- Amazon.co.jp ・本 (435ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872579451
作品紹介・あらすじ
妹は異世界への常習旅行者。ただの良き理解者であり、聞き役であったはずの姉がある日、妹の危機に異世界へ飛び込んで……。若き王の恋人でもある妹の姉として飛び込んだ王宮で、突如現れた姉に向けられた視線は決して優しいものではなく。大人の異世界恋愛ファンタジー。
感想・レビュー・書評
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非常に良かった。うるっときて、ほろっとして、ドキドキして、ニヤニヤした。あまりにも素敵な世界なので、読み終わった後「コカゲに比べて私は何をしてるんだろう……」と我に返ってしまった。それさえなければ満点だったんだけどなぁ。ヒナタの話だったらファンタジーはファンタジーとして流せたんだろうけど、コカゲが等身大で身近に感じただけに起こった感覚だと思う。や、でもマジでいいです。自信をもってお薦めできます。スピンオフが出ているようなので読みたい……が、この世界に囚われそうなので、冷めるまでしばらく距離を置こう。
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異世界ファンタジーです。
地の文に主人公の感情がダダ漏れてます。なので主人公目線でわちゃわちゃ世界観を楽しみたい人におすすめ。
皆が愛らしいキャラクターで可愛いです -
上下まとめてレビュー
最近はやりの異世界ものと比べると、
主人公のコカゲは27歳のごく普通の女性ということもあり、冒険やバトルは一切無し、現代の文明や知識を生かした俺TUEEEも一切無し
ディーカルアの王宮で起こる問題にただの妹ヒナタの姉として考え行動していく
その中でのコカゲの感情が常にスポットされて進んで行く
正直なところ、女性の感情が主体となっている為、男の自分にとってはいまいち理解できない考えや行動があるが、女心が理解できないという意味ではとてもリアルなのでは無いかと思います -
ここではないどこかでないからファンタジーでなく
青春でもなく恋愛でもない
強いていうならライトノベル
単独に拠ることなく話を閉じつついずれの要素でも魅力持つ構成
表現に味わい増せばさらに良
上下で★★★★ -
異世界召喚モノ。
少し前に読んだ「ガーディアンズ・ガーディアン」の作者さんの作品。せっかくだからこっちも読もうと思って読みました。
ガーディアンズ…のほうは、最初から別世界の話。本の中から出てきた守神のような式神のような「ガーディアン」という存在がいて、それを使役する女の子が主人公。面白い発想だけど、そもそもがファンタジーの話なので、なんとなく自分がその世界に入り込む感覚が少なめで、そのへんが微妙だなと思って(それでも面白いけど)読んでました。
こちらの、ワンダー…のほうは、そういう魔法的なトンデモ設定がない、人間のお話。そして、主人公は、現代から、ひょんなきっかけで「異世界」に行ってしまった、普通のOL。
とある世界の、王宮に飛んじゃった主人公コカゲ。実は、数年前から、主人公の年の離れた妹が何度か飛んでいっている世界。妹から楽しそうな話を聞いていたのに、主人公コカゲは、なぜか周りの人々から疎まれる。
なぜ〜?
若き王、王宮内での人間関係、隠された過去etc. etc. 。コカゲが妹のために頑張っているうちに、少しずつ明かされていく事情。そして、コカゲの感情の変化。
主人公が「現代人」であることで、視点や価値観がわかって共感しやすいからか、とてもわかり易かったし、物語に入り込みやすかった。ちょっと、コカゲの頭の回転が早すぎて?理解できない感情や状況把握などもあったけど(笑)。
表紙を見て、表紙に描かれている人が誰なのかがわかった時点で、ちょっとネタバレですよね(笑)。だって、その人との関係がいちばん大切な物語になるのだって、ヒントになっちゃってますもんね。
「続き」はないのかな、「続き」は!
勝手に想像してください、ってことですかね。 -
★5つじゃ足りない!!!!!
なんとなく図書館で借りて読んで、鳥肌がたつほどの感動を覚えたのが6年前。思わず買ってしまうほどハマりました。
今回久しぶりに読み返してみると、以前は気付かなかった荒さが垣間見えますが、やはり面白い。
もどかしくてどうしようもない結末に納得いかない…というレビューも多いようですが、私は、どうしようもないからこそ良いんだと思う。大人ですから。 -
フォォオ‼︎‼︎
隊長のデレにこかげと一緒に身悶えてしまいました。
完全なハッピーエンドではないけど、これはこれでよかったのかな。