まほちゃんの家

  • 147人登録
  • 3.84評価
    • (18)
    • (16)
    • (26)
    • (1)
    • (0)
  • 22レビュー
著者 : しまおまほ
  • WAVE出版 (2007年2月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872902846

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

まほちゃんの家の感想・レビュー・書評

  • 小さい頃、庭でとれた桃を牛乳と砂糖を混ぜてミキサーにかけてサイダーで割ったものを飲んでいた、あの感覚がふわふわふわ〜どーーーーん!と押し寄せてきました。

    甘酸っぱい、その頃、平和だったのかわがままだったのか、不満がいっぱいだったり、何だか不思議な気分になる随筆集。

    渡辺ペコ作品は、しまおまほ作品と通ずるものを感じます。
    ランダバウトの主人公・真は、いつでもしまおまほちゃんと同一人物のように感じます。

    それにしても、このお父さんは人のお父さんだと思えば面白おかしいですが、自分の父だったら困る。これだけは、書いておきたい!

    お父さんといえば、離婚した元夫は小学校の朗読ボランティアをしていて、ある日、この「まほちゃんの家」から数編、読みました。
    小学生の心にも面白いけれども、何か残るものがあります。

  • しまおさんの本。
    読むのは3冊目。
    しまおさんは勇気がある人だと思う。
    自分の弱さをちゃんと見ていて、そこがすごくいいと思う。
    家族のことがよく出てくる。
    小説家の祖父、その妻である祖母、父の妹のマヤさんのこと・・・
    愛情あふれた写真もいい。

  • 今まで読んだしまおさんの本は緩さの中におかしさややさしさを感じるものばかりだった。でも『まほちゃんの家』は悲しく、寂しいエピソードが多かった。けれども緩さは変わらずあって、不思議な感覚で読めた。

  • 「平成の向田邦子」しまおまほさんのエッセイ集。
    身辺について書かれたエッセイが多いですが、この本はとくにご自身とそのご家族にぐううっと寄って書かれています。
    「普通」とはすこしちがうしまお家の様子を、いたって「普通」に文章に書き出していく手腕に脱帽です。

  • 最小公約数が最大公約数となる。

  • 「笛の音」の作者である戦争文学作家・島尾敏雄の孫で写真家・島尾伸三、潮田登久子の間に生まれた漫画家、エッセイストのまほちゃん。
    今年の春に祖母の島尾ミホさん(随筆家)が亡くなったのと折りしも重なりました。
    小さな頃の、何もなかったのにいろいろなものがあって、見えて、大きくなっていった。生き生きとした記憶が綺麗に描かれて、本当に心に落ちていく素敵な日々のお話だと思います。
    特に昔の思い出を時間が綺麗に磨いていったお話たちは読んでいていいなぁ、と感じます。

  • あんまり気付いてなかったけど、エッセイ集なのね、これ。
    なーんか変わった家だなーと思ったら、芸術一家。
    確かにこの感覚、一般人じゃない。すごい納得。

    途中で写真が入ってたのはめっちゃびっくり。
    奄美大島とか、南の島行きたいなー。日本の南の島。

  • 愛あふれる暮しの手帖的、オリーブ的、エッセイ。鴨はまだしもカメを野に放つ(=捨てる)ところでマイナス1★

  • ほのぼのしていて、本当は心に痛みを感じるところも、さらりと書かれていて、作者の茫洋とした優しさがいいと思いました。

  • 泣けた。

    もういない愛しい人たちのことや、
    だめだった恋愛のこと、
    傷ついたことや、
    暗闇の中にいたことなど、
    なんか、いちいち泣ける。
    一緒に追体験したかのような錯覚に陥る。

  • しまおさんの家族の話。
    幼少の頃の話をよくこんなにも覚えているもんだ。

  • 大学2,3年生のとき、しまおまほさんの世界にとっぷりはまってた。
    久しぶりに読んだまほちゃんの文、すき!!!
    なんでもない文のようだけど、笑えたり、じんわりしたり、ほんとすきだなぁと思う。
    最後の「低気圧」とか「お別れ」とか、ああいいなぁと思った。
    いい本!

  • 僕にとっての「エッセイとはこういうものだろう」的感触が得られたエッセイ。家族の話とか恋の話、幼少期からティーンのときまでの話が恥じらいを含んで書かれている。しまおまほは今後もこういう文体で、過去の話ではなく現在の日常の些事についてどんどんエッセイを書いていって欲しい。

  • 現在コメント準備中。

  • 島尾敏雄の妻『死の棘』のモデル、ミホさんが亡くなったという報道があって、手に取った一冊。祖父母や両親がそれぞれ作家や写真家という独特の環境で育ったようだ。

    あたたかく包まれる雰囲気を感じるのは、彼女が大好きだったマヤさんのことに触れた文。

    その他のエピソードから、肉親の無条件の愛というよりも、独立した人格を持つ1人ずつの関係から出る言葉のやりとりだと感じた。

    作成日時 2007年05月28日 17:55

  • 父親 島尾伸三が撮った幼い頃のまほちゃんの私小説ならぬ私写真集「まほちゃん」とあわせて読めば楽しさ倍増です。自由できままで時々苦しいくらい密着した家族。こどもの頃のできごとも感じたことも 今経験したことのように伝わってくる著者の文章に クスリと笑ったりホロリとしたりドキドキしたり。こどもの頃のまほちゃんも大人になったまほちゃんも 相当素敵。ともだちになりたい。

  • 読むときゅんとなる。
    きゅんとなる本が好きでよく読む。
    こんな人になりたいとも思う。
    わたしが憧れるのはだいたいこういう人だ。

  • 著者が今までの人生のいろんな場面について書き綴ったエッセイ集。自分と同年代の著者のため、いろいろと感じることも多い。

  • ダラダラして、くだらないけれど面白いコラムを書く人、出版業界では筆が遅いと有名な人、というイメージが先行していた私は、この本で、彼女を見る目がまるっきり変わってしまいました。
    彼女の祖父や両親の職業だけは知っていたものの、こんな温かい家庭に育って、その中でいろんな悲しい思いもしてきたのか、と、はっとさせられてしまいました。もちろん、過去に悲しい経験がない人なんているはずもないのですが、それにしても、これはなかなかの名作では?
    文体はまるで小学生の作文のようで、それがまた余計に、子供の頃の回想をまるで今思っていることのように読者に感じさせるもので、いいなーと素直に思いました。文学的にどうとか、そういうレベルの話で見たら、きっと評価は低いのだろうけれど、なんというか、しまおまほの文章でこんなに心をドキュンとされてしまうとは、自分でも意外でした。読後、自分の子供の頃を思い出してしまうこと必至。いやぁ、読んでよかった。

全22件中 1 - 22件を表示

まほちゃんの家を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

まほちゃんの家を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

まほちゃんの家を本棚に「積読」で登録しているひと

まほちゃんの家の作品紹介

初めてのデート、塾通い、島尾家の十二ヵ月、祖父・島尾敏雄、父と母、亀のぴよことアヒルのガーコ、叔母のマヤさん、バイト、教育方針…。忘れがたい風景を綴った胸にせまる随筆集。

まほちゃんの家はこんな本です

ツイートする