反社会学講座

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  • イースト・プレス (2004年6月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872574609

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反社会学講座の感想・レビュー・書評

  •  「社会学」、僕らは気づかないうちにこの怪物に飲み込まれているという事実に驚かされるのがこの本。
     社会学上の統計とかそういうのって結構説得力があるんだけど、ちょっと待てそれは危ないぞ、というのが大まかな主旨だ。

     吉田戦車のパワフルな表紙にとどまらず、中身もかなりエキサイティング。意外と深刻な話題をテーマにしているのだが、かなりわかりやすく書かれている。著者はあい間にギャグをはさみながら語るのだが(時にそれがうざったいくらいなのだが)、その手法が面白い。
     つまり著者は、今の社会学のここがおかしいんだ!と単純に糾弾するのではなく、あなたたちの方法論だとこういう事も言えてしまうのですよ、とおちょくっているのだ。

     世の中の面白い見方がわかる本。

  • 配置場所:2F書架
    請求記号:361||Ma 99
    資料ID:W0131404

  • 朝の礼拝で紹介された本です。

  • スタンダード 反社会学講座
    ttp://pmazzarino.web.fc2.com/index.html#mokuji

  • メラビアンの法則が嘘だとかいろいろ書いてある。いろいろ参考になった。社会人がスーツを切る理由とか挨拶をしないといけない理由など。

  • 知識・ノウハウの相続というところを読んで「ロバートキヨサキ」を思い出しましたがその後本書にもロバートキヨサキと金持ち父ちゃんの話があり、笑えました。

  • 「イギリス人はふにゃふにゃ」、「昔の日本人は偉くなかった!」などの一刀両断は読んでいて気持ちが良い。

    まぁ、マスコミが発表する類いのものが、どれだけ適当なリサーチで作られているのか実感。

    大事なのは、その数字に惑わされないで背景を深く探ること。

  • そこらじゅうにある「ふれあい○○」に気持ち悪いものを感じていたが、こんなことも調べるとオドロキの結果がでるのね。データで語られるのでまんまとのせられてしまう。それがダメだと著者はいうけれど。

  • 我らが卓郎さんがブログで紹介していたもの。面白かった。こういう『世論に騙されるな』みたいな本、好きだわ。でもこの人はきっと、自分が書いていることでも、素直に信じちゃダメよ、と言ってるんだと思う。関係ないけど、「日本人とユダヤ人」を読んだときを思いだした。面接の練習で最近読んだ本として挙げたら、先生に別なのにした方がいい、って言われたよな。これも面接で答えちゃまずそうな本だ。日本人は江戸時代からフリーターが多いとか、金持ちの道楽息子にたくさん金を使ってもらって公平にするのだ、とか面白い。続編も読んでみよう。

  • ※感想は2004年の初読時のもの

     できがいい章は、すでに社会学自身や経済学側からとか、他の人から批判があったところです(苅谷剛彦とか、松谷明彦とか)。視点はいいんだけど、ツッコミはアマアマです。でもそんなことはどうでもいいんです。とにかく勢いがあって、ぱらぱらめくっただけでなんかしったかできそうなにおいがするのが素敵っす。
     なにより表紙がいいですね。吉田戦車。しかも1色鉛筆書き。そこにそこどけじゃまだといわんばかりの大いばりで、明朝体の「反社会学 講座」(反社会学、で行替えするのもいい)。白地の表紙だからこそ、見返しはまオレンジではではでに。目次の前に、こけおどしの警句を一発。くそ。遊びやがって。楽しいだろうなぁ、こういう本つくるのは。
     
     というわけで、正直、いい本です。『完全自殺マニュアル』とか『磯野家の秘密』とおなじ意味で、すごーくいい本です。読者としては★3つ。作り手としては★5つ。で、★は間をとりました。これはシャレの本なんだから。「社会学の本」として評価するのはヤボってもんでしょ。天晴れ。

  • 愉快な語り口で読みやすかった。「反・社会学」というよりもむしろ「反社会・学」という印象。だがこれは、読者がどのような「社会学」の環境に属しているかで変わってくるものだと思う。個人的には、冒頭の「注意」でも述べられているとおり、社会学の視座を用いた入門書的な側面もあったように思う。

  • 「反社会学の不埒な研究報告」 パオロ・マッツァリーノ 二見書房 2005年

    面白かったです。
    「武士道」「葉隠れ」は読んだことないのですが、これらがありがたがられていることは
    よ~く知ってるので、世間のブームのいい加減さを知る手段になるかもしれません。
    古典は古典として楽しむことは本当に大切なことだと思います。
    でも、現代でそれらをソースにして、自分の生活に役立てている人は頭がよいかもしれません。
    それをありがたがって、万が一成功したのなら、それもありかもしれません。
    でも万人がうまくいくはずもないのでしょう。

    186ページの「武士道は忘れた頃にやってくる」で「日本/権力構造の謎」
    カレル・ヴァン ウォルフレン 早川書房 1994年について触れていますが、
    外国から見た日本ということでも興味深いですし、
    「論理的に思考したり、当を得た質問をしないように(子どもの頃から)教育される」と
    いうのは納得してしまいました。
    「和を乱すから許されない」なるほどね~今の職場で当てはめると、わかりやすいわ~
    読んでみるべきか、いやますます暗くなりそうなのでやめとくかな。

    先日、テレビで放送していた「北の零年」も納得な章でした。
    サムライ(男)の人の役立たずっぷりに頭がイタイ。ま、それが狙いの映画なんでしょうけどね~

  • 反社会学も社会学のウチ、という最初に書いてあることさえ読み取れていないアマゾンのレビューを見ながら嫌らしい笑みをうかべるという楽しみ方が出来る本。著者の確信犯っぷりはイタリア人というよりエゲレス人。

  • 題名からして堅苦しいかと思ったら、むしろ逆。作者紹介は事実を書いているのかあやしさまんてん。読み終わった後皮肉の達人になれそうです。でも、言ってることはものすごく共感できた。

  • 自分以外の誰かのせいにしたいという要望を叶えてくれる社会学をぶった斬る。肩のチカラを抜いて、クスクスしながら読むのがいいようです。

  • 「反社会学」と銘打ってはいるが、実際は社会学的な分析で世の中の欺瞞を笑い飛ばすという内容。語り口が軽妙で楽しめるが、 ちょっと狙いすぎというか、あざといね。だいたいこんなイタリア人いるわけない(笑)。

    内容については、まあ知ってる人なら知ってるレベルの話ばかりだけど、とにかく語り口が巧い。毎章末の「まとめ」 も毎度うまくオチていて、社会学の勉強というより面白い文章の書き方の勉強になった気がする。

    こういう軽いスタイルの本は読む分には面白いのだけれど、えてして誠実さに欠けがちだ。というのは、真面目に批判すると 「またそんな堅いことを~。そんな批判されるほど真面目な本じゃあありませんよ。」と逃げることができるから。つまり「言い逃げ」 ができる。(実際に逃げるかどうかは分からないけども。)
    Webサイトの連載が元になったとのことだけど、さもありなん。サイトにはQ&Aのページがあるのだけれど、 そこでは極端にデフォルメされた批判者が登場し、その批判を冗談交じりに巧くあしらうという構図ができていたりする。 このあたりも面白くて見事だ。
    (万が一著者がこの記事を読んで反応するとしたら、そのコメントは「いやあ、そこまで深読みされちゃうとはびっくりです。 私ってすごい戦略家だったんですね~。」って感じかな。)

    まあ、そのあざとさのおかげで本が売れて=一般に浸透して、 世の中の欺瞞に一人でも多くの人が気づくようになればそれでいいんじゃないかと言われると、いや全然いいですと言うほかないのだけど、 そこに少しばかりの嫌悪感を感じるのは仕方ない。

    その少しの嫌悪感とあとひとつ「惜しい!」という読後感を差し引いて、評価は星3つ。どう惜しいのかというと、 なんか近所の物知りおじさんがウンチクを語るレベルを超えていない気がするあたり。
    これは内容の質や語り口がどうというよりも、1つ1つの素材に対する掘り下げさが足りないからだろう。 講座という形式上やむなしかもしれないけれど、どの章も「広く浅く、統計処理」で終わっているので、 著者自身がどこに軸足を置いているのかが見えなかった。(そもそもそういう本じゃないか。)
    それを除けば、本書は十分読む価値のある良書だ。一度、本書の著者が1つのテーマをとことん掘り下げた作品を読んでみたい。

  • (★1は「読む人を選ぶ」という意味です)
    「既決の結論から、主張に合うデータを取捨選択することで、スキーマはいかようにも変えられる」社会学への批判を、社会学的手法で行っている意欲的な1冊。

  • 「ふれあい」という言葉がどの様に乱用、悪用されてきたか、新聞記事などを遡って追及していくのだが、導入部で都道府県別スナック「ふれあい」件数調査をパワーポイントで図示する等、作者のアイデアには爆笑!!ユーモアとインテリジェンスに溢れた1冊。

  • 結局だれなんこいつ。

  • こんな痛快な本はなかなかない。
    非常に論理立った筋道で、次々に批判していく。
    読んでてスカッとするので、オススメです。

  • 面白い本は?と聞かれれば、迷わずこの一冊!この本をきっかけに、とある人と知り合ったし・・・。不思議なご縁もあるもんだぁ~。

  • いわゆる社会学で言われていることが如何に間違っていて、意図によって歪められたものであるかをの示している。
    過激な語り口が面白い。人の言うことをうのみにしない批判的な考え方はとても重要。理由や結果に至る思考の過程を理解せずに結果を信じるべきではないというのは常に正しいと思う。
    ただ、著者の反論自体もデータをきちんと示しているのは一部のみで、多くは個人的な見解の補強に統計や記事を使っている点ではそれほど変わらない。様々な観点から、特定の立場や利益から独立して、現象を分析・予測することの本質的な難しさなのだろうか。

  • 社会学者を揶揄し、犯社会学を説くが、実はその論法も社会学者の論理だったりする。
    最近の少年は凶悪と言うが、昔の少年の方がもっと凶悪とか、
    今の若者だけでなく、昔の若者も勤勉ではなかったとかをデータで示します。
    まあ、新聞やテレビで偉そうなことを行ってる社会学者についても疑うことが大事ですよと。

  • 参考文献からもわかるように、基本的には『「社会調査」のウソ』(文春新書)と同じ、世の中の社会科学がいかにウソっぱち(というと語弊があるけど)であるかを説明する流れを継承している。

    その内容の性質上、2冊とも皮肉も交えた(かつ軽い)文体となっているけど、こっちの『反社会学講座』の方がお笑いに重きを置いていて、ある意味ネタ本のような構成になっている(下ネタあり)。

    ところで社会科学そのものがいかにお笑いであっても、それが世の中の議論のたたき台となっている以上完全に無視することはできない。またいかに社会科学がお笑いであっても、そのことをわからせるには同じ土俵(同じ社会科学という枠内)で論駁しなければ、なかなか認めてもらえないのも事実であるように思う(確かに外から見てるから言えることではあるんだけど)。

    そういう意味ではただ外から難癖をつけただけのように見えてしまう、つまりネタ本としての域を脱出し得ていないんだけど、著者としても端からそのつもりで書いたのだろう。著者自身「人間いいかげん史観」を支持しているわけだし。それにそういうスタンスは物事を客観的に見る上でも必ず必要になってくるから、僕はこの本を好意的に受け止めたい。3寄りの4で。いろいろ言ったけど、読んでて普通に面白いです。
    (2006年04月23日)

  • 卒論で統計見るときの役に立つか、と思って借りた本。
    まあ、要するに事実だろうとどうだろうと言い方次第で言うた者勝ち、てとこですね。
    本来科学的なはずの統計(統計の取り方もあるけど)も用い方1つでどういう意見にも誘導できる、と皮肉とユーモアと漫談で喝破する様に喝采を送りたくなりますが、じゃあ情報収集力に弱く、かつ情報整理力に欠ける私のような人間は一体何を信じればいいのやら…と自己卑下を趣味とする私などは心が弱くなって後ろ向きになってしまいます。
    が、ここは作者の言うようにスーぺーさん(スーパーペシミストの略)にはならずに、せめて一生懸命くよくよするにとどめたいと思います。
    顔が緩むのをどうしても我慢しきれない箇所が多々あり、何度うつむいたり外を見る振りをしてやり過ごしたかしれません。
    不審者と思われる危険性を避けるためにあまり人混みで読むのはやめた方がいいでしょう。

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反社会学講座の作品紹介

オトナ社会の紋切り型にメスを入れる「反常識の知」。面白くってタメになる、禁断の知的エンターティンメント!反社会学の目的は二つです。第一に、社会学という学問が暴走している現状を批判すること。第二に、不当な常識・一方的な道徳・不条理な世間体から人間の尊厳を守ること。

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