魔法の言葉

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制作 : 浅見昇吾 
  • WAVE出版 (2013年2月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (741ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872904437

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魔法の言葉の感想・レビュー・書評

  • 3部作最終巻。スネークヘッドの不死はかりそめだった。徐々に腐っていく本とともに、悪王の体も朽ち果て始める。カケスを探して本の修復を試みるスネークヘッドと言葉の力を使って暗躍するオルフェウス。フェノグリオに与えられた役割によって、モーがカケスに変わっていく様とか。最後は本の中の世界に暮すことにした主人公たちですが、本当にそれでよかったの?(笑)相変わらずめちゃくちゃ長い一冊でした。本も重くて重くて…。

  • 長かった。
    行って、帰ってこない物語。
    でも、本の世界の魅力というのは、作家としては否定できないんだろうなぁ。そして、本好きとしては、多分、行ったら帰って来たくないのも本当です。

    そして、ラストの妹の思いは、なんて正しいんだろうと思います。

  • 三部作の三作目、つまり完結編です。
    二作目までも図書館で借りましたが、二作目からだいぶ経っても三作目出てなかったのでもう翻訳版は刊行中止になったかな?と思っておりましたが、今年の3月出版されたようです。知らなかった!

    海外児童文学やYA作品ではよくあるんですよね。恐らく人気売上の関係でしょうけど、途中で翻訳出版終わってしまうパターン。

    しかしたまたま図書館で真っ新で綺麗なこちらを発見しまして、その場で借りてきたわけです。普通に棚にあったから、余裕で延長しようと思ってたら、予約が入ってて延長できず、慌てて720頁を3日で読みましたよ!
    私、集中力が無く、かなり遅読なのでこれは快挙(^◇^;)

    それに本作、相変わらず表現が回りくどかったりして。展開もジワジワ攻めるタイプですし。

    面白くなってきたのは260頁くらいから。
    章でいうと81章ある中の26章目。
    その後もまたくどいくらい長いんですけどね。

    大体、私が好きなキャラの出番が少ないですし、扱いが結構酷いんですよ…だから好きになったかも知れませんけど…

    前から言ってますが、モルティマの口調の違和感ね!ほんと、刷り直されることがあるのなら、お爺ちゃん口調改定して欲しい…。しかも場面によって変わるし…安定感がない…とってつけたようなお爺ちゃん口調…意外とストレス。雰囲気損なうと言うか、イメージじゃない。ほんと。

    呼び名もなあ。原作の雰囲気でもそんなに直接的なイメージなんだろうか?もう少し呼び名らしい呼び名に翻訳できないのだろうか。それが味と言えなくも無いけれど。

    あ、あと誤植多い気が。
    日本語が変なところも多々あり、それが一段と長い本編を読みにくくしている気がします。


    以下ネタバレ。









    私が好きなキャラは
    エリノア
    レサ
    ヴィオランテ
    バルブルス
    ホコリ指
    ミミズク
    ヤコポ
    なのですが。殆ど扱いが。あんまりです。

    前作までで好きだったファリッドに関しては割を食い過ぎて二軍落ち(-_-;)
    何故こんなに魅力がなくなってしまったんだ…
    初恋の儚さを描くためだろうか…
    前作で大人たちがどうせ長くは続かないって言っててメギーが憤慨するような描写があったと思いますが、その伏線の回収ですかね。それにしちゃ雑だなあ…不憫な男、ファリッド…

    レサもね。
    いくら生まれてからすぐに別離してしまったとは言え、それはレサのせいでは無いし、実の母親だと言うのにメギーの薄情なことよ…。メギーがお父さん子になるのは必然とは思いますけど、レサ好きのイライラしっ放しでした。まあ、メギーはまだ子どもだから仕方ないのかも知れないけど!!レサはもう少ししっかりしてるイメージでしたがね。うーん。ちょっと三作目では弱く書かれすぎかも。

    エリノアはまあ、三作目にしてやっと報われた感ありますが、それまでの出番の少ないこと!後半結構活躍したのは良かったですがね。

    ヴィオランテとヤコポのシーンは大好きなんですけれど、愛されない王子で終わってしまっているところがね。やっぱり子どもなんだ、ってとこから善の道に修正できそうなものなのになあ。性善説派としてはムムム。そんなに邪悪ではないと思う。寧ろ無邪気からくる残酷さじゃないかしら…母に愛されたいと思う描写とか凄く胸に来るものがあったのだけれど。

    ホコリ指に関しては、蘇りってのはまあ大体は興醒めするもんですが、彼がいないと物語が色褪せてしまうのも事実。現に彼が生き返ってから物語は面白くなりましたしね。でも万能化はしちゃダメなわけで。残った愛する者への心のお陰で弱点はできたわけですが、若干紙一重なとこありましたね。“そんなのありかよ?!”ってのと笑
    ついでのように条件なしで蘇り許可された観点から、死からはあまり重視されていないようです。
    フリーダムだな…

    ミミズクに至っては生死も不明。切なすぎる…

    私が一番ガッカリしたのは結末で。
    どんな展開であれ、私は現実世界に帰って欲しかった。チラリと帰還を匂わせる描写では終わっていますが、モー、メギー、レサは既に現実世界への執着を失っているってとこが怖いですし、私はレサの言った“どんな美しい描写も現実世界から着想を得て生まれたと思わない?!”的な台詞から、現実世界にだって目を向ければここに負けない美しさはある、って考えを読み取って、それが気に入ったので、なんかなあ。読後感が“じゃあ結局物語の中の方が現実世界より幸せ、素晴らしいってこと?逃避で終わり?”みたいなモヤモヤで…

    何と言うか、善良そうに書かれている人物ほど何かあった時に誰かを責めたり、相手を思いやるより自分の欲のために行動したり、そう言うのは生々しくて人間らしいんだけど、物語の中だと腹立ちますね。

    それは敢えての描写なのかも。
    考えてみればそれは現実世界から来た人間ばかりだし。
    二次元の人物って現実ではあり得ないほど主義主張やキャラが一貫してるでしょう。このキャラだったらこんな時こんなことは言わない!とか。でも現実の人間はあやふやで曖昧でコロコロ考え方が変わったり、自分では気づいてないところで利己的だったり。

    そうそう、黒王子は何故こんなにも徹底して善人であれるのか?みたいなシーンありましたよね。それこそその部分を物語っていて、やはり二次元のキャラだから徹底してると言える。

    それからすると二面性を持ったヴィオランテなどは人間臭いわけですが、それも湖上の城でモーが感じていましたよね?作者の意図した役割から離れて初めて生き生きする、みたいな。フェノグリオは彼女についての描写は殆どしなかった。だからリアルな存在になったとも思えます。

    作者は女性なので、女性として男性作家への非難とも取れるような描写だったり、作家である自身への自虐とも取れる描写だったりありますが、正直さがあらわれていると思います。

  • とてもよく考えられた物語だと思う。
    まずそもそも物語の中とこの世界を行き来する、という発想が面白い。
    前作に続いてとても面白かった。

  • 魔法の文字,魔法の声【WAVE出版】
    http://www.wave-publishers.co.jp/contents/tokushu/02.html
    ↑2作目の時の特集頁

    WAVE出版のPR
    「魔法三部作の完結編
    前作で本の世界に入り込んだ登場人物たちが、
    それぞれの思いや願い、野望に従ってますます複雑に絡み合い、
    物語を盛り上げていく。意外な展開と丁寧な人物描写で
    今回も読者はぐんぐん引きこまれる!」

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魔法の言葉の作品紹介

再び物語の世界に舞い戻ってきたメギー一家。父モルティマは夜ごと、黒王子たちと連れ立って秘密の行動をしていた。同じ魔法の声をもつオルフェウス、「闇の世界」の残虐王スネークヘッド、母レサ、ヴィオランテ、ホコリ指、ヤコポなど個性豊かな登場人物が集うスリリングなラスト、読みだしたら止まらない「本」をめぐる冒険ファンタジー。世界的ベストセラー『魔法の声』『魔法の文字』につづく第3弾。

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