デザイニング・インターフェース ―パターンによる実践的インタラクションデザイン

  • オライリー・ジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873113166

作品紹介・あらすじ

Ajax時代のインターフェースをデザインするデザイナーとプログラマーのためにウェブアプリケーション、インタラクティブなウェブサイト、デスクトップアプリケーションなどをデザインするための具体的かつ実践的なノウハウを「パターン」として体系化。入門書として、またリファレンスとして、すぐに使える一冊。

感想・レビュー・書評

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  • [読んだ理由]==================
    UIデザインについて勉強したかったので。職場のデザイン部門の方に紹介してもらった本。


    [読んだ後の感想]==============
    ポイントは下記?
    ・目的(ユーザは何をしたいのか)を忘れずに
    ・操作手順や、表示要素は、少ない程良い
    ・奇抜すぎず(ユーザが既知/王道のIFがあれば、それにを使う)

    王道パターンがたくさん載ってて、参考書のような感じの構成。


    [備忘録]======================

    ■序章================================================================
    「直感的」一度も使ったことがなくても分かる
    「慣用的」一度使ってみれば、分かる

    ■01:ユーザの行動====================================================
    良いインターフェースデザインは、見た目から始まるわけではない。出発点は、人々/ユーザを理解する事。
     どんな人物なのか、なぜ其のソフトを使うのか、どう操作するのか。
     ソフトウェアとは彼らが目的を果たす手段でしか無い
     「汝のユーザを知れ 彼らはあなたとは別人なのだ!」

    □目標達成の手段
    ユーザが本当に達成しようとしている目標は何なのか。
     フォームにデータを入力する作業ではない。オンラインショッピングやネットワークプリンタのインストールなど。

    □ユーザ調査の基礎
    一般的な行動パターンと例外的なケースを区別できるようになるまで、多くのユーザについて個別に調べてみることが大切。

    □ユーザの学習意欲
    ユーザは貴方のインターフェースを学習するために、どれくらい努力してくれるだろうか。
     仕事で毎日使う必要がある場合と、たった一度30秒しか使わない場合とは、違うデザインが必要。


    ■02:コンテンツを整理する:情報アーキテクチャとアプリケーション構造==
    アプリケーションの全体的な組織構成が決まるまでは、インターフェースのスケッチを始めるのは待とう。なるべく柔軟でクリエイティブな姿勢を保つために。

    □情報アーキテクチャの基本:分類すること
    □物理的構造


    ■03:動きまわる:ナビゲーション、標識、経路探索======================
    ウェブサイトやアプリケーションの中を行き来することは、通勤に似ている。
     理想形は「どこへも行かずに済む状態」。
      必要な物が全て手元にあり、どこかへ取りに行かなくて良い
      場合によっては、利用頻度の低いツールを別のページ/ダイアログに入れたり。
      「少なければ少ないほど良い」

    □いつでも居場所が分かるということ
    □ナビゲーションのコスト
     あなたのアプリケーションで、ごく一般的な80%のユースケースを「コンテクストの切り替え」なしで、または1回切り替えるだけで行えるようにする事は可能だろうか。


    ■04:ページを構成する:ページ構成のレイアウト========================
    □ページレイアウトの基礎
    一般的によく知られた構造を用いれば、其の視覚的な形状により、その中身を読み始めるより早く、瞬時にその意味を伝える事ができる。
    今度貴方が雑誌を手にとることがあったら、よくデザインされた広告をいくつか見て、どこに視線が吸い寄せられるかに注意して欲しい。


    ■05:事を行う:アクションとコマンド==================================
    □限界を広げる


    ■06:複合的なデータを表示する:ツリー、テーブル、その他、インフォメーショングラフィック
    □インフォメーショングラフィックの基礎知識


    ■07:ユーザからの入力を受け取る:フォームとコントロール
    □フォームデザインの基礎知識
    何を要求されているのか、それは何のためなのかを、必ずユーザが理解できるようにしよう


    ■08:制作ツールと編集ツール==========================================
    □編集ツールをデザインするための基礎


    ■09:良い見た目にする:視覚的なスタイルと美学========================
    □同じ内容、違うスタイル
    □ビジュアルデザインの基礎
    色で区別する重要な部分で、決して赤と緑を組み合わせて使用しないこと。
     視覚障害を持つ多くの人々には、それらの違いがわからないから。
    印刷物ではセリフフォント、ディスプレイではサンセリフフォントのほうが、小さくても読みやすい
     ディスプレイの解像度では、セリフフォントを表示しきれないため

    □デスクトップアプリケーションにおけるビジュアルデザインの意義

  • 130623 中央図書館
    UIにおけるデザインパターンを列挙、解説。内容豊富、図版が豊か。別にITを生業としていなくても、いろいろと参考になりそう。

    この本を見ていると、会社の業務システムがいかに完成度が低いかを思い知らされる。もっとも、すでに安定して稼働している業務システムのUIを、わざわざお金を使って根本改良するようなIT部門はないだろう。いつでも保守より開発で忙しいのだから。

  • ウェブに限らないアプリケーションのインターフェースについて、アクション・フォーム・レイアウト・アーキテクチャといった様々な側面から既存パターンを洗い出し、それぞれの特徴やメリットを書き出したのが本書です。
    例として挙げられているのがPhotoshop・メーラー・オフィス・ウェブアプリケーションなど身近なものが多いので、各論を難なく理解していけるのが特徴だと思います。
    UIにおいては、ソフトウェアとウェブアプリケーションの垣根はそんなにないので、組み込み・ウェブに関わらず、デザイナーが引き出しを増やす上で有効だと思います。

  • 何度か画面設計した事のある人ならば、非常に参考…もしくは反省材料(^_^;)…になる本。
    とても簡単に書いてるデザイン・レイアウトなんだけど、実際に実装するのはタイヘン技術が必要なことが理解出来ないなら、読むだけ無駄です。

  • ゼミの教科書です。
    実例が画像で載っているので文章読まないでもある程度理解できます。
    肝心の文章がいかにも「英語直訳しました」なのが難点。

  • 自分自身、この領域で手を動かすわけではないので。
    UIデザイナ向けには強く推薦。

  • GUIのパターン集。Ajax後、スマートフォン前の時代のもの。

    きれいで見易いし、ポイントもまとまっているようには思うが、このパターンを使い分けるために必要な一覧表が無いのがイマイチ。

    この手の本はそこそこあるが、企業内システム向けの本って無いだろうか。

  • あなたのソフトウェアが、ユーザにとって使いやすくなるためのパターンが94種類掲載されています。
    デザインといっても、見た目を格好良くすることが目的ではありません。
    (見た目を良くするためのパターンも掲載されていますが)

    最初に断っておきます。
    本書は全体を通して、文章が読みづらいです。だから ★-1
    図を見れば容易に理解できそうなものを、文章で難解にしているようにも思えます。(単純に僕の頭が悪いからですが)

    内容は非常に良くまとまっていると思います。
    Webとデスクトップアプリの両方のデザインに対応しています。
    そのようなアプリを作る予定の人には、まず本書を読んでいただきたいくらい。

    「直感的」な操作とは、「慣習的」と言い換えることが可能だそうです。
    例えば、「サイトの左上にあるロゴをクリックすると、トップページに遷移する」など。(パターン31, 避難口)
    つまりパターンに従ったインタフェースは直感的と言えるでしょう。
    本書に掲載されているパターンは、誰もが見たことのあるものばかり。
    有用なソフトウェアは多くのパターンを組み合わせて構成されていることに気付かされました。
    また、心理学の内容に踏み込んでパターンの有用性を展開しているため、説得力があります。

    一度で理解するのは困難なので、GUI設計時に辞書として利用するといいかもしれません。

  • デザインを一通り、体系的に並べたもの。体系化には意味があることだけど、言われてみればということが多く、特に大きな驚きや学びがあったとは感じなかった。

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