あたらしい食のABC

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  • WAVE出版
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872905779

作品紹介・あらすじ

話題の『マーマーマガジン』編集長が今、みんながいちばん知りたいことに答える、古くてあたらしい、食の本。ご飯が進むレシピつき。

感想・レビュー・書評

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  • 2016.11月。
    食べることについての本。以前も手を伸ばしたことはあったけど、このタイミングだったみたい。なるほど。不自然じゃないものを食べる。自分の中の空洞を埋めるために食べるのはやめよう。それよりも心と体が喜ぶことをしていく。空洞をクリーニングする。ダイエットはやめて体を健康にして心をきれいにすること。意識を変えて、柔軟に毒を出せる体をつくる。子どもが生まれて食を改めざるを得なくなって初めて気づいたとても大切なこと。毎日の食べ物を味わう、大切にする。

  • 読む人が読んだら、言っていることが矛盾しているじゃんって思うかもしれないけれど、アーユルヴェーダを気軽に実践されていてそれを上手に伝えてらっしゃるなと思った。あれはだめ、これはだめではなく、こうすると良い、こうしたら良いと考えることで作用する身体の変化はすばらしい。
    自分をまずは大切していたら、自ずとそういう行動になってくると思う。

  • 食についての軽やかなエッセイ。一気に読みたかったけど、なんだかもったいないような気がして、一週間かけて読みました、夜食のように(寝る前に読みました)。食べ物や作り手の思い出、心構え、エネルギーを戴くということetc...著者と向き合って話しているような感覚。こういう読書体験はなかなかないので、何らかの折に読み返したくなるんだろうな。装丁もほっこり、温度がある一冊だと思いました。

  • おしゃれに、楽しく、幸せになれるヒントを本にしてくれる服部みれいさんはやっぱり私の理想のひとだ。

    この本のなかで、『落ち込んだときは、料理の本を読むと効果てきめん』というのが出てくるけれど、そういう使い方も出来る、食べもののエネルギーがお腹の底から湧いてくるような本。

    すっごくたくさんのことを取材し、学び、実践してる服部さんだけど、『こうあるべき!!』という強制感はもちろんのこと、『これが正しい』ということを決めつけず、分からない事は素直にわからないといい、自分の生活の中で楽しく自然にチャレンジし続ける姿勢がとっても好きだなあと思った。

    •なんでもそうだけれど、変化というものは、『自分の内側から自然に沸き起こってそうなったもの』がいちばん強くて継続します。自分のものになる。

    •愛は、自己弁護しない、愛は、自己主張しない
    •『正しいとおもうこと』ほど、声高にいわないことだと思います。深刻ぶらないことです。
    『本物』こそ、地道に、こつこつと、少しずつ広がるものなのでしょう。

    •贅沢をするということに、いいも悪いもありません。
    本当の豊かさとは、ないときはないように、あるときはあるようにたのしめる、という態度のことをさすのです。
    贅沢をするということで、ゆがんだり、奢ったり、人生にとって重要なことを忘れてしまったりする、そういう、贅沢をするということに付随しがちな結果、を問題視するのでしょう。

  • かぼちゃのただ煮ただけ、をしょっちゅう食べるようになりました。

  • 69ページ

  • 食事に関して興味はあれど、いろんな本を読めば読むほど結局何を食べればよいのかわからなくなる側面があります。例えば水にしても「一日2リットルは飲みましょう」「無理にそんなに飲む必要はありません」等々。

    自分なりの軸を何かしら持つ必要がありますが、その中でも個人的にはみれいさんの考え方が一番心にしっくりと来ます。何を食べるかはもちろん大事ですが、要は「どのような気持ち」で食べるかですね。そのようなことを改めて感じながら読了しました。

    食べることの嬉しさを思い起こさせてくれるような表紙の絵もお気に入りです。

  • 本当の豊かさとは、ないときにはないように、あるときにはあるようにたのしめる、という態度のことをさすのです。




    *・*・*・*・*・
    食に関するエッセイたち。
    たべものは面白い。
    参考にしたい料理本や、読みたい本がざくざく紹介されてて次につながるこの楽しさ!

  • 最初、正直ね、ただの食のエッセイなら、ちょっと高いかな?と思ってた。でも、読み進めるうちに、なんだか自分がすごく解放されてくるのを感じるようになった。

    体調管理のため、食べるものに気を遣うようになってから、なんだか自分の中のルールが増えてしまって。それに満たないようなときは、その食事を重苦しく感じてしまうようなときもあったのですが。

    でも、この本はすっごく自由なスタンスでびっくり。大切なのは、自分が好きっ!と言える食べものであること、なのかなと思うようになった。ただ、食べたい、という食べものじゃなくて。あたたかい気持ちになれる食べもの、元気がもりもりみなぎってくる食べものを選んでいく、付き合っていくってのが大事なんだねー。

    わたしになっていく食べものに、よろしくねー!って言いながら食べていきたいものです。

  • 本のデザインが可愛くて読んでいて飽きがこないです。
    自身の体験もあり、知恵や実践の参考になることも記述ありで、食が自分に与える影響の大切さを改めて考えさせられました。

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著者プロフィール

服部 みれい(はっとり・みれい):文筆家、詩人、『murmurmagazine(マーマーマガジン)』、詩とインタビューの雑誌『まぁまぁマガジン』『murmur magazine for men(マーマーマガジンフォーメン)』編集長。著書に、『あたらしい自分になる本 増補版 SELF CLEANING BOOK』『自由な自分になる本 増補版 SELF CLEANING BOOK2』『わたしの中の自然に目覚めて生きるのです 増補版』(ちくま文庫)、『自分をたいせつにする本』(ちくまプリマー新書)、共著に『わたしが輝くオージャスの秘密』(蓮(★正字)村誠=監修、ちくま文庫)などがある。

「2023年 『うつくしい自分になる本 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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