- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872906035
感想・レビュー・書評
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わかりやすく、面白く、有益な本。精神論でなく、”わかりやすい伝え方”の具体的な方法が書かれている。その方法は納得でき、また、実践可能であると思う。
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どうすれば話が伝わりやすいか…
ぼんやり分かってはいるものの、焦って要点を言えないことが多い自分。
どうしたら変われるのか、知りたくて読んだ。
しかし、「そんなことできてたらこの本読んでないわ〜」というのが正直な感想。
目新しい情報は特にない。
本のアドバイスを頭の隅に入れていても、いざとなると悪癖が出てしまう。
習うより慣れろ?
マニュアル片手でもないと、私には非常にハードルが高く感じてうんざりしてしまった。 -
飛ばしながら読みました。
全てをしっかり読んだら個人的には実践が難しそうなので、普段使えるようなものはメモしておきます。 -
'「結論」と関係のない言葉は、一切入れない'
'「専門用語」を使わない'
'相手に合わせて「ざっくり」と伝えることも大事' -
これは日本語における「言葉での伝え方の法則」を解説している本ですが、英語の場合にも当てはまると思いました。つまり、伝え方は、話術や文章テクニックではなく、汎用的な決め事(鉄則)で、コンパクトに4つに纏められています。
結論を明確にして、相手に伝わる日本語・言葉で、正しい順序で組み立てて話すということです。センスを磨くのではなく、やり方を学ぶことでコミュニケーション力があがるのは素晴らしいことですね。
また、「わかる」には、把握・納得・再現の三段階(p24)があって、特に3つめの再現が、相手に行動を起こさせるために重要なことがわかりました。
以下は気になったポイントです。
・話し方や「プレゼンテーションスキル」を磨いても、伝える力は上達しない、いくら話し方を工夫したり、文章の見栄えをよくしても、わかりにくい話はわかりにくい(p29、32)
・相手に伝える前に「何が言いたいのか=結論}を自分の中で明確にすること、さらに、「誰」に伝えるかによって「何を」伝えるべきか、更には、その人の状態・姿勢によって変わってくる(p35、37)
・何をに当る結論には、「その理由」がワンセットになっていなければならない(p48)
・書くように話すポイントは、1)主語と述語を明確に、2)一文を短く、そして接続詞は一つまで(p61、77)
・話し言葉のほうが伝わりやすいように感じるのは、それがわかりやすい表現だからではなく、その他(雰囲気・話の前後関係)を共有できるから(p62)
・わかりやすい文章には、1)専門用語は使わない、2)熟語は「漢字+ひらがな」にする、3)カタカナは日本語、4)動作が不明確な言葉は使わない、5)副詞は、数字に置き換える、のポイントがある(p101)
・「テンプレップの法則」:1)話のテーマを冒頭、2)言いたいことの数、3)結論、4)理由(相手が知らないことを説明するときは不要)、5)結論を補足するための具体例、6)結論の繰り返し(p107,110)
・相手の記憶に残すには、1)相手が記憶できる情報量まで、2)重要ポイント・間違えやすいポイントは繰り返し、3)暗記ポイントを明示、4)重要ポイントは箇条書きで(単語ではなく文章で)(p148,168)
・自分がどんな「文字列」を伝えるかではなく、その文字列で相手がどんな「イメージ」を抱くかを考える(p187)
・伝え方が本領を発揮するのは、なじみがない相手になじみがないテーマを伝えるとき、なので、普段自分が接しない人種(アイドル等)を想定して練習するのが良い(p206)
・相手に合わせて伝えるためには、相手と同じ経験をする、しかし絶対に相手とは同じになれないという謙虚な気持ちを忘れないようにする(p251)
2013年10月14日作成