M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究

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  • エスクアイア マガジン ジャパン (2008年3月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (776ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872951141

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M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究の感想・レビュー・書評

  • 借りてきた、、

    教科書はこれ、、読みながら、一応みんな、聞いてみたけど、忘れた、、、本も売ってしまっていたので、図書館に予約入れた、、少しづつ、、アルバム毎に、聞いてみようかと、、

  • 東大で行われたマイルスのゼミを書籍化したもの。
    物量の多さにうんざりで、中身の濃さにさらにうんざり。

  • 776ページの辞典並のマイルス講義。
    実際に東京大学での講義を口語でまんま収録した本。
    にしても、饒舌でかつ理論家の菊地氏のマイルス解説、なかなかに深い。

    サブテキストとして自叙伝ともう一つの解説本を挙げてるわけだけど、
    確かに、自叙伝では割にオープンに語られてはいるけど、自身の一人称であるわけで、第三者から分析されたマイルスの人となりと音楽は、見え方が全くと言って良いほど違う。まさに目から鱗。

    一環して主張される「異端の黒人」としてのマイルス(実は異常なほど裕福な家の出身である)、そしてマイルスの持つ精神性(アンビヴァレンス、ミスティフィカシオンと度々表される)、この二点については長らくマイルスを聴いてきたけども、盲点だった。これを知ってるのと知らないのとでは、マイルスの音楽の聴こえ方が180度違うと言ってしまっても良い。

    よく言われるモード革命、は本書では敢えてすっ飛ばしているけれども、
    それ以外、特に「ビバップという革命」、そしてインアサイレントウェイに代表される「テープ編集」には改めて目を、いや耳を開かされた思いがした。
    ビバップが音楽的にいかなる革命なのか、音楽をやらない者なので理解は出来てないけれども、やはり本書を読む限り、チャーリー・パーカーの偉大さを改めて感じざるを得ない。後に帝王となるマイルスの前に立ちはだかっていたバード、言うなれば怪物、いや大魔王とでも呼ぶべき存在なのかも知れない。
    テオ・マセロによって大胆になっていくテープによるエディット。先入観無く、いやむしろ先入観を知らずに持ちながら聴いていたのか、マイルスのレコードは全部ライブ録音だと思い込んでいた。だがしかし、多くの編集が施されていたという真実!その手法はまさにヒップホップにおけるサンプリングに等しい。ジャムセッションから使える部分を引っ張り出してきて繋げていくというアルバム制作、まさにマイルス研究=考古学になっているというわけである。

    いろいろ驚きと発見がある内容なのだけれど、これを読破後でも、まだまだゴールしたという感が無い。マイルス大陸に足を踏み入れただけのような気がする。そこは非常にぬかるんでいるわけだけど、果たして出口があるのかも分からないような異様なほど広大で煩雑なパンゲアであり、アガルタなのだろう...。

  • 文庫が出たのでそちらで読むことにします。こちらは永遠に積読になります。

  • 『東京大学のアルバート・アイラー』(青アイラー、赤アイラー)に続く、菊地成孔&大谷能生による東大教養学部での人気講義の単行本化。今回のテーマは「マイルス・デューイ・デイヴィスⅢ世研究」。
    マイルス関連本は数あれど、マイルスの服装(モード)の変遷やつぎはぎだらけでサイボーグ化していく肉体をここまで彼の音楽と結びつけて論じた本はない。まさに異色のマイルス論である。

    総文字数57万字、総ページ数776ページの大著でありながら、1ページも飽きさせることなく、最後の最後まで読む者をひきつけるその語り口はさらに進化している気がした。
    とにかくある現象を言語化する能力に秀でている。表現が的確すぎて思わず笑ってしまうとか、「なるほど」とひざをうつとか、その頻度が尋常でない。

    講義はもちろん、途中に挿入されるコラム、写真や音源(マイルスのCDはたいてい持っているので、それを流しながら読んだ)についての正鵠を射たコメント、欄外の脚注やアルバム紹介にいたるまで、すべて読まさずにはおかないという過剰なばかりの自意識と、徹底したエンタテイメントぶりが、この二人の真骨頂。
    細部にまで気を配ったデザインも含めて、本を読むという行為を隅から隅まで堪能できる好著である。

    帝王マイルスの新たな見方を手に入れるために、ぜひ。マイルスの代表作のCDを10枚以上持っている人は、もっと楽しめます。

  • 中山本を読んで、再読。

  • お二人からサインいただきました!

  • ジャズ界の超有名人マイルス・デイビスを、菊地成孔と大谷能生が東大の講義で語り倒す、という内容。はっきり言っておもしろい。全部で750ページくらいあるけどね。
    1940年代のビバップから、クール・ジャズ、モーダル・ジャズなど当時最新鋭のアコースティック・ジャズを極め、1970年代にはファンクと融合、最後はヒップホップのブレイクビーツにのせてトランペットを吹く。このおっさんすげえ!

  • マイルス研究としては現時点で一級品。ただし自己韜晦を軸とした論理は無理があるというか菊地成孔自身の話のような気がする。本作以上のマイルス研究が出ることが望まれるところ。
    最後のマイルスバンドのメンバーの話はあまり多くないので、ケイ赤城さんのインタビューは貴重。やはりマイルスの死後、Jazzは決定的に弛緩してしまったのだと思う。

  • ミスティフィカシオン(自己韜晦)をキーワードに、膨大なボリュームでマイルスの人生を語った。奔放な比喩と多数の謎かけ、饒舌ながら英語のタームを次々に繰り出し、平易なふりで煙に巻く。本当は二人での講義を一人の語りに纏め上げたのも、二面性の暗喩と捉えるのはうがちすぎか。持ってるのが疲れるほど重厚な本だが、最後まで読ませる勢いと興味に溢れた本。本書を読んでマイルスをわかったと思うのは難しい。実際、"カインド・オブ・ブルー"の説明はばっさりカットしてる。にもかかわらず、あらたにマイルスの魅力に気づき、音楽を聴きたいと思わすベクトル感覚は凄まじい。一つのテーマを深堀する実力に圧倒され、今までとは違う切り口のヒントに満ちた快著。

  • 東京大学で行われたマイルスゼミの講義本が大幅加筆でよみがえる。

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