デザイニング・インターフェース ―パターンによる実践的インタラクションデザイン
- オライリー・ジャパン (2007年1月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784873113166
作品紹介・あらすじ
Ajax時代のインターフェースをデザインするデザイナーとプログラマーのためにウェブアプリケーション、インタラクティブなウェブサイト、デスクトップアプリケーションなどをデザインするための具体的かつ実践的なノウハウを「パターン」として体系化。入門書として、またリファレンスとして、すぐに使える一冊。
感想・レビュー・書評
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130623 中央図書館
UIにおけるデザインパターンを列挙、解説。内容豊富、図版が豊か。別にITを生業としていなくても、いろいろと参考になりそう。
この本を見ていると、会社の業務システムがいかに完成度が低いかを思い知らされる。もっとも、すでに安定して稼働している業務システムのUIを、わざわざお金を使って根本改良するようなIT部門はないだろう。いつでも保守より開発で忙しいのだから。 -
ウェブに限らないアプリケーションのインターフェースについて、アクション・フォーム・レイアウト・アーキテクチャといった様々な側面から既存パターンを洗い出し、それぞれの特徴やメリットを書き出したのが本書です。
例として挙げられているのがPhotoshop・メーラー・オフィス・ウェブアプリケーションなど身近なものが多いので、各論を難なく理解していけるのが特徴だと思います。
UIにおいては、ソフトウェアとウェブアプリケーションの垣根はそんなにないので、組み込み・ウェブに関わらず、デザイナーが引き出しを増やす上で有効だと思います。 -
何度か画面設計した事のある人ならば、非常に参考…もしくは反省材料(^_^;)…になる本。
とても簡単に書いてるデザイン・レイアウトなんだけど、実際に実装するのはタイヘン技術が必要なことが理解出来ないなら、読むだけ無駄です。 -
自分自身、この領域で手を動かすわけではないので。
UIデザイナ向けには強く推薦。 -
GUIのパターン集。Ajax後、スマートフォン前の時代のもの。
きれいで見易いし、ポイントもまとまっているようには思うが、このパターンを使い分けるために必要な一覧表が無いのがイマイチ。
この手の本はそこそこあるが、企業内システム向けの本って無いだろうか。 -
あなたのソフトウェアが、ユーザにとって使いやすくなるためのパターンが94種類掲載されています。
デザインといっても、見た目を格好良くすることが目的ではありません。
(見た目を良くするためのパターンも掲載されていますが)
最初に断っておきます。
本書は全体を通して、文章が読みづらいです。だから ★-1
図を見れば容易に理解できそうなものを、文章で難解にしているようにも思えます。(単純に僕の頭が悪いからですが)
内容は非常に良くまとまっていると思います。
Webとデスクトップアプリの両方のデザインに対応しています。
そのようなアプリを作る予定の人には、まず本書を読んでいただきたいくらい。
「直感的」な操作とは、「慣習的」と言い換えることが可能だそうです。
例えば、「サイトの左上にあるロゴをクリックすると、トップページに遷移する」など。(パターン31, 避難口)
つまりパターンに従ったインタフェースは直感的と言えるでしょう。
本書に掲載されているパターンは、誰もが見たことのあるものばかり。
有用なソフトウェアは多くのパターンを組み合わせて構成されていることに気付かされました。
また、心理学の内容に踏み込んでパターンの有用性を展開しているため、説得力があります。
一度で理解するのは困難なので、GUI設計時に辞書として利用するといいかもしれません。 -
デザインを一通り、体系的に並べたもの。体系化には意味があることだけど、言われてみればということが多く、特に大きな驚きや学びがあったとは感じなかった。