魔法の文字

  • WAVE出版
3.75
  • (24)
  • (34)
  • (39)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 315
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (864ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872902839

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前作であれほど魅力的に見えた「闇の心」の世界に入れるとは!
    本の世界が現実として展開されることにワクワクが止まらない。

    主人公も大人になった。
    思慮に欠けるのはおそらく彼女の基本性格としても、少しは周りが見えるようになり、思いやりも出てきたように感じる。
    向こう見ずで周りを心配させるところは、強すぎる好奇心だろうなと、少し好意的に解釈もできる。

    それにしても長い...。

  • 【あらすじ】
    朗読すると物語が現実になる魔法の声を持つ少女メギーと父モー。物語の世界に閉じこめられた母親を無事取り戻してから、平穏な毎日を送っていた。一方、火噴き師ホコリ指は、望郷の念に押され再びその世界へ帰ってしまう。自ら物語を書き換え朗読し、危機が迫っているホコリ指を助けに物語の世界へ入り込んだメギーは…。

    【感想】

  • 「魔法の声」の続編。インクハートの第2部です。次巻の「魔法の言葉」で完結予定の三部作。
    三部作の真ん中だけあって、ドキドキ、ハラハラの連続ですが、なんか、「続く」みたいなところで終わっています。

    物語は、現実からインクハートの世界へ移ります。
    インクハートの世界は、昏くて悪い奴も多いけれど魅力的な世界としてかかれています。
    「魔法の声」から続いて、このお話、悪い奴がいっぱい出てきます。そこが、「魔法の声」以前のフンケのファンは注意しないといけないところです。

    「竜の騎士」も、「どろぼうの神さま」も、悪い奴は出てきましたが、どっちかというと滑稽さの方が勝っていたし、主人公の方が力が強い部分が多かったのです。
    でも、このインクハートのシリーズはというと、悪い奴の方は、滑稽さもあるのですが、どちらかというと残忍さの方が目立っています。

    本好きが、本の世界にはいっていく話なのですが、ワクワクするよりは、ひどい目にあったこの人達が本嫌いになるのではないかという心配の方が強いです。それって、作家の自己否定になると思うので、多分、そうはならないとは思うのですが、思うのですが……。
    ほんと、ひどい目にあったり、ひどいことが続くんですよ。

    だからといって、おもしろくないわけではなくて、おもしろいんです。まあ、「えー、どうなるの?ここでやめるわけにはいかない」みたいな感じで、グイグイと読める感じです。

    ただちょっと、トーンが暗いので疲れるかも。

  • ホコリ指ぃいいいい、と読後叫びたくなる三部作の二巻め

    つまり次に続く

    …続きが読みたいなぁ…

  • 長かったので、読むのに時間がかかりました。
    フェノグリオが、自分を世界の創造者であるかのように思い込んでいるところが、ずいぶんいらいらしました。誰かフェノグリオにズバッと言ってほしかったです。
    モーが城から出てきたら、人を殺す人になってしまっていて、私はモーを正義を守る人だと絶対的に信用していたので、裏切られた気分になりました。
    一度ファリッドが死んでしまった後、ホコリ指がファリッドと交代してしんでしまうところは、メギーとファリッドをくっつけたい作者の作為が感じられて、あまりいい気分がしませんでした。

  • (「BOOK」データベースより)
    朗読すると物語が現実になる魔法の声を持つ少女メギーと父モー。物語の世界に閉じこめられた母親を無事取り戻してから、平穏な毎日を送っていた。一方、火噴き師ホコリ指は、望郷の念に押され再びその世界へ帰ってしまう。自ら物語を書き換え朗読し、危機が迫っているホコリ指を助けに物語の世界へ入り込んだメギーは…。

  • 本の中から登場人物を呼び出した前作に続き、こんどは主人公が物語の世界へ・・・『じゃぁ、ピーターラビットの世界へ行きたい♪』(は置いといて

    残り50ページほどのところで、3部作であることに気がつきました。は、はやく続編を・・・

  • 感想は<a href="http://naotya.exblog.jp/d2007-01-06" target="_NEW">ブログ</a>に。(06.12.25読了)

著者プロフィール

1958年ドイツの西部、ヴェストファーレン州の町ドルステンに生まれる。ハンブルク大学で教育学を修め、卒業後、教育者としての仕事のかたわら、専門大学で本のイラストレーションを学ぶ。当初は子どもの本のイラストレーターとして出発。28 歳の時からは自分で文章も書くようになり、
以後フリーのイラストレーター、作家として活躍している。ドイツでもっとも著名な児童文学作家の一人であり、ウィーン児童文学賞、チューリヒ児童文学賞などこれまでに数多くの児童文学賞を受賞している。
著書に『どろぼうの神さま』『竜の騎士』『魔法の声』『魔法の文字』『魔法の言葉』『鏡の世界』(WAVE出版)などがある。

「2016年 『ゴーストの騎士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

コルネーリア・フンケの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
クリフ・マクニッ...
ジョナサン・スト...
ラルフ・イーザウ
クリス ダレーシ...
ラルフ イーザウ
コルネーリア フ...
クリス ダレーシ...
ラルフ・イーザウ
コルネーリア フ...
コルネーリア フ...
ダイアナ・ウィン...
コルネーリア フ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×