暴走するインターネット―ネット社会に何が起きているか

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著者 : 鈴木謙介
  • イーストプレス (2002年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872573022

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暴走するインターネット―ネット社会に何が起きているかの感想・レビュー・書評

  • 刊行当時、東京都立大学博士課程に在学していた著者の第一作です。ネット掲示板やブログといったインターネット環境の整備によって生じた新しいコミュニケーションが持つ意味を、社会学的な視点から考察しています。

    刊行から10年以上が経った現在では当たり前のことでも、刊行当時にはていねいに解説する必要があったのかもしれませんが、具体的な技術や事例の紹介や解説に多くのページが割かれていて、それらがもたらした意味についての考察が十分に展開されていないような印象を受けます。

    それでも、特に、リスク社会やアーキテクチャをめぐる問題に対する著者独自の切り込みの方向性がすでに明瞭に提示されており、後の『ウェブ社会の思想』や『ウェブ社会のゆくえ』(ともにNHK出版)に展開されていく著者の関心の出発点がうかがえるという意味で、おもしろく読みました。

  • 実はこれ、12年前に出版された本である。
    こういう本は出版されたらすぐに読まないと、どんどん情報が古くなってしまう。
    事実、これが書かれた時点では、ブログはまだメジャーなものではなかったし、スマホもなかった。
    iモードが華々しく出回ったころのおはなし。

    けれど、私は今読んでよかった。
    職場で使用するシステムがどんどん新しくなり、それにつれてパソコンの勉強も少しはせざるを得なかったり、家でインターネットをするようになったりした12年前にこの本を読んでも、全然理解できなかったと思う。
    今読んでも、100%理解できるかと言われると、もちろんできないけど。

    全体が3つのパートに分かれている。

    一部は、インターネットの成り立ち。社会的な意味のインターネットについて書かれている。
    二部は具体的に、出会い系サイトとオンラインショッピングを中心に。
    三部がこの本の本筋であろう、インターネットとコミュニティについて。

    一部については、勉強になりました。
    スタンドアロンからネットでつながるパソコンへという流れ。
    情報の伝わり方。
    体験した人のリアリティと、情報を集約した後のリアリティ。
    情報を商品として売るということ。(付加価値のない情報は当然売れやしない)などなど。

    二部。
    個人情報を守ること。自分の情報を発信していくこと。
    この矛盾する行為が悪用されることのないように、いかにシステムを構築していくか。
    情報管理の徹底と、情報監視への警戒。

    三部。
    公の場であるネットという空間で、個人サイトという私的な情報発信が行われ、個人サイトという私的空間の中でなされる発言(書き込み)は、世界に対して公開されているという構造について。
    これは、つまりブログとはいえある程度の覚悟は必要だぞ、ということですよね。

  • 初版が2002年。11年前の分析が現代にどう活かせるか検証できるという感じ。この分野で10年は遙か昔ですね。恐ろしい。

  • だいぶ古い本ではあるけど、面白かった。
    インターネットが生まれたことによって変化した社会について、社会学の概念を用いながらわかりやすく説明してくれている。

    社会学の入門書として読める本。

  • 私が鈴木謙介さんを知った最初の本。衝撃をうけた。今読んでもけっこう面白いよ。

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