atsucorn816さんの感想
2012年12月1日
一般的な在来木造は9層程度の組成によって成り立つ(RCやSは三層程度)。一つ一つの層は空間の性質を決定するような根本的な要求に応えたものであり、人為的な年輪のようになっている。その特性を活かして、壁やスラブ自体を空間とみなし、環境を制御するという西沢大良さんの考えは眼から鱗。北海道で建築を作る五十嵐淳にもそれと似た問題意識を感じた。