wonder wonderful 下 (レガロシリーズ)

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著者 : 河上朔
制作 : 結布 
  • イースト・プレス (2008年9月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (435ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872579451

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wonder wonderful 下 (レガロシリーズ)の感想・レビュー・書評

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  • 徹夜して読み上げた下巻。
    これトキメキ度が半端ない!半端ないよー!

    と誰かに叫びたい気持ちで読了。ありがとうございました。
    昔から、漫画でも小説でも、異世界トリップ(+恋愛)ものが大好物なので、どっぷり嵌まってしまいましたよ。

    主人公こかげは27歳の会社員。
    8歳年下の妹のひなたは、異世界ディーカルアへのトリップを繰り返し、国王ザキの恋人であるという秘密を持っている。こかげは、ひなたの秘密の唯一の共有者であり、理解者でもある。
    ある日、こかげはひなたが熱を出して苦しむ夢を見、ひなたを助けるためにディーカルアの世界に飛び込むことになる。
    しかし、ディーカルアで待っていたのは、ひなたから聞いていたのとは違う、周囲の冷たい目と監視付きの待遇だった。
    国王の前に現れた仲睦まじい「姉妹」は、この国の忌まわしい出来事を想起させるものだったのだ。

    ひなたちゃんが、心を閉ざしたザキの心を開かせ、国を共に復興させ、やがて正妃候補となるまでのストーリーが表ストーリーとすれば、このこかげを主人公としたストーリーは裏ストーリーといえそう。
    また、異世界を舞台とした「姉妹の物語」でもある。
    仲のいい姉妹ってこんななのか。姉妹のいない私は、姉妹愛にちょっと色々びっくりしたよ。
    こかげは空気も読むし、我慢するし、予防線もはるし、悲しいほどに「お姉ちゃん」で、帰った後のことも現実的に考えちゃう。
    とはいえ、異世界でだんだんと周りから愛されるようになり、最初は嫌な奴だと思っていたのに実は優しい、徐々に惹かれてしまうイケメンがおり、他人の自分宛ての恋心にはおにぶちゃん…
    なんていう鉄板要素モリモリ盛りだくさんです。

    これ、たぶん好き嫌いはあると思います。
    ラノベタイプの一人称で、会話や行動のたびに主人公の心の声がわーわーと書き連ねられるような語り口は、苦手という人もいるだろうし(時々こかげの内心が暴走して、ついていけないところもあったりする。笑)。
    世界やストーリーにはまるというより、キャラ読み向きな本だと思いますし(なんでどうして何が?を突っ込みだすときりがない)。
    でもでも、
    ・異世界トリップものが好きで
    ・少女漫画的な乙女な気持ちが残っていて
    ・とはいえ10代の感情そのままに突っ走る恋愛にはもう感情移入しにくいし、がっつりはまれない!
    という方に、お勧めですよ♪

    控え目、抑え目なラストも私は好きでした。はー、ねむい。

  • 上下巻を一気に読み終わりました!
    主人公が27なので親近感。
    正直で人に正面からぶつかっていくところがいいなと。
    最初はザキも隊長も大嫌い(笑)だったけど、途中から大好きになってた不思議!
    特に隊長!あの甘さはすごくいい感じ~ツンデレ?
    あとコカゲの護衛三人組もおもしろかった(笑)ヨーサムのかわいさがツボ!
    続きは気になるけど、コカゲと隊長がまとまって良かった。

  • 非常に良かった。うるっときて、ほろっとして、ドキドキして、ニヤニヤした。あまりにも素敵な世界なので、読み終わった後「コカゲに比べて私は何をしてるんだろう……」と我に返ってしまった。それさえなければ満点だったんだけどなぁ。ヒナタの話だったらファンタジーはファンタジーとして流せたんだろうけど、コカゲが等身大で身近に感じただけに起こった感覚だと思う。や、でもマジでいいです。自信をもってお薦めできます。スピンオフが出ているようなので読みたい……が、この世界に囚われそうなので、冷めるまでしばらく距離を置こう。

  • これ文庫にしたら3~4巻分くらいのボリュームあるんじゃねーのとか思いながら読了(長い)

    面白かった!!!! 
    先が気になり過ぎてページを繰る手を止められませんでした。
    特に隊長が『参った』り、こかげたんが『落ちて』からはもう悶え過ぎて大変でした。ラストも切ないだけじゃなくてほんの少しも『希望』も滲ませてくれたのが良かったなー。


    そして、今回の巻末番外編が、イルサムさん視点で物語以前の回想を含めた本編後のお話でこれまた全俺が震えました。
    スピンオフ短編集にも期待大です。

  • ★5つじゃ足りない!!!!!
    なんとなく図書館で借りて読んで、鳥肌がたつほどの感動を覚えたのが6年前。思わず買ってしまうほどハマりました。
    今回久しぶりに読み返してみると、以前は気付かなかった荒さが垣間見えますが、やはり面白い。
    もどかしくてどうしようもない結末に納得いかない…というレビューも多いようですが、私は、どうしようもないからこそ良いんだと思う。大人ですから。

  • フォォオ‼︎‼︎
    隊長のデレにこかげと一緒に身悶えてしまいました。
    完全なハッピーエンドではないけど、これはこれでよかったのかな。

  • ついつい引き込まれて一気に読んでしまった。
    「大人のための」異世界トリップファンタジー。

    昔トリップもの好きだったけど、もう読んでないなあ…。
    そんな大人にこそ手に取ってみてほしい。
    「大人の中の純粋さ」「無邪気さ」を呼び覚ましてくれる本だと思う。

    主人公は、大人の会社員の女性。
    若くて天真爛漫でみんなから愛されて王様と恋をして…そんな王道主人公な役割は、前からトリップを重ねていた妹が担っている。
    最初は妹以外みんな冷たい、そんな異世界で頑張る主人公の気持ちが細かく描かれているけれど、その描写は「大人の読者」にとって、リアルで共感しやすいものだと思う。
    「等身大な大人」である彼女は、27歳の社会人らしく振る舞おうと努力しているし、実際に振る舞えている。
    でも、大人は完璧じゃない。
    「等身大の大人」の中に必ず残る「弱さ」が見え隠れするところが、共感できるポイントなのだと思う。
    そして、大人の中に残る「無邪気さ」も。

    等身大の弱さも強さも併せ持つのは、主人公に限った話ではない。 登場人物それぞれに人間らしさがある。
    そして、ここに出てくる人は、見えづらいときはあるけれど、みんなとても純粋で優しい。
    思いやりに溢れていて、暖かい気持ちになれる。

    こんな本があってよかったなあと純粋に思う。
    ファンタジーってわくわくした夢を見せてくれるけど、 それは子供だけの特権じゃないのだ。

  • エンディングがやっぱり納得いかず…(自分の中で書き直してしまった)
    これで、続きの予定がないんでしたら、非常に残念ね

  • 姉らしく、大人らしく考える主人公が素敵だった。彼女と彼女の妹を取り巻く全ての人がとても優しくて、魅力的。
    上下巻を通して緩やかに関係を変化させて行く主人公と隊長の恋模様は、激動あるものではないからつまらないと思う人がいるかもしれない。しかし、私はその緩やかで優しい二人の恋模様がよかった。
    だから、恋愛をメインに読もうと思うなら、物足りなく感じるかもしれない。

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