- Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872578348
作品紹介・あらすじ
天災や飢餓に苦しむ平安時代の京都。都のシンボル羅生門にも盗人が住み、死人が捨てられ荒廃していた。屋敷をリストラされ路頭に迷う使用人が、死人の髪の毛を盗む老婆と出会い、生きるための手段を模索する表題作「羅生門」。その他、大正文壇の寵児が今昔物語を題材に描いた「王朝もの」と呼ばれる作品全3編を漫画化。
感想・レビュー・書評
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「羅生門」「偸盗」「藪の中」
芥川龍之介はおもしろいかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まず短編集なのを初めて知った。
表題は1番初めのものだが、マジで気色悪い内容だった。ホラーすぎる。いや、こんな話が生み出されて後世に継がれるってのが不思議。文才が際立っているのだろうと推測する
『鼻』が夏目漱石に絶賛されて、教職のかたわらこの短編集を刊行。しかし、薬物自殺、享年35歳。本当に人生はわからない。 -
絵が特徴的すぎるなあ。
羅生門、偸盗、藪の中。
荒れ果てた京都を舞台にした物語3編が収録されています。
殺伐とした物語はすべて、民衆を顧みない政治が生み出したものなんですよね。
国が、京が豊かであればこんなことは起こらなかった。
切り捨てられたものたちの物語。
それを読み楽しむ私たち。 -
羅生門 偸盗 藪の中 3話収録
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2018/07/31読了
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芥川龍之介がこんなに面白いなんて知らなかった。
それを教えてもらったので星⭐️5 -
今昔物語を題材に描いた「王朝もの」と呼ばれる作品全3編、個人的には「藪の中」が構成展開とも面白いと思う。
芥川龍之介の入門書としてはいいのではないだろうか。 -
まんがで読破を読み切るシリーズ。羅生門、偸盗、藪の中の三部作。羅生門自体は読んだことがある気がするけれど、教科書で読んだだけなのかとも思ったり、杜子春や蜘蛛の糸と記憶が混ざっていたりするから、それらが一緒に載った文庫だったのかとも思って見たり。
今昔物語をベースに芥川が近代小説に。結局、誰を信じたらいいんだよっていうのが、共通しての感想。 -
芥川の短編、羅生門・偸盗・藪の中を気軽にマンガで読めます。
羅生門って、建物のことだったのか。