京都人だけが食べている

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著者 : 入江敦彦
  • WAVE出版 (2002年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872901269

京都人だけが食べているの感想・レビュー・書評

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  • 「京都人だけが知っている」の食事部門だけを集めたもの。
    京都人が日々使う店を紹介したものではない事に注意あれ⁉

  •  表紙が白基調できれいな写真をあしらった小奇麗なものなので、よくある上品で面白くもない京都ガイドかと思っていたら違いました。<br>
     著者は京都生まれで、服飾関係の仕事に就いて現在ロンドン在住という中年男性。(たまに吉野朔美の本の雑誌連載マンガにも登場する。というよりも、半端者はあれで著者を知って、本を手にしたんだけど)<Br>
     「京都人だけが食べている」食品を取りあげて、それぞれについて説明や思い出などを数ページ書くスタイル。
     どれも、真実の京都人の姿を「よそさん」に説明していて、興味深い。どの品も結構日常的な食品だし、著者が執着しているものばかりなので、「あああ、凄くおいしそうううう」と思わせる出来です。<br>
     隠し味は、著者の食い意地張ってる具合を暴露するエピソードの数々。
    「麦焦がし食べ過ぎて腹痛に苦しむ」とか、「幼少時友達のうちで何か食べてしまって、そこのうちの親に嫌味を言われる」とか、「京都・王将の餃子3人前萌え」とか。
     なんだよ、「餃子萌え」って。しかも「3人前」・・・。
    そういう調子なんだけど、本当においしそうだし、エピソードの端々が京都人論にもなっていて、大変興味深い。<br>
     ◆<b>京・はやしやの抹茶パフェ</b>は実際にあちらで食べたがパフェ好きでない半端者でも飽きずに美味しく食べられた。<br>
    ◆印象深いタイトルは<b>「京都ラーメン はんなりけものくさい」</b>京都ラーメンと聞くとあっさりした澄んだスープの薄醤油味を思い浮かべる「よそさん」がいるが、それは幾つかのラーメンチェーンが作り出した誤った話で、京都のラーメンというのはもっとこってりしているという話。<br>
    いい例が最近かなり全国展開している本当の京都ラーメンチェーン「天下一品」。あれの白濁したスープのこってり・・・というよりもどろどろ加減は凄い。半端者はあっさり・こってり選べるうちのこってりにトライして途中放棄したくらいだ。(でもあっさりは食べられる。そして、好き。手羽餃子もおいしい)
    あれはまぁ極端な例なのかもしれないけれど、他の代表的な店も京都で食べたら、物凄い黒い醤油味スープに背油賽の目切りがぷかぷか浮いてて、チャーシューも他府県より多目。「天下一品」ほどではないが、全然あっさりじゃない。関西人の言う「東京の蕎麦うどんの汁の黒さはひどい」って、あの発言はなんなんだ。京都の醤油ラーメンの方がよほど黒いぞと、文句を言いたい気分だ。<br>
    それにしても、「あ○さたな」とか「糸○るま」とかはなんだったんだ・・・。本当に、「よそさん」がイメージする京都ラーメンだったんだな。<br>
    ◆ま、そんな風にいろいろ京都のイメージが覆ったりして、ガイドとしても優秀ないい本だ。京都に行く前に是非。

  • 決して「いちげんさんおことわり」な敷居の高い京の逸品ではなく、普通だけど本当に旨いもの。「よそさん」である我々が知らない、本物の京都の味を綴ったエッセイ集。西陣生まれでロンドンに住む著者の語り口は、軽妙洒脱で何とも小気味良い。

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