シネマ・ハント (Eブックス・映画)

著者 :
  • エスクアイア マガジン ジャパン
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本棚登録 : 84
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872951134

感想・レビュー・書評

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  • ダメ出しされた映画も、理由がわかりやすく理論付けされてるから観たくなる。

  • "映画批評の本。「エスクァイア日本版」に連載されていたらしい。映画の批評をする人たちは、常にいろんな視点から映画を眺めている。読書と同じように映画を見ている。私は、映画館では、そういう風には見てきていない。映画館では、映画を作った人たちの世界に飛び込みたいから。DVDになったときには、そんな楽しみ方もあるとは思う。反復することで、気がつくこともある。
    映画好きの楽しみ方はいろいろあるということ。"

  • 2018/8/11購入

  • エスクァイアは私にとって今でも一番好きな雑誌で、連載の頃からこのコーナーは欠かさず読んでいたので、休刊は本当に残念だった。
    新聞とかそこらの雑誌の映画評って、読んで面白くなくて信じて見に行っても面白くないってシロモノが多すぎるんだよなー。

  • 『スゥイートヒアアフター』と『二十五年目のキス』、あとは黒澤清監督の作品が観たいなーと思いました。

  • 映画評論家なんて肩書きの人で、まともに映画評が書ける人はまずいない。本当に映画評を書いたら少なくとも半数以上の映画に対し辛辣なことを言わざるを得ない。そんな人を配給会社は試写会に招かないし、映画雑誌も映画の興行成績に貢献するためにあるようなもので、そんな評論家は困る。
    だから実は稀有な本だ。そしてこれは雑誌「エスクァイア日本版」の連載として存在した。男性誌のコラムだから成立していた訳だ。そして読み方が普通ではないから、ハリウッド映画はだめだと書くのでもない。ハリウッドシステムのここが悪い、その具体例がこの映画だという話にするのだ。
    そして映画の変質についての意見が面白い。この先、映画はさらに変わっていく。その方向をいくつか示している。「クローバーフィールド」の誕生も、著者の意見から考えていくと当然の結果だ。
    時々、それは違うんじゃないかなと思うこともあるが、きちんと自分の意見が書かれているので読んでいて気持ちよかった。

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著者プロフィール

映画評論家、英米文学評論家。1963年生まれ。訳書にアラン・ムーア『フロム・ヘル』(みすず書房)、ジョン・ウォーターズ『ジョン・ウォーターズの地獄のアメリカ横断ヒッチハイク』(国書刊行会)、キャサリン・ダン『異形の愛』(河出書房新社)、『J・G・バラード短編全集』(共訳 東京創元社)、ニール・ゲイマン『サンドマン ドールズハウス』『ネバーウェア』(インターブックス)など多数。著書に『新世紀書評大全 書評1990-2010』(洋泉社)、『皆殺し映画通信』シリーズ(カンゼン)など。

「2023年 『サンドマン 序曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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