はいまーとろーぜ〈2〉宮廷編 (アイスノベルズ)

著者 :
  • オークラ出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872787726

感想・レビュー・書評

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  • 2巻です。先だって読んだフレブラもかくやな豪快拷問シーンの連続です。
    それもフレブラの方は拷問されるのが屈強な攻ですが、こっちは見るからに華奢でなまっちろい受です。


    手足全部爪剥がし
    手足の指は全部へし折られ
    顔面火炙り
    全身肉が爛れる程に鞭打たれ
    その上に酒と水をぶっかけられ
    最後のオマケとばかりに輪●ン


    いやぁ…この子は受ですよ。
    受なんです。BLで受って言ったら、はっきり御姫さまですよ。


    作者容赦なし


    助けが当たり前にくるBLなのに、お約束は完全無視。
    全部終わった後で、完全に役立たず状態な攻、レイが助けにきます。
    レイのせいで拷問にあったというのに、チュールはそんなのを
    恨みもせず、なじりもせず、それどころか助けに来てくれたレイに
    喜びさえします。


    け な げ す ぎ (悶)


    そんな健気なチュールを大事にするかと思いきや、この我儘で世間
    知らずなお育ちのよい坊ちゃんな王子様レイ…いろいろと取り返しの
    つかないことをしていきます。
    チュールに惹かれていく自分をなかなか認めない。
    認めない癖に、チュールに言い寄る人間に対して激しく嫉妬して、
    すねて…本当にこの攻のお坊ちゃんぶりは見ててイラっとするんですが、
    困ったことにこのレイも何だか嫌いきれないキャラです。
    鈴木さん、キャラ作りが上手い。

    フェルマノワールとの確執も上手に組み入れて、その上でそのあたりを
    上手に利用して、話はどんどん面白くなる。
    もう先が気になって気になって、ページ捲る手がとまりません。

  • 全3巻。鈴木あみ先生にしてはエッチは少なめですが、それはそれでよい事がわかりました。

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