明治期の天皇と宮廷

制作 : 安在邦夫  真辺将之  荒船俊太郎 
  • 梓出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872621136

作品紹介・あらすじ

明治時代における天皇の役割を、多方面から検討し天皇の政治性、皇室外交、女性天皇論議など現代の「象徴天皇制」が抱える諸問題の起源を探る!

感想・レビュー・書評

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  •  所収論稿は以下の通り。

    勝田政治「桂園時代の政治と明治天皇」
    大日方純夫「対外問題・対外政策と明治天皇」
    真辺美佐「近代日本における皇室外交儀礼の形成過程」
    荒船俊太郎「三条実美没後の徳大寺実則」
    山本悠三「桂内府論」
    安在邦夫「『受爵』をめぐる板垣退助の言動と華族認識」
    真辺将之「大隈重信の天皇論」
    福井淳「明治前期における女性天皇構想の形成」

     「徳大寺実則日記」を用いた研究を中心とする論文集。天皇の個人意思と政治の関係や、立憲主義と天皇制の関係に関する諸論稿は、現在のアクチュアルな問題(「護憲」の天皇明仁と「反憲法」の安倍内閣との対立や、「天皇の発意」という非立憲的な政治過程によって浮上した「生前譲位」問題や、水面下で燻る皇位継承者拡張問題など)を考える上で参考になる。

  • 東2法経図・6F開架 312.1A/A49m//K

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著者プロフィール

1939年三重県生まれ。6歳の時、両親の出身地福島県に転居。早稲田大学教育学部社会科地理歴史課程卒業。早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士課程単位取得。早稲田大学文学部専任講師、助教授を経て教授。早稲田大学第二文学部長を歴任。現在、早稲田大学名誉教授。専門は、日本近現代史(特に自由民権運動史)。著書に『立憲改進党の活動と思想』(校倉書房)、共著に『日本の近代』『日本の現代』(梓出版社)、編著に『田中正造選集』(岩波書店)、『近代日本の政党と社会』(日本経済評論社)など。

「2012年 『自由民権運動史への招待』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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