亀のひみつ

著者 :
  • WAVE出版
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本棚登録 : 161
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872905786

作品紹介・あらすじ

クサガメのサヨちゃんの、不思議でかわいい行動を中心に、知られざる生態、種類、飼い方を紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 前々からずっと読みたいと思っていた本を買いました。読み始めてから気付いたのだが、この作者・田中美穂さんは倉敷で蟲文庫という古書店を営んでいる方だった!「この人、亀飼ってたんだ!(*´▽`*)」と喜びもひとしお。
    亀関係の本は見ると欲しくなり、同じような内容と解っていながらも買ってしまう。大体、飼育に関する内容(亀の種類、飼育環境、食べ物など)が主になる物が多いが、この本は実際田中さんが飼っている亀の行動などに沿って説明されており、分かりやすく面白かった。私はリクガメを飼っているが、田中さんは水棲の亀さんがほとんどで、水棲の亀についても色々知ることができ、リクガメとの違いやまた同じ部分にもにんまりしながら読んだ。亀関係の本はつい顔を綻ばせながら読んでしまう…端から見たら危ない私です(^_^;)

  • 迷い亀(?)を拾った妹に、弟があげたという本を借りました。海亀は良く見てましたが淡水亀はあまり身近に触れることが無く、元々知っているのに実際には良く知らないまさに亀のひみつがわかっておもしろかったです。猫が好きで猫を追いかける様が愛らしい。それにしても筆者の亀への想いというか愛情というかそういう思い入れがひしひしと伝わってきてほのぼのとした気持ちになりました。面白かったです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ほのぼのとした気持ち」
      蟲文庫へ行ってみたい。。。
      「ほのぼのとした気持ち」
      蟲文庫へ行ってみたい。。。
      2013/06/12
    • akatenkobanさん
      苔とあるく
      も、面白そうですよね。
      苔とあるく
      も、面白そうですよね。
      2013/06/14
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「も、面白そうですよね。」
      素敵ですよー
      私は、「苔とあるく」を先に読みました!
      「も、面白そうですよね。」
      素敵ですよー
      私は、「苔とあるく」を先に読みました!
      2013/07/06
  • 亀、飼いたくなるね…!

  • 一箱古本市

  • 思わず亀が買いたくなってしまいそう。イシガメがいいな。

  • 亀かわいすぎる
    やばかわ

  • <つかず離れず、ともに暮らす>

    岡山で古書店を営む著者が、自宅で飼っているカメ(8匹)の行動を中心に、カメの種類・生態や歴史、飼育の仕方、友人・知人宅の亀について紹介する。
    写真もたっぷりで亀の魅力満載。

    カメ好きにはもう顔がほころびっぱなしになる本である。
    全編通じて、カメ愛が静かに炸裂している。
    著者宅で飼われているサヨイチが猫を追いかける様子のかわいらしいこと。猫には迷惑がられていて、本人(本カメ)にもその自覚があるものだから、猫の通り道に待ち伏せしたりしているんだそうである。トイレまで覗かれた猫の迷惑そうな顔といったらない。
    ちなみにこのサヨイチというちょっと変わった名前、最初は雌だと思って「さよ」と名付けたところ、後に雄だと判明。それじゃ、というので「イチ」を付けたという、何ともユルいというか適当な来歴があったそうだ。そんな「ま、いいか」加減が、カメには似合っている気もする。

    ほのぼの系の話ばかりかといえばそうではない。第2章「亀のひみつ」は、コンパクトながら、世界のさまざまなカメの紹介や体の構造について、かなり突っ込んだ話が読める。それなりにカメのことは知っているつもりだったが、この章はとても勉強になった。
    生まれたばかりのカメには「へそ」状の突起がある(後に取れ、さらにその穴が成長とともにふさがる)とか、カメには性染色体にあたるものがないとか(雌雄が孵化時の温度で決まるのは知っていたけど、それってつまり、性染色体がないってことだよな、と本書を読んでいてハタと気がついた)。
    監修にはカメ研究の第1人者という矢部隆さんがあたっている。

    カメ友さんの話も楽しい。飼っているカメの名前がすべてカメ子である「たま」の知久さん。捕獲されたワニガメを抱えて、怖い顔をして「逃がしてはいけません!」といわなくてはいけないのに、ついつい顔がほころんでしまう監修の矢部先生(だってカメが好きなんだもの!)。冬眠前に太らせたら、春になって太ったまま起きてきたという知人(*カメは冬眠中、代謝が下がるので、ほとんど養分がいらないらしい)。

    全編、何だかほっこりするのは、カメが題材のせいもあるけれど、著者のお人柄に負うところも大きいと見た。
    カメが好きだけれど、ベタベタはしない。見守り、ともに暮らす。そのほどよい距離感が心地よい。

    カメ好きの方は必読。
    そうでないかたも、休日の午後にひなたぼっこしながら眺めてほのぼのするのにちょうどよいかもしれない1冊です。

  • 亀、かーーわいい♪

    田中美穂さんも亀も(亀が好いている猫も!猫と亀が一緒に昼寝なんて、羨ましすぎる!)いいのに、何で☆4かというと。
    イシガメとクサガメがメインだから。(-"-)
    ウチはミドリガメ=ミシシッピアカミミガメなのよねェ・・・読んでいると、何となく引け目を感じてしまいました(苦笑。

    でもいいないいなー。
    オットに軽いノリで「陸カメ飼いたいなー♪」と言ったら、メッチャ怒られました。
    ううう、亀かわいいよー。
    まだ2歳ちょいのウチのカノ(亀の名前)も、あと数年したら、もう少し可愛くなるかなぁ。
    そうそう、3歳になったら滅多に死なない。とのことなので、今年もウチのカノは冬眠させず、室内であったかく過ごさせてあげようと思います。(来年から一年中室外=冬は冬眠させたるでー。ふっふっふ。)

    亀の仕事=体力の温存。ってありました。
    あはは。
    (いいなー・・・。)

  • 非常に面白かった。
    亀がまさかこんなに好奇心旺盛とは。
    猫を追いかける亀の姿や猫を待ち伏せる亀の姿は読めば誰もが見たくなるはず。
    猫パンチを避けるため顔を引っ込めたまま猫に近づくなんて、想像を遥かに超えていた。
    読めば読むほど興味深い。
    一瞬飼いたくなるが、ハードルは高いらしい。
    子供の頃逃げられた亀たちは今頃どうしているのか。
    他の亀の本も読んでみることにする。

  • 亀好きな作者のエッセイです
    ”さん”付けや"ちゃん"付けで呼んだりするところに
    愛情を感じます(^_^)

    放し飼いになってネコを追ったり、待ち伏せしたり
    亀もいろいろ忙しい( ´艸`)

    タイトルのように
    学術的なことや、分類に関しての知識あれこれも学べます
    亀の卵は、産み落とされた場所の気温で
    雄雌が決まるって知りませんでした
    しかし、これだけ読んでも
    イシガメとクサガメの違いがイマイチ分からない(;^^)ゞ
    黒いほうがクサガメか

    イラストも写真も楽しく
    久しぶりに生物本を親しめました

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著者プロフィール

田中美穂(たなか・みほ)
古本屋「蟲文庫」店主。1972年、岡山県倉敷市生まれ。1994年、同市内に古本屋「蟲文庫」を開業、2000年に移転、現在にいたる。著書に『わたしの小さな古本屋』(ちくま文庫)、『苔とあるく』『亀のひみつ』『星とくらす』(WAVE出版)、『ときめくコケ図鑑』(山と渓谷社)、編著に『胞子文学名作選』(港の人)などがある。

「2018年 『ミクロコスモス 森の地衣類と蘚苔類と』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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