム「深海」が抱える弱さをコンセプトアルバム風に仕上げることで覆い隠そうとした、という分析は、自分がこのアルバムを初めて聴いた時の「あれ?」という感覚にも近く納得。最近のミスチル曲はどうなんだろうねえ。
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桜井氏がなぜ凄いのかをミョーに理屈っぽく解説。
音楽理論からのアプローチ。
ミスチルが本当は好きなのに、声を大にして「好き」と言えないヒネた大人達へオススメ。
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僕のコンプレックスkeyCの曲でコードがトニックでメロディがファ(所謂アボイド)を唯一肯定してくれている本。だってこの間の「しるし」のサビ頭のファってめちゃくちゃ気持ち良いじゃない。理論以外の精神論的な部分も個人的にすごく好き。
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音楽理論を勉強して、その知識は必要ないものだと気づかせてくれた本。
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ミスチル大好き〜☆きゃー桜井さんかっこいー!!
……ってだけの人は読まないほうがいいです。というのも、この本はミスチルの音楽についてかなり詳細に分析している本で、音楽の知識がないと意味が分からないと思います。特にコード進行が分からないと無理です。だから、ミスチルが好きで音楽に詳しい方にはオススメ。 -
ミスチルの音楽は何故せつなく心に響くのか?音楽理論を織り交ぜながら解説しています。興味深いけど読んでいて難しい感じだった。