- Amazon.co.jp ・マンガ (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872336733
感想・レビュー・書評
-
オチまで完璧。これぞ駕籠真太郎。まったく飽きないですねぇ、最高です。表題作「大葬儀」を含む短編集ですね。駕籠先生お得意の、色々な性癖の人がどんどん出てくる、性癖の大渋滞みたいな話が多くてとても満足です。みんな生き生きと性を謳歌してる感じがまたいいんですよねぇ。「陰惨」な感じのエログロではなくて、あくまで快活としたエログロの中での表現に惹かれるんですわ。(だから「DISC」は雰囲気ちょっと違ってて新鮮でした)
「大試練」でアリス倶楽部の朗読するのには笑いました。そういう細かいとこ、好きです。
私は後半の話の方が刺さる話が多かったですね。「遠目塚先生の優雅な愉しみ」「西川ちえりの愉快な仲間」「DISC」なんかは刺さる刺さる…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
以前は期待しすぎたせいで「超電脳パラタクシス」を楽しめなかったが、本作は十分に楽しめた。
いわばアイデア一発の出落ちを、ひねったりねじったり折り曲げたりして楽しむ、という作り。
徹底的な思考実験というか。
淡々としたコマ割がその作風にぴったり。
山本直樹の親戚として読んでもよさそう。 -
もっとオタンビな雰囲気だと思っていたのでそこはちょっと残念でしたが、タイトルは好きです。
-
ほとんど性的な短編。
棒は穴の中に入って気持ちいい。
それがどんな穴でも。
右手の骨の抜いた手の穴でも。
この駕籠さん作品は個人的に1,2位を争う名作。
エロとグロは表裏一体。
エロスとタナトス。
リビドーとデストルドー。
人間はセックスするか死ぬかしかないのだから……。 -
短編集。
「大葬儀」「大蒐集」「大試練」「大終末」「大酔狂」「紺野しぐれの幸福なる日々」「遠目塚先生の優雅な愉しみ」「西川ちえりと愉快な仲間」「DISC」以上9編。 -
カゴシン漫画は、ダルマとかウンコとか病気とかでグロいんだけど、なーんか暗く重たい気分にはならないのです。手足がモゲようと人が死のうと、何が起ころうと淡々としていて、『別にたいした事じゃ無いー』って思って読めて軽くて良い。カゴシン大好き!!
-
えらい事になったな!!
-
駕籠 真太郎はこれから長く向き合っていこうと思う、彼は深い。
私は、彼の世界観をどれだけ知る事ができるかわからない。しかし、彼の非凡さは顕著に現れている。まずは大葬儀を読んでみてはいかがだろう? 世の中がもっと広く、また残酷に見えるに違いない。