一緒に暮らそうよ (アイスノベルズ)

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著者 : 高尾理一
制作 : 高宮 東 
  • オークラ出版 (2001年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872788686

一緒に暮らそうよ (アイスノベルズ)の感想・レビュー・書評

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  • 攻めは頭が固く、いったいどうやってBLになるのかと心配するようなゆっくり展開。大きな事件が起きるのではなく、親子ではないけど血の繋がりはある、そんな三人の家族模様。

  •  久々にいいBLを読んだ、と思いました。
     というようりも、「いい小説を読んだ」という感想に近いような気がします。

     回りから見たら、不幸な生い立ちである直行が、悠人に出会って、少しずつ変わって行くお話。

     不幸って自分がそう思ってなくても、そういうレッテルを貼られることがあって。
     大人になったら、あんまり突っ込んだ話をしなくなるから、スルーされることも多いと思うんですけど。
     でもやっぱり、回りから言われたこととか、そういうのってどうしても自分の中に残っちゃうので、まったく何にも感じてないってことはないんですよね。
     自分自身を不幸だと思ってなくても、常に周囲からのプレッシャー的なものにはさらされるからね、まったく何にも変化を及ぼさないってことはない。

     そういうところを上手に書けてた作品だったと思います。

     こっからネタバレかもしれません。



     作中で、悠人が、もうずっと会ってなかった父親に会うように、直行に悠人が言うシーンがあるんですけど。
     そこで、直行がすっごく怒るんですよね。
     それって、ある意味、とってもエゴなんですけど、いざ自分が直行の立場に立たされた時に、一番素直な反応なんじゃないかな……って、思いました。
     なんていうか……
     確かに、自分は不幸だと思っていない、というのは真実で。
     それでも、周囲には「不幸な子」という目で見られたりしてて当然で、でも、それを言われるのって、本当、腹が立つ。
     こうしたらいいよ、ああしたらいいよって、本当、事情もよく知らない他人のお節介でしかないんですよね。
     それを正直に書いてあったのがとってもリアリティがあって、一気にこの小説を好きになりました。

     本当、「自分は不幸じゃない」し、「同情してほしいわけじゃない」って言っても、わかってもらえないことって多いですもんね。
     要は、自分の矜持の問題なんですけど。

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