斜陽―まんがで読破

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  • イースト・プレス (2008年1月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872578904

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斜陽―まんがで読破の感想・レビュー・書評

  • 「傑作を書きます。大傑作を書きます。日本の『桜の園』を書くつもりです。没落階級の悲劇です。もう題名は決めてある。『斜陽』。斜めの陽。『斜陽』です。どうです、いい題名でしょう。」

    この言葉の通り、『斜陽』は大傑作となり「斜陽族」という流行語を生み、太宰治は一躍流行作家になりました。美しい滅亡に向けたかず子、お母さま、直治、上原二郎4人の力強くもはかない物語。気持ち悪いほど完成された作品のように思います。発表されて60年以上たった今でもまったく色褪せません。

  • まんがで読破を読破しようシリーズ。
    太宰治はこれで2作品目。
    戦後の家族の没落と葛藤。
    出てくるテーマが、薬物、男女関係のもつれ、自殺と太宰本人をそのまま投影しているっていう印象。
    原著を読もうっていう気にはなりませんでした。

  • 戦争が終わっての価値の転換、没落貴族のかず子をとりまく4人の人生の滅びの美学的ものが、視覚的に描かれている。
    太宰治の代表作の漫画化、それなりに伝えられているのではないだろうか。

  • 戦争が終わって、私たちの本当の闘いがはじまった…。没落貴族のかず子は、滅びるものなら華麗に滅びたいと、道ならぬ恋に溺れていく。最後の貴婦人である母と、麻薬に溺れ破滅していく弟・直治、無頼な生活を送る小説家・上原。戦後の動乱の中を生きる四人の、滅びの美しさを描く太宰治の代表作を漫画化。

    第二次大戦は日本の敗戦を以って終了した。
    が、国民にとってはそれからが塗炭の日々だった。
    進駐軍が来て、全てが変わった。思想も価値観も有り様も。

    日々の糧を得るために元貴族・華族のプライドも捨てねばならない一家。
    田舎に移ってのみすぼらしい日々は希望の見出せない長い長いトンネルのようだった。

    ちょうど「時代の変わり目」ではこのように新時代に適合できない旧時代の人間は自然に淘汰されていくことがある。
    明治維新を迎えて、かつての士族が特権を次々と奪われて没落していったのと同じように。

    それを「沈み行く太陽」という意味で「斜陽」と言いたかったのか?
    しかし、陽はまた上るものであるということも事実。

  • 弟の、直治は女や酒に溺れる。同じ著書の人間失格の主人公にソックりである。直治の師である、上原というのに教わった部分も人間失格と酷似している。

    直治も人間失格の主人公の葉蔵と同じで純粋な女性が好きである。俺も結婚した女性は純粋な女性である。
    話が楽しいより、趣味が合うより、家に帰ってきてホットできる女性。

    上原の妻である直治が好きになった女性。上原もきっと最終的に家に帰ってホットできる女性がいいのであろう。上原は太宰治と考えられる。

    主人公のかず子も妻もいる上原が好きになるのも文学的なキザな野郎だが人間の中身を見通した男であるからであろう。

    文学的なキザな話ができる上原は貴族の高等教育を受けた上原の事を好きになってもおかしくない。なんせ太宰治だから

  • 前に読んだ原作を思い出して、もう一度読みたくなった。ストーリーをなぞるにはちょうどいいと思う。

  • これは良い!

    ちょっとライトな感じはするけど、
    きっと本で読むよりかは理解できた気がする。

    太宰治は人間失格しか読んだことなくて、
    あの独特な重い世界観に衝撃をうけたんだけど、

    その重い世界がマンガらしく、
    ライトな感じで伝わってきた感じです。

    でもやっぱ本で読む方がよりいっそう重みは伝わると思う。
    て、当たり前か。

    20090509

  • 自分の身の切り売り?

  • どうすればこんな文章書けるんだろう。
    綺麗で、切なくて、官能的。

    弟の「僕は、貴族です。」が悲しいね。

    青空文庫で再読したけど、上原に会う場面くらいから、昔読んだ古びた文庫本の匂いが蘇ってきました。

    お母さまの飲むスープの場面は官能的ではあるけども、味が薄そうで美味しそうではないけれど、かず子が食べるおうどんはとても美味しそう。

  • 昔、小説で読んだはずだが記憶にない。小説を読み直そう。

  • 貴族というのは、私にはなじみがないからよくわからないけれど、プライドの塊って感じがする。貴族であるがために我慢するなんて、私には理解できない。私は庶民だ!好きな人の子供を身ごもれば、それで幸せなのだろうか。旦那がいなくても?

  • 同シリーズの『人間失格』を読んだついでに、
    これもレンタル版デジタルコミックで。
    ストーリーはわかりやすく纏まっていると思うけど、
    どうにもアクの強い絵柄で、
    「最後の貴婦人」たる「お母さま」が全然かわいく見えないのが悲しい……。

  • 戦後の華族の衰退を描いた原作のコミック化。
    異常な時代だったんだろうなぁと言うのは想像がつく。
    その経緯は複雑にこみいっているのであろうが、漫画化されることにより、理解しやすくなっている。

  • あまり印象に残らなかった。漫画では伝えきれない深みがあるのかもしれない。

  • 終戦・没落貴族・滅びの美学
    これは少しわかったような気がする。
    終戦を迎えて価値観がひっくり返る
    大変な時代だったと思う。。。

  • 一度読んだはずなのに思い出せないストーリーを、もう一度これで読んで思い出しました。女性の描き方が素敵で、胸に迫ります。

  • 山梨などを舞台とした作品です。

  • 教養6冊目

    太宰治ワールドが伝わってくる一冊。

    ただ、漫画でかなり概略しているのを感じた。
    そのため、話が飛躍してつながりがわかりにくかったのが残念。

  • 快楽のインポテンツ文学は時として衝撃の言葉を残してくれる、M.C マイコメディアン。

  • イメージしにくい文章を視覚的に捉えられるし、重たい作品を軽く読めるので(それが太宰が求めてないとしても)ありがたい。生きていない時代の物語を文章だけで創造して組み立てるなんて限界があるし、予備知識の少ない私にとってはとても親切である。だからこそ、本物のファンは心外に感じるのかもね。

  • 上流階級の人の没落していく様を描写。

  • 花巻空港売店で購入

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斜陽―まんがで読破の作品紹介

戦争が終わって、私たちの本当の闘いがはじまった…。没落貴族のかず子は、滅びるものなら華麗に滅びたいと、道ならぬ恋に溺れていく。最後の貴婦人である母と、麻薬に溺れ破滅していく弟・直治、無頼な生活を送る小説家・上原。戦後の動乱の中を生きる四人の、滅びの美しさを描く太宰治の代表作を漫画化。

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