アトピーの女王

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著者 : 雨宮処凛
  • 太田出版 (2002年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872336962

アトピーの女王の感想・レビュー・書評

  • 発売当初は流行ものに乗っている気分が嫌で読まなかったのだが、研究の中で、あれだけ話題になった本を読んでいないのはどうかと思い、読んでみることにした。

    身につまされる話である。著者自身がきちんとした脱ステを経験していないことも、私にとってはかなり安心して読める要因となっている。文中でも触れられているが、アトピー患者には序列がある。私は脱ステの経験がない。入院の経験はかろうじてあるが、ステロイドを使って1週間でさっさと退院した。患者序列の中では、たぶん中の下くらいじゃないだろうか。よくて中の中といったところ。だから研究なんてする余裕があるんだろう、なんて自虐的に考えてみることもある。だからといってアトピーがつらくないわけでもなく、時と場合によるが、皮膚科に行けば即座に重症、最重症と診断されてしまうようなアトピーを経験してきている。脱ステをしていなくても、アトピーはつらい、大変だ、と叫ぶことは可能なんだなぁ、と少し安心した。

    一番共有できたのは、母親との関係だろうか。うちの母も散々、私のシーツを換え、降り積もった皮膚の粉を掃除していた。高額のものに手を出すことはなかったが、何かよくなる方法があると聞くと、疑いながらも結構手を出していたようにも思う。一人暮らしになってからは、電話で話すといつでも「(具合は)どう?」と聞かれるのが嫌だった。「よくない」なんて言えば布団を干せとか掃除しろとか、きちんとした食事を摂れとか、そんなことを繰り返される。もう、アトピーなんて考えたくないのだから、放っておいてくれ、と思った。今でも思う。すごくよくわかる。

    この本、オビに「副作用なしの読むクスリ」とある。別に読んだからってよくなるわけはないし、一度読んだら繰り返し読もうとまでは思わないが、それでも一読の価値はあったと思う。

  • 土佐清水やら、薄場やら。
    脱ステロイドやら、プロトピックやら健康食品やら。
    医療不信。

  • 重度のアトピーを背負った著者のエッセイ。

  • アトピーひどすぎ…。「軽いアトピ」の人は周りにもいるけど、ここまではいない。しかも長々治療人生を続けて、最後には「治りました」と大団円になるかと思えばそうでもないし、女王というからハッピーエンドかと思ったのは勝手な期待だった。アトピーの人には勧められない。

  • 自分も少しだけアトピー体質ということもあって、手荒れの苦しさとか共感するところが、多々ありました。
    結局はアトピーを治すことを諦めた人の本ですが、これを読んで、少しだけ気持ちが楽になりました。

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アトピーの女王はこんな本です

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