- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872904055
感想・レビュー・書評
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チームで話し合いながら進めていくことで、さまざまな視点から物事を捉えることができます。チームでそれぞれの経験を共有できれば一人でやるよりも多くの経験の蓄積ができます。人を動かしたければ、自分の頭で考えるのではなく、人の頭を使うようにしていくことです。そのための有効なスキルが、「質問」や「問いかけ」です。
相手の文脈に合わせた有効な働きかけ方のヒントを与えてくれる一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書は以下内容について言及している。
・ファシリテーション、ブレスト、メンタリング
メモ:
社会状況が激しく変化する中、過去の正解は通用しない
ー>誰も「正解」を知らないなか、最適解を生み出すのが「チーム脳」である
チーム脳とは?
1.一緒に考えている
2.一緒に行動している
3.役割意識がある
4.主体的自立的コミットメントがある
>自分で決めて、自分で動く状態
5.楽しくうまくいっている
これらを醸成するのは、リーダーの役割
チームビルディング(タックマンモデル)
http://www.teambuildinginc.com/tps/020b1.htm
1.形成期(Forming)
2.嵐気(Storming)
3.規範期(Norming)
4.実行期(Performing)
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仕事場にはさまざまな立場の人がいる 上司と部下,男性,女性,別の役職の方々,若い人,中年,老人.別の職種の人とも仕事をすることもある.チームの成果を上げるには自由に意見を言い合えることが条件だ そのためにはお互いへの理解が欠かせない 理解できない人と話せないし話したいとは思わないだろう 相手を理解する姿勢を怠ってはいけないと思う では理解するとはどういうことだろうか
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すごく面白かった。
質問の仕方で会議やチームが前向きになる。
早くやってみたい。
この人の他の本も読んでみよう。 -
なかなかよい。
何が良いって、例が具体的であり、即実践できる内容であること。
書かれている内容は、自身のスタイルにもあっているし、納得できる内容ではある。
が、結局このマネジメント、コーチングの方法でよいのか?
という疑問からは抜け出せない。
リーダに求められているものの一つに、チームマネジメントでマイクロマネジメントをするのもありかと思うが、
それはチームメンバーから見た視線にも思える。
リーダのさらに上司から見た場合、リーダのミッションとしては、チーム脳もさることながら、リーダの上長と同じ目線で行動して欲しいと願うのではと。 -
この本と『質問会議』の両方を読むことで、会議の活性化のメソッドについて考えることができる。この本は質問方法や質問リーダーのあり方からチームとして考えることの重要性を説いている。チーム脳の活性化を実際に行う意義はあると思う
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強要、コントロールの前提があるといくら「自由に発言して」と言われてもできるはずがない。自分は傾聴して、前向きな質問を投げかけるよう心がけよう。
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今回で3回目の読破になりますが、やっとこの本の価値が
高いということを認識した。 (ちょっと情けない話しですが。)
1回目の時も、文章も優しく丁寧に書かれているので理解しやすいと
感じたが、何が書かれているかを知っただけで、本質は理解していなかった。
今回はアクションラーニングコーチとして、あるいはチームリーダーとして
どうすべきかが本当にわかった気がします。
リーダーは、場をつくるのですが、
リーダーの役割を大きく3つ挙げるとすると、以下となる
1.チーム規範を定着させる
「チーム規範例」
◎チーム内で起こったこと、会議で話したことによって、その後
不利益を受けることはない
◎チームで話し合ったことに対して、メンバー全員が他人ごとではなく、
自分のこととして責任を持つ
◎誰かが損をしたり得をしたりすることがなく、互いにWin-Win の関係に
ある。
◎痛みを共有しながら、自分に貢献できることがあれば率先して
実践する姿勢を持つ。
◎役職、経験、ポジション、実績、学歴、知識の有無にかかわらず、
メンバー全員が対等な関係にある。平等に発言することも重要。
◎誰が悪いとか何が悪いという視点を捨て、「どうしたら解決できる
のか?」 という視点を持つ。
2.成長実感を醸成する
・人が成長・変化することに対して、肯定的なメッセージを常に発し、
それに関する気づきを誘発し、そして実際に成長や変化を
確認する機会を設定することによってメンバーから
「主体的コミットメント」を引き出す
3.チームメンバーの考えるプロセスの足並みをそろえる
・メンバー各々が、自分のフレームワークを問い直すように促し、
思考プロセスを単純にすすめず、各ステップで合致できないことを
むしろ表面化させる。
明日から実践して、たくさん失敗して完全にマスターしたい。
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チームが一体となって力を発揮するために、リーダーが変わらなければならない。意見リーダーから質問リーダーへ。 こういうチームにしたいなー、と思ってもなかなかうまくいかないのが現実。習うより慣れよ、ってことかな。
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指示・命令型リーダーの時代は終わった!メンバーの潜在能力を最大限引き出し、ブレークスルーを生む「チーム脳」!小さな仕事からビックプロジェクトまで、次々と成功を導くニュータイプ・メソッド。(Amazon.co.jpより)
とても読みやすく一気に読破した。本著はこれからの「あるべきリーダー像」を提唱し、チーム(部下達)をも自律的・積極的な組織に変革していく手法を紹介している。参考になったのが、ミーティングでのリーダーの役割だ。著者はミーティングに臨む前に、チーム規範として以下のポイントを押さえておかないと無意味な結果になる恐れがあるという。
【チーム規範】
1.安全
2.コミットメント
3.共有とサポート
4.平等
5.傾聴と自分自身への振返り
6.糾弾しない
スタッフに上記を認識させた上で、ミーティングを大まかに以下のステップで展開していく。
【ミーティングのステップ】
1.ルールとチーム規範の確認
2.問題の提示
3.問題の明確化
4.チーム状況の確認
5.再定義された問題の確認と共有
6.ゴール設定
7.解決案・行動案の検討
8.行動計画の設定・確認
9.振返り(リフレクション)
10.ミーティング終了
これだけを読んでみると、当たり前の手法だと思ってしまうが、本著の中では、具体的事例や様々なエッセンスが醸し出されており、とても深く理解できた内容だった。一言で表現するなら、コーチングを組織単位で実践していく手法だと思う。私も過去のミーティングに関して、宜しくないスタンスで臨んでいた場面を思い出して、結局自己満足に陥っていたのだと痛感させられた。とにかく読みやすい内容になっているので、責任者・リーダーになりたての方はぜひ読んでみるといいと思う。 -
ぐど
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チーム脳をつくるために欠かせないものは「質問力」。こんなことを聞いたら恥をかくのでは?とか、とにかく結論が欲しいときなどには、気軽に質問ができない。リーダーは答を与えるのではなく、メンバー全員が考えて答を導き出せるようにすること。いい質問がでると、「あ、その質問私もしたかった」「そうそう、それが聞きたかった」となり、チームに共鳴が生まれる。読んでいてなるほど!と思うことばかりだった。素直に、短く1つの質問をする、決して詰問や誘導ではなく、肯定的に聞く。これが大事。「なぜ売り上げが上がらないのか?」ではなく「売り上げをあげるためにはどうすればいいと思う?」というように未来に目を向けて話をする。大切なことだ!
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メンバーが動く! 現場でガンガン活かせるコミュニケーション。