- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872592382
作品紹介・あらすじ
99の物語を旅しながら、古くて新しい国オーストラリアの日常生活に刻まれた地下水脈の歴史をたどる。「歴史」となった事実、消えていった「事実」。両者を分けるものに目を向けると、気がつかなかった「今」が見えてくる。歴史家がユーモアたっぷりに語る、グローバル社会でのオーストラリアのあじわいかた。
感想・レビュー・書評
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エッセイみたいな感じなので時事ネタが今読むと少し古いのは残念か。
歴史と現在の距離が遠かったり近かったりする部分があるのは面白い。
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オーストラリアという大陸に住む人々の移り変わりや文化、歴史を、ごくごく簡略に紹介した、日本人による手記というか、解説書というか。体験談や感想の部分も多いので、多少言葉足らずのような、「もう少しチャント知りたい」という印象は残るものの、基本的な事柄の入門書としては悪くなかった。
もともと、オーストラリアが起源だという唄について話題になったことがキッカケで購入した本。その昔、イギリスの罪人 (といっても、食い詰めてパンを盗んだとか、イチャモンのようなものまであったそうな) が沢山移住させられていたから、この地の英語の訛りは英国下町のそれと共通点が多い、などという記述は、思い当たることもあり納得できて面白かった。
折良くその道に詳しい人に、イギリス付近を起源とする唄がオーストラリアに渡って姿を変えてこうなりました、と比較できるようになっている音源や、トーク入りのライブ音源を聴かせてもらうことができて、興味は倍増。
他にもブッシュマンのこと、白豪主義や政治のこと、、知らないことだらけで、知識の貧弱さを改めて痛感させてくれた一冊だった。 -
2010/11/27:コラム形式でオーストラリアの歴史を紹介した本。第1章は歴史の話ではなく、著者の話のためあまり興味を惹かれず挫折してしまい、数ヶ月放置してました。