伝え方の教科書

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  • WAVE出版
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872906035

感想・レビュー・書評

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  • わかりやすく、面白く、有益な本。精神論でなく、”わかりやすい伝え方”の具体的な方法が書かれている。その方法は納得でき、また、実践可能であると思う。

  • どうすれば話が伝わりやすいか…
    ぼんやり分かってはいるものの、焦って要点を言えないことが多い自分。
    どうしたら変われるのか、知りたくて読んだ。
    しかし、「そんなことできてたらこの本読んでないわ〜」というのが正直な感想。
    目新しい情報は特にない。
    本のアドバイスを頭の隅に入れていても、いざとなると悪癖が出てしまう。
    習うより慣れろ?
    マニュアル片手でもないと、私には非常にハードルが高く感じてうんざりしてしまった。

  • 飛ばしながら読みました。
    全てをしっかり読んだら個人的には実践が難しそうなので、普段使えるようなものはメモしておきます。

  • さすがに伝わりやすさに工夫がこらされている本だと感じられる。
    何を伝えたいのか、誰に伝えるのか、伝わるとはどういう状態か、伝え方の順番としてのテンプレップの原則(テーマ、ナンバー、ポイント、リーズン、イグザンプル、ポイントの順)、心象とスキーマを近づけるトレーニング等、参考になった。当然のことながら、この本を読んだだけでは伝え方が身につくわけではない。
    また、ロジカルシンキングやMECEは、伝え方とは関係がない、ときに伝わらない原因にもなりうる点も納得できた。
    13-152

  • '「結論」と関係のない言葉は、一切入れない'
    '「専門用語」を使わない'
    '相手に合わせて「ざっくり」と伝えることも大事'

  • すぐに活用できることが、満載です。
    受け入れていただくことって技術も必要なんですね。
    分かりやすい伝えかたの、勉強になりました。

  • これは日本語における「言葉での伝え方の法則」を解説している本ですが、英語の場合にも当てはまると思いました。つまり、伝え方は、話術や文章テクニックではなく、汎用的な決め事(鉄則)で、コンパクトに4つに纏められています。

    結論を明確にして、相手に伝わる日本語・言葉で、正しい順序で組み立てて話すということです。センスを磨くのではなく、やり方を学ぶことでコミュニケーション力があがるのは素晴らしいことですね。

    また、「わかる」には、把握・納得・再現の三段階(p24)があって、特に3つめの再現が、相手に行動を起こさせるために重要なことがわかりました。

    以下は気になったポイントです。

    ・話し方や「プレゼンテーションスキル」を磨いても、伝える力は上達しない、いくら話し方を工夫したり、文章の見栄えをよくしても、わかりにくい話はわかりにくい(p29、32)

    ・相手に伝える前に「何が言いたいのか=結論}を自分の中で明確にすること、さらに、「誰」に伝えるかによって「何を」伝えるべきか、更には、その人の状態・姿勢によって変わってくる(p35、37)

    ・何をに当る結論には、「その理由」がワンセットになっていなければならない(p48)

    ・書くように話すポイントは、1)主語と述語を明確に、2)一文を短く、そして接続詞は一つまで(p61、77)

    ・話し言葉のほうが伝わりやすいように感じるのは、それがわかりやすい表現だからではなく、その他(雰囲気・話の前後関係)を共有できるから(p62)

    ・わかりやすい文章には、1)専門用語は使わない、2)熟語は「漢字+ひらがな」にする、3)カタカナは日本語、4)動作が不明確な言葉は使わない、5)副詞は、数字に置き換える、のポイントがある(p101)

    ・「テンプレップの法則」:1)話のテーマを冒頭、2)言いたいことの数、3)結論、4)理由(相手が知らないことを説明するときは不要)、5)結論を補足するための具体例、6)結論の繰り返し(p107,110)

    ・相手の記憶に残すには、1)相手が記憶できる情報量まで、2)重要ポイント・間違えやすいポイントは繰り返し、3)暗記ポイントを明示、4)重要ポイントは箇条書きで(単語ではなく文章で)(p148,168)

    ・自分がどんな「文字列」を伝えるかではなく、その文字列で相手がどんな「イメージ」を抱くかを考える(p187)

    ・伝え方が本領を発揮するのは、なじみがない相手になじみがないテーマを伝えるとき、なので、普段自分が接しない人種(アイドル等)を想定して練習するのが良い(p206)

    ・相手に合わせて伝えるためには、相手と同じ経験をする、しかし絶対に相手とは同じになれないという謙虚な気持ちを忘れないようにする(p251)

    2013年10月14日作成

  • まさに教科書だと思う。
    テンプレップの法則はまさに押さえるべき基本。

    ・理解とは、「把握」「納得」「再現」
    ・話すこと、書くことは結論ありき。
     その結論を導くことだけを入れる。
     余計な情報、入れなくても結論が伝わる内容は落とす。
    ・「誰に」「何を」「どうして(理由)」
    ・主語と述語を明確にして、一文を短くするのは鉄則。
    ・修飾語も極力外す
    ・テンプレップの法則
     theme
     number
     point 結論・要点
     reason
     example
     point まとめ
    ・テンプレップの複数階層も有り
    ・表現の手持ちを増やすことで多角的に表現し、
     認識違いを避ける

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著者プロフィール

1977年生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。学生時代から複雑な物事を言語化し、シンプルに表現することに異常な執着を持ち、大学在学中に『資本論』の解説書を自作し学内で大ヒットさせる。リアルな現場と経済学の両面から、個人が幸せに生きるための働き方を分析し提言している。コミュニケーション、投資、個人ビジネスの立ち上げ手法を構造化・言語化し累計5万人以上に指導。また出版コンテンツへのコンサルティングも行い、延べ1000冊以上プロデュース。著書には、『人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点』(講談社+α文庫)、『カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話』(サンマーク文庫)ほかがある。趣味はハワイ。


「2022年 『その働き方、あと何年できますか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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