罪と罰 (まんがで読破)

  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872578355

感想・レビュー・書評

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  • 自分だけが正しいと思い込むのは病、という最終章の言葉が深かった。まるで世界大戦を予言してるような言葉だな、と思ってしまった。

  • 漫画で読破!ということで、あっというまに読破できた。
    自らを「天才」と称し、正義のためにと意地悪な金貸しのお婆さんとその妹を殺害したロージャ。完全犯罪をやりとげながらも、激しい苦悩に襲われるようになる、という話。

    自分こそが正しい、と思い込むことこそが、あらゆる罪の根本なんだなって思った。
    ラストの、人々がみな自分を正義とする世界の悲惨さに絶望した夢から目覚めて、傍らにいるソーニャの愛に気付き、再生への道を歩んでいくところが印象的だった。
    悔い改めるってこういうことなんだなぁ。
    きっと内容はかなり端折られてると思うんだけど、かなりの充実感。いつか原作とも読み比べてみたいな。

  • ●自分は天才だと勘違いしてる人間が悪い事をし、潜在意識の中にいる自分が主張するので、その主張に耐え切れず自首し、罪を償う話。

    ・仏教でいうところの罫礙にあたるのかな。
    ・どんな事であっても人を殺してはなりませんね。

  • 学生時代普通に挫折したのと。10円だったので購入。主人公の考えと実行後の苦悩がよくわかり面白い。あー、こんな話だよねくらいのレベルになれるのが良いところ。

  • かなりコンパクトにまとめてあるので、わかりやすく、短時間であらすじを把握することができる。ただ、読んだあとに余韻を残すので、吸収する時間もいる。何度か読むと、そのたびに思うことが違いそうな本。

  • まんがで読破を読み切ろうシリーズ。罪と罰は海外文学の名著も読んでみようって買ってみたものの、そのまま積読。駐在の上海にも持って行って、持って帰ってきて。その後の度重なる引越のどこかのタイミングでブックオフに行ってしまっておりました。
    重たそうだったので、結局原著を開けることが出来なかったわけだけれども、まんがにしたって、重いものは重い。
    天才だったらなんでもやっていいのかよと思ったりもしながら、推理小説なのか、宗教を説く話なのか。
    「まんがで読破」シリーズでたまにある、現代の話を交えたエピローグ。あれ、余計な気がする。

  • 面白かったですよ。

    20161227

  • 英雄は結局全て許される、殺人は悪か?悪事の一つ二つ正義の為なら許される。ラスコリニコフは自らを天才だと過信し自分が貧乏で金がない現状を打開するには、強欲な金貸しババアを殺し金を奪っても許されると思い込み、念入りに計画を立て作戦実行するのだが、ババアの妹から殺害を目撃されババアの妹までも殺害してしまう。ババアの妹は誠実で優しい女性だった。完全犯罪になりそうだったのに切れ者判事から目を付けられ段々とラスコリニコフの精神は衰弱していき…娼婦のソーニャの存在に救われるのだが、正義もそれぞれの立場で価値観が変わるものだとラスコリニコフは夢で見た新世界で気付く。最後に人生には堪え難い苦しみと限りない幸福があると知る。ラスコリニコフの極悪人になれない精神衰弱していく様子が見応えあった。

  • これまたサクッと読めていい感じ。

    マンガなんだけど、
    読後はそれなりの重みを感じることができる、
    でも小説に比べたらやっぱやや軽い(笑)感じ。

    満足です。

    20090520

  • 漫画ということで読みやすかった。

著者プロフィール

(Fyodor Mikhaylovich Dostoevskiy)1821年モスクワ生まれ。19世紀ロシアを代表する作家。主な長篇に『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『未成年』があり、『白痴』とともに5大小説とされる。ほかに『地下室の手記』『死の家の記録』など。

「2010年 『白痴 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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