「好きなこと」だけで生きぬく力~自分基準の仕事で世界一になれ~
- WAVE出版 (2012年1月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872905410
感想・レビュー・書評
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知ってる人は知っている造形師集団、海洋堂の立役者、宮脇さんのお話。
世間一般の「常識的なもの」とは常にはずれた位置にいる人たちのお話は、
やっぱりかなりおもしろい。
好きなことを好きだからつづけていて、困難があっても
好きなことだから乗り越えられるし耐えられる。
そういうスタンスを地でいくこのおじさんの話は、
どこまでいってもきもちがいい。
「行き詰まることがあったら、とにかくジタバタと動き続ける。
動き続けていれば、きっとなにかが見つかる。」
好きなことに打ち込みたいけれど、しかし”世間”が
「仕事はそんなにアマいもんじゃねえ」と言ってくることがしんどくなってきたときには
なかなかいいですよ、この本は。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
海洋堂の代表取締役社長である宮脇修一さんの、
『「好きなこと」だけで生きぬく力』を読みました。
父親がつくった海洋堂という模型店は、10坪ほどの小さなお店ながら、
日本一プラモデルを売りまくった伝説的なお店だったそうです。
宮脇さんは15歳の頃からそこで店長をやって、
模型の英才教育を受けたオタクのスーパーエリート。
オタクの王様みたいな人です^^
マーケティングをいくらやっても本当に売れる商品は出てこない。
自分たちの好きなものを死ぬほど追及して、
本当にいいものを作れば、きっと道は開ける。
治療家という仕事と通じるものがあるような気がします。
共感を感じる部分もとても多かった。
だけど同じくらい、僕自身の考えとは違うところもあって、
読みながら何度もひとりディスカッションしてしまいました。
おかげで、より自分の考えが深まったような気がします^^
自分と似た考えの本ばかり読んでちゃダメやなぁ、と痛感しました。
たくさんのことを学ぶことができました。
もっと深く強く、自分の『好き』を追求していこうや!
と、ガツンとやられた気分^^
僕が共感したのは以下のようなところ。
「『好き』という力が、人を強くする」
「仕事って楽なほう、簡単なほうばかり選んでいたら、成功するはずがありません。
しんどい、面倒な道をあえて進んでいくべきだと僕は思うんです」
「要するにあまのじゃくなんです。大人になりきれないお子様集団ですから」
「つくり手は、その作品の世界観やキャラクターの魅力を熟知したうえで、フィギュアとしての魅力を、最大限に表現しなければいけない」
「お客さんにどんなものが欲しいか聞かずに、『おまえら、こんなすごいものつくったから、買えやー』というのが海洋堂の考え方」
「お客さんに聞くのではなく、『お客さんに教えてあげよう』という超上から目線です」
「フロンティアというか、『いちばん先にやれた、だから勝ちや!」という子供っぽい気持ちこそが、海洋堂らしいところだと思っています」
「どやっ、すごいやろ。悔しかったら同じもんをつくってみい。同じように塗れるもんなら塗ってみい。わははは!」
「どやっ、うちの商品すごいやろ。値段以上の価値あるで。だから買うてみい」
「才能はみんなで高めるもの」
「魅力という意味でいえば、『ダメさ』ってその人の大きな魅力だと思います。
ダメな人間って、同時に純粋差を持っている場合が多いんです。
そういう人間としてのダメさ=純粋さが、仕事(作品)にあらわれるような気がします」
「正直言って、僕が仕事をする真の目的は、フィギュアを売ることじゃない。
『模型文化』を広めること。ただそれだけなんです」
「父は店主でありながら、お客に『いらっしゃいませ』とか『ありがとうございます』とは言いたくなかったそうで、お客に媚びずとも、向こうからやってくる魅力的な店や商品づくりを目指したのです」
「「本が好きすぎて、蔵書の重みでアパートの床が抜けました!」とか「世界のほとんどの国に一人旅しました!」ってくらいでないと、胸を張って趣味とは言えない」
治療道もここまで突き詰めると、きっと道は開けるだろうと思いました。
仕事のヒントがいっぱい詰まった本だと思います。
素晴らしい本を感謝です! -
★まとめ
・「あるべき姿」より「こうありたい」を大切に、
・「好きなこと」を一心不乱にやり続け、自分が「こうありたい」という気持ちに正直に生きること。
・ひらめきは、即行動
・仲間に嫌われるのを恐れない -
ヲタクってすごいね。
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フィギュアメーカの老舗,海洋堂社長の著書。
好きなことを極めていくことは,人としての幸せの一つなのだと思う。
その道のプロになるためには,やはり手抜きや楽をするのはご法度,敢えて難しい道を進んで自分を鍛えることが大切なのだ。
私の経験では,仕事が変わると最初の2,3年は辛い。でも,その2,3年を必死に頑張ると,その後の道が開ける。決められた制約の中で,少しでも良い物を産み出すのがプロなのだと思う。 -
好きなことをやり抜くスタイルで独自市場を開拓した好例して参考になる。
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顔怖い
女子高に置いても見てもらえない外装ダター
内容はオタクの生きる道ってかんじ
零細企業のいいところを忘れないでぶれないように注意しているのかな。
仕事としては、無茶をするのにも秩序をもて、というのがハマる。
オタクはほっとくといつまでもやるからね。日本軍の徹夜精神より、ドイツ軍の長丁場戦略は全く共感する。
だから自分の売りを自覚し続けられるのかな。利用価値がなくなったら切れ、というのは、そうならないようにつねに自覚し努力している自負があるからでしょう。
その気持ちはつねに持ちたい。自分が貢献できているか、ってところから目をそらさないようにしたい。
仕事の疲れは仕事ではとれないなー。だけど近いことして幸せだから、もっとその幸せを無邪気に楽しもうかな。
仕事のために本をよむこともあるけど、もっとにやにやしたりしたい。
ただ、すき、というなら誰にも負けないくらい好き、といえるとこまで高めたらいい。使命感をもって好きでいるなんて、一周まわってかっこいいです。
もっとシンプルに仕事を楽しもうと思えた。せっかく好きなことを仕事にしていることだし。 -
何気に身近にもたくさんある惹かれるフィギュアを作っている会社のお話。
業界を説明する部分の語り口のねっとり感?はさておき、これ読んでいると世の中みんななにかのヲタクなんだと思う。 -
こういうバカやってくれる会社だから、自分のハートを直撃するオモチャを作れるんだよね。