罪と罰 (まんがで読破)

  • イースト・プレス
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感想 : 99
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872578355

作品紹介・あらすじ

頭脳明晰な青年ラスコリニコフは独自の倫理観に基づき、強欲な金貸しの老婆を殺害し、目撃者のその妹まで殺してしまう。想定外の事故、良心の呵責、警察の捜査の影に怯え始めるラスコリニコフ。自首か、逃亡か。娼婦ソーニャの生き方に心を打たれた彼の選んだ結末は…?「現代の預言書」とも呼ばれるロシア文学の最高峰を漫画化。

感想・レビュー・書評

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  • 予約してやっとまわって来た図書館の本。人気があるようだ。
    難しそうな話はまずは漫画で。このような本はありがたい。
    いつか原作も読んだ方がいいのかな〜(-_-;)
    登場人物の顔の絵が不気味だった。面長で目の細い人が多い^^;

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      なおなおさん
      「罪と罰」のマンガは、猫も若かりし頃に手塚治虫や大島弓子(タイトルは「ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ」)が描いた作...
      なおなおさん
      「罪と罰」のマンガは、猫も若かりし頃に手塚治虫や大島弓子(タイトルは「ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ」)が描いた作品を読んだ。何だか再読したくなってきました、、、


      2022/04/11
    • なおなおさん
      わぁ!猫丸さん!
      コメントをありがとうございます。
      「罪と罰」色々とあるのですね。早速検索したら図書館に蔵書なし(T_T)
      手塚治虫さんが好...
      わぁ!猫丸さん!
      コメントをありがとうございます。
      「罪と罰」色々とあるのですね。早速検索したら図書館に蔵書なし(T_T)
      手塚治虫さんが好きなので、特にこちらは気になります。見つけたら購入しちゃうかも。
      ご紹介いただき、ありがとうございました(^_^)
      2022/04/11
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      なおなおさん
      見つかると良いですね!

      罪と罰|マンガ|手塚治虫 TEZUKA OSAMU OFFICIAL
      https://tez...
      なおなおさん
      見つかると良いですね!

      罪と罰|マンガ|手塚治虫 TEZUKA OSAMU OFFICIAL
      https://tezukaosamu.net/jp/manga/282.html
      2022/04/13
  • 自分だけが正しいと思い込むのは病、という最終章の言葉が深かった。まるで世界大戦を予言してるような言葉だな、と思ってしまった。

  • 多分原作と結構違うと思う。特にエピローグ。

  • この「漫画で読む世界の名作シリーズ」は「マツコ&有吉 かりそめ天国」でも紹介されておりましたが、
    タイトルや作者は知っているが読んだことがない、という作品が気軽にマンガで読むことができます。
    内容は特別好きなわけではないですが、これを読めば
    「いや~優しすぎてソーニャかと思ったよ~」
    「そんなラスコリニコフみたいに自己正当化してもダメだぞ~」
    など罪と罰ツッコミにより同僚のハートをがっちりキャッチすること間違いなし。(あり。)

  • 過去の既読本

  • こんなお話だったのね。先輩が「『罪と罰』を読まない」読了後、『罪と罰』を読了。お前も読むよなの圧に負けて「まんがで読破」に手を出してしまった。

  • 2015年8月6日読了。まんがで読破シリーズ、未読のドストエフスキーの名作を読んでみた。自分を天才であると考える・または天才であろうとする主人公ラスコーリニコフの苦悩は現代人である私からも非常に共感できるのは、本作品が人間の本質を突いているということなのか、人間社会がドストエフスキーが活躍した19世紀から大して進歩していない、ということなのか。原作を読んでみたい。

  • 漫画で読破!ということで、あっというまに読破できた。
    自らを「天才」と称し、正義のためにと意地悪な金貸しのお婆さんとその妹を殺害したロージャ。完全犯罪をやりとげながらも、激しい苦悩に襲われるようになる、という話。

    自分こそが正しい、と思い込むことこそが、あらゆる罪の根本なんだなって思った。
    ラストの、人々がみな自分を正義とする世界の悲惨さに絶望した夢から目覚めて、傍らにいるソーニャの愛に気付き、再生への道を歩んでいくところが印象的だった。
    悔い改めるってこういうことなんだなぁ。
    きっと内容はかなり端折られてると思うんだけど、かなりの充実感。いつか原作とも読み比べてみたいな。

  • あの、ドストエフスキー の「罪と罰」のまんが版です。

    原作は読んでません。

    内容を簡単にいうと

    大学を中退した貧しい青年が
    とってもケチな質屋のお婆さんを殺害してしまう。

    という話です。

    では、なぜ婆さんを殺してしまったかというと、

    全ての人間は凡人と非凡人に分かれる。
    非凡人は犯罪を行う権利をもっている

    っていう考えをもってました。

    例えば、

    とんねるずのタカさんが、アイドルに抱きついたり、蹴ったりしても怒られないのは、非凡人だからで、
    普通の人がやると大問題になります。


    これと同じことを主人公が考え、
    婆さんを殺しましたが、
    毎日、うなされる毎日を送っていました。

    結局、主人公は凡人でした。

    という話。

    なんか、まんがだと深みがなかったな。
    ちゃんと、原作読まないとね。
    でも、内容をざっくり理解するには丁度いいかもね。

  • ●自分は天才だと勘違いしてる人間が悪い事をし、潜在意識の中にいる自分が主張するので、その主張に耐え切れず自首し、罪を償う話。

    ・仏教でいうところの罫礙にあたるのかな。
    ・どんな事であっても人を殺してはなりませんね。

  • ラスコもソーニャも感情移入できん。

  • 漫画になってもなお難しい話だったように思う。どんなに理論を突き詰めても、自分こそ正しく何をしても許されるという傲慢な考えは必ず挫かれると思う。

  • 蔵書整理で手放すので、再び出会い読む日もあるか

  • 原作を読みたいわけではないが、教養として話を一応知っておきたい人におすすめしたい。漫画なのでサクッと読める。

    罪と罰。

    自らが正しい。天才であると考えた主人公が殺人事件を犯す。その罪の意識により話は進んでいく。

    最終的に刑務所に入る罰を受けるのだが、作中において刑事が「法律上の罰から逃れたとしても君は死ぬまでこの苦しみを背負っていきていくんだぞ」と語り掛ける。

    罰は受けるものだが、罪は背負うものなのだろう。
    そして真の罪とは自らが正しいを信じ続け、他人を殴りあうに繋がる。

    読んだ後にwikipediaに目を通したが現代の預言書と呼ばれたと真偽不明な文章もある。戦争についてのことなのだろうか。
    多様性を重んじるこの時代に自らの価値観が正しく、他の価値観を否定してしまいたくなる心は私たち原罪なのだろうかと少し考えてしまう。

  • 原作を読んでみたいと思っており、まずはマンガでトライ。わかりやすかった。

  • ひと言で表すなら、

    「ロシア版デスノート的サスペンス」

    夜神月(ヤガミライト)的な主人公であるラスコリニコフと、L(エル)的な刑事役のポルフィーリのサスペンス的な物語。

    この作品の影響を受けて『デスノート』は生まれたんじゃないかと思うほど、似ている場面が多い。
    だから、デスノートを楽しめた人なら、こっちも間違いなく楽しめると思う。あの場面にそっくりなんて考えながら読めたりする。

    原著は、日本人にはロシア人の人名に馴染みがかったりして、その辺りも読みにくいとこのひとつになる。なので、漫画でサラッと50分もかからず物語の大枠を掴めるだけで、半端なく価値があると思う。


  • 記録

  • 某YouTube大学で漫画版があることを知り読んだ。

    原作に何度か挫折したので、分かりやすくまとまっている漫画で内容を知れてよかった。大まかな内容は分かったので、原作にリベンジしたい。

    「自分だけが正しいと思い込む病ーすべての人々は他人の考えを軽んじ、互いに相手が理解できず、自分だけが真理を知っていると勘違いをし、つまらない恨みで殴り合いをはじめ互いに殺し合った。これほど自分だけが絶対と信じる人々はかつていなかった。すべての人々が罪のなすり合いを初めてついに何もかも滅びてしまった」
    この最終章の言葉が印象的だった。二回に渡る世界大戦や現代のテロ、それに対する報復戦争、ネットでの誹謗中傷の予言のようだ。

  • 償うことで立ち直る

  • 罪と罰ってこんな話だったのね。
    天才にしては弱い。よわよわだ。
    しょうがないな。天才だって言い聞かせないと自分を保てなかったのだろうから。
    それは本物の天才ではないけれど。
    考えるのがめんどくさくなるの、よくわかるよ。
    それにしても個性が強い絵だ。

  • ふつうにおもしろくてこまる

  • 有名な作家の有名な作品を、内容はだいたい知っておきたいけど全部読むのは…って時に役立ちます。
    絵がちょっと怖いけど、それが世界観を出しているのかなーって感じです。

  • 感動した。自分を絶対的に正義だと過信することの愚かさが痛烈な物語で語られている。誰しもが持つ、悲しい性を鮮やかに描いた作品。

  • 背表紙説明より
    「俺はやはり天才 選ばれた人間!
    頭脳明晰な青年ラスコリニコフは、独自の倫理観に基づき、強欲な金貸しの老婆を殺害し、目撃者のその妹まで殺してしまう。想定外の事故、良心の呵責、警察の捜査の影に怯え始めるラスコリニコフ。自首か逃亡か。娼婦ソーニャの生き方に心を打たれた彼の選んだ結末は・・・?「現代の預言書」とも呼ばれるロシア文学の最高峰を漫画化」

  • 学生時代普通に挫折したのと。10円だったので購入。主人公の考えと実行後の苦悩がよくわかり面白い。あー、こんな話だよねくらいのレベルになれるのが良いところ。

  • まんが 罪と罰 原作:ドストエフスキー イースト・プレス

    あの長編小説を190ページのマンガにドキュメント
    それでも解りやすく筋書きと著者の思いが伝わるからすごい
    悲劇なのに後味が良いのも読み手にとって幸福だ

    マンガの長所として
    名前のわかりにくいロシアの小説などは
    顔でわかるのでとても読みやすい点だろう

    原文で読めるわけでもないから
    ある意味これでも十分だと言えるかも知れな

  • かなりコンパクトにまとめてあるので、わかりやすく、短時間であらすじを把握することができる。ただ、読んだあとに余韻を残すので、吸収する時間もいる。何度か読むと、そのたびに思うことが違いそうな本。

  • Kindle版をセール購入。現在は(Kindle版の)取り扱いがないようなのでこちらで。
    読みやすい。苦悩を上手くあらわしていると思う。

  • まんがで読破を読み切ろうシリーズ。罪と罰は海外文学の名著も読んでみようって買ってみたものの、そのまま積読。駐在の上海にも持って行って、持って帰ってきて。その後の度重なる引越のどこかのタイミングでブックオフに行ってしまっておりました。
    重たそうだったので、結局原著を開けることが出来なかったわけだけれども、まんがにしたって、重いものは重い。
    天才だったらなんでもやっていいのかよと思ったりもしながら、推理小説なのか、宗教を説く話なのか。
    「まんがで読破」シリーズでたまにある、現代の話を交えたエピローグ。あれ、余計な気がする。

  • 「非凡人(英雄)は凡人と違って、"正義"のためなら何をやっても許される」
    という考えに取り憑かれて、一線を越えてしまった主人公の葛藤、ドストエフスキーの大作がよく表現されているが、脇を固める人々の生き様も短い漫画の中に結構きちんと表現されていて、上出来の一冊。
    個人的にはソ―ニャの父、役人アルメラドフの、
    「私は苦しむために飲む。飲めば飲むほど自分が下劣な人間だとわかる。」
    というセリフが印象的だった。

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著者プロフィール

(Fyodor Mikhaylovich Dostoevskiy)1821年モスクワ生まれ。19世紀ロシアを代表する作家。主な長篇に『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『未成年』があり、『白痴』とともに5大小説とされる。ほかに『地下室の手記』『死の家の記録』など。

「2010年 『白痴 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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