- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872577686
感想・レビュー・書評
-
ピッピという高性能預言者ロボットの中にひとつの人格が形成されたことによって、彼は自我を持ってしまった。未来を知るということは果たして人間にどのような影響を及ぼすのか。
自分の中の人格(タケオ)と会話することによってピッピは疑問を持つことを覚えます。ならば人間とロボットの違いとは、「なんで?」と問うこと、この一点なのかもしれない。
『プルートゥ』思い出した。2巻も読みます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
未来を正確に把握したい人間の欲求と、それが満たされてしまった時に人間は恐ろしい未来を迎えることになるのでは、というそんな逆説。またそれを描き出すのが子どもの形をしたピッピというところに、薄ら寒さを感じる。
-
とても深いSF。哲学的。原題が「兆し」ってところからしてシビれる。元々ギャグ畑の人が、こんな方向に吹っ飛んで行って、しかも傑作をものにするだなんて、寡聞にして聞いた事がない。本当に惜しむらくは極めて単行本の発刊ペースが遅いこと。完結させてくれよ、頼むから。
-
緻密な絵柄でないのが寓話性を高めている。
-
未来とは、言葉とは、人間とは…普段何気なく信じている事に揺さぶりをかけてくる感じが恐ろしい。
-
パンドラの箱、ですね。完結すら危うい傑作
-
くそー続きが読みたい!!!!