アプレンティスシップ・パターン ―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得 (THEORY/IN/PRACTICE)

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制作 : 柴田 芳樹 
  • オライリージャパン (2010年7月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873114606

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アプレンティスシップ・パターン ―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得 (THEORY/IN/PRACTICE)の感想・レビュー・書評

  • 7月2日に翻訳者の柴田 芳樹さんから献本いただきました。どうもありがとうございます。

    さて、一見、舌を噛みそうなタイトルですが、実際に口に出してみると意外と大丈夫なので安心して声に出して読んでみましょう。せーの、、、という話は、置いておいて、「アプレンティスシップ」ってご存知でしょうか? 私は知りませんでした。

    で、サブタイトルに目をやると、「徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得」という、、、おい、この日本語はどこで切れるんだい? というものです。

    [徒弟制度に学ぶ] [熟練技術者の技と心得]
    [徒弟制度に学ぶ熟練技術者の] [技と心得]
    [徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技] [と心得]

    うーん。読み終わった今、考えてみるとどれも違う気がします。
    いただいておいてなんですが、タイトルとサブタイトルで損してないですか??

    自分なら、
    タイトル:徒弟制度に学ぶ!ソフトウェア開発者を極めるための行動パターン
    サブタイトル:志あるソフトウェア職人への手引き

    とかにするなぁ。うーん。うーん。
    タイトルは出版社マターなので、柴田さんには選択の余地がなかったのかもしれませんが……。

    ★★★

    さて、本書は、成長中の意欲を持ったソフトウェア職人が、指導者または業界の全体とコミュニケーションをとる役割になるまでに直面する様々な難題に対して、どのような「行動パターン」を取ればその壁を乗り越えることができるかについて書かれています。

    ここで、成長中の意欲を持ったソフトウェア職人のことを“アンプレテイス”(apprentice)と呼び、指導者のことを“ジャーニーマン”(journeyman)と呼んでいます。
    見習い奉公中の職人が“アンプレテイス”で、徒弟奉公を済ませた一人前の職人が“ジャーニーマン”なのですね。

    “ジャーニーマン”の上に位置する“熟練職人”(master)というのもあります。

    スターウォーズのジェダイ・パダワン(Jedi Padawan)、ジェダイ・ナイト(Jedi Knight)、ジェダイ・マスター(Jedi Master)のようなものです。

    ★★★

    本書では、各パターンごとに「パターン名」「状況」「問題」「解決方法」「行動」「関連項目」でその問題に対してどういう行動をとればよいかが示されます。

    多くのパターンは「やっぱりそうであったか」と自分の経験から納得できるものでした。
    したがって、アンプレテイス達は道に迷った時に本書を読み返すことで明かりがみえると思います。

    ちょっと読みにくい(例えば日本語としては「あなた」という単語を消した方が読みやすいところが多いように思いました)のですが、参考になる(考えさせられる)ところの多い本でした。

  • 言いたいことはものすごくよく分かるけど、これらのパターンすべてを現実的に実践していけるような人が果たしてどれだけいるのだろう、というのが正直な感想。

    ソフトウェア開発者として生涯を通して成長し続けたいと熱望してやまず、そのために人生のすべてを捧げるぐらいの勢いじゃないと無理なんじゃないかと感じる。

    東方仗助の「なるほど完璧な作戦っスねーーっ 不可能だという点に目をつぶればよぉ~~」というセリフを思い出した。

    しかしまあ、それは極端な解釈であって、ソフトウェア開発者がスキルの向上を目指す上で参考にすべきマインドセットを学べるという意味では十分に良書だとも思う。

    部分的に取り入れつつ、自分なりのアプレンティスシップを形成していきたいなと思った。

    個人的には、
    ・気の合った者同士
    ・芸術より技芸
    ・壊してよいオモチャ
    ・学びを共有する
    ・無知をさらけ出す
    ・良き指導者を見つける
    あたりが琴線に触れた。

  • オライリーから出版された技術書ですが、ソフトウェア開発に留まらず、何かを極めようとしている人全般の役に立つパターン/アドバイスが記されています。

    何らかのプロフェッショナルになりたい、という人サポートする本ですので、まずはなりたいという熱意が無ければ何も始まりません。
    なのでこの本を見返す時、自分は「持続可能なモチベーション」「情熱を育む」のパターンからページをめくります。

    似たような概念をパターンとして抽出する、というソフトウェアエンジニア的視点から書かれた個性ある自己啓発書と捉える事も出来るような気がします。

  • まだ半分くらいしか読んでないけど、全体的な雰囲気としては掴めてきた。苦しい現状を前向きに捉えつつ成長に繋げるための指南・啓蒙書といった感じ。

    開発経験の長い人は当たり前に実践していることが多いと思う。
    泥沼にハマってたり落ち込んでるときに読むと、背中を押されるように救われることもありそう。

    ひとつひとつの項目は短くて、通して順番に読んでくと、エモいことだけが書かれたウィキをつらつら眺めてるような感覚になりますね。

  • [ 内容 ]
    本書は、徒弟制度をモデルとし、真のソフトウェア熟練職人を目指すためのパターンをまとめたものです。
    新しい技術の登場と絶え間ない変化に柔軟に対応し、ソフトウェア開発を生涯の仕事とするための心得とパターンを紹介します。
    意欲ある新人ソフトウェア開発者、またソフトウェアの匠を目指す技術者必携の一冊です。

    [ 目次 ]
    1章 序論
    2章 カップを空にする
    3章 長い道のりを歩む
    4章 正確な自己評価
    5章 永遠の学習
    6章 自分のカリキュラムを作る
    7章 結論
    付録A パターン一覧
    付録B 徒弟制度募集
    付録C Obtiva社徒弟制度プログラムの初年の振り返り
    付録D オンライン情報

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 自分用の Wiki クローンを作って、学んだことをまとめようと思い立った本。

  • 非常にためになった。英語からの和訳ということもあり若干言い回しに分かりにくいところもあったが、読んでいるうちにそれも慣れた。

    内容は、サブタイトルにもある通り、徒弟制度を参考にした技術者の技と心得ということだが、とりあえず情報量が多い。僕の経験が足らず目新しいだけなのかもしれないが、エッセンスがぎゅっと凝縮されているように感じた。
    少し経ったら、今度はノートに短くまとめながら読んでみたい。

  • 内容的にはプログラマとして成長するにはどうしたら良いか、といったもので個別のトピックは達人プログラマー等と重なる部分も多い。この書籍固有のものとしてはタイトルが表すように徒弟(師弟)の重要性を説いているところ。

  • 初心者だけでなくそれなりに経験をつんだエンジニアであっても学べることがある良書です。

    エンジニアリングという長い道のりをどうやって歩いていくべきか、迷った時にその状況に応じて取るべき行動や心構えを示してくれる本です。

    もっと早くにこの本を知っていたらいまとは違った選択をしていたかもしれないと思いました。

  • ソフトウェア開発の学びのためのパターン集。

    既に習得してきた事はあるが、新たな事を学ぶとき。
    継続して学びを続けていくには。
    とかとか、ソフトウェア開発の学びについて
    こんな状況でこんな問題の時はこうしてみたらどうだろうというパターンを
    著者がまとめたもの。

  • ソフトウェア業界で働く人が意識しておくべきマインドや行動内容が記載されている本。こうした本は一度読んでみて終わりではなく、たまに読み直すと新しい発見があるので、もう少し経ったあとに読み直してみたい内容だった。

  • 徒弟制度の観点からプログラマー(一般的な社会人)として一人前になるためのヒントや言葉がたくさん詰まっている。
    新人プログラマーだけではなくある程度経験を積んだ方もプログラマーの心構えなど、通常仕事をしていたら忘れがちなことを再認識できると思う。また、プログラマ以外の職種の方にも幸せに働いていけるヒントがあるかな。。多分。
    内容は基本的に1節ずつ完結しており、1節の最後に関連する項目が記載されている。Webのリンクをたどるように読み進めていくこともできる。
    本の前書きにも書いてあるが、1ページ目から読み進めていくのもよいし、気になるトピックから読み、リンクをたどるように関連する項目を読んでいくのもいい。1回で読み終えるのではなく何度も読み込める本だと思う。

  • ソフトウェア技術者として学習していくときの心構えをパターン化して紹介している本。
    モチベーションが十分に高く、すでに他の技術者向けの勉強本を読んでいる人に取って、新しい内容はそれほど多くない。
    心構えをパターン化するというコンセプトは非常に面白い。

  • プログラミング専門のマイミクさんおすすめの本。
    技術を身につけ熟達していく過程について、
    「知恵」みたいなものひとつひとつを「パターン」として説明されていた。
    プログラマー向けの専門用語たくさんだし、翻訳文章独特の語り口でうおっ・・と身構えたけど、
    表現もゆたかでひとつひとつの例も具体的で深く、理系のりの字もない自分にも面白かったです。
    職業に関係なく有効に読めると思うし実際他の職業との関連事例も載っていました。
    アプレンティス→ジャーニーマン→熟練職人っていう熟達度による段階わけとか、
    「パターン」同士引き合いに出しながら説明されてるのがすごくわかりやすかった。

    武道の奥義書みたいだけど精神論だけでもなくて、
    ひたすら主体的で能動的であること、組織に貢献しようとする姿勢、
    知恵はいつも積極的に共有されるべき・・、って
    自明のノウハウとしてたんたんと親切に語られていた(たまにストイックすぎ・・と思うとこもあったけど)
    もし理系の業界でこういう考え方が一般的なんだとしたらすごい。今の技術がすごい速度で進歩してるのもわかる気がする。
    自分のいる業界にはほとんど浸透してないような・・
    いや、あるところにはあっても自分が追いついてなかっただけかも?
    読んでいると、背すじが伸びる気がした。

  • アプレンティスシップは、中世ヨーロッパの徒弟制度=職人養成システム、またアプレンティスは弟子の事。

    技芸の世界(能力の最大決定要因が個人スキルの業界や企業。対して、それなりの工場は職人養成システムがある。)で、アプレンティスが職人を目指すための心得や推奨される行動をパターンとして紹介。本書はプログラマー向けだが、ほとんどの内容はそれ以外の職種にも通じる。初心者だけでなく、ある程度の経験を積んだ人にも薦めたい。

    ちょっと違う系統を読みたいと思い、ITコーナーを何となく眺めてて見つけた本。これは運が良かった。目からうろこ、感銘を受けた、本当に素晴らしい本だと思う。

    ほとんどが技芸の世界だと思うが、職人を目指すの少数派。職人の養成までできている人、さらにそれがシステム化できている企業はごくごく僅か。それは人を育てたり、ノウハウの継承について、体系立った知識がないためだと思うが、本書はまさにそれを提供している。パターンとしてカタログ化した上で、カテゴライズ、さらにパターン間の関連まで示されている。実践するのは簡単ではないが、積極的に取り入れていきたい。

    アプレンティスシップ・パターン
    <カップを空にする>…自分にとって新しい分野を身につける
    ・最初の言語
    ・白帯
    ・情熱を放つ
    ・具体的スキル
    ・無知をさらけ出す
    ・無知に向き合う
    ・難しい事
    ・得意領域への撤退

    <長い道のりを歩む>…モチベーションを維持しつつ、うまく目的地に向かう
    ・長い道のり
    ・芸術より技芸
    ・持続可能なモチベーション
    ・情熱をはぐくむ
    ・自分の地図を描く
    ・肩書を活用する
    ・現場にとどまる

    <正確な自己評価>…己を知り、適切な行動を取る
    ・最低である
    ・良き指導者を見つける
    ・気の合った者同士
    ・同席する
    ・床を拭く

    <永遠の学習>…どう学習するか
    ・処理能力を広げる
    ・練習、練習、練習
    ・壊して良いおもちゃ
    ・ソースを活用する
    ・自分の仕事を省みる
    ・学びを記録する
    ・学びを共有する
    ・フィードバック・ループを構築する
    ・失敗から学ぶ

    <自分のカリキュラムを作る>…どう知識を得るか
    ・読書リスト
    ・継続した読書
    ・古典に学ぶ
    ・徹底的に学ぶ
    ・精通したツール

  • 和図書 548.96/H85
    資料ID 20101031382

  • 学習を通じて得た自信を維持しながら、新たな状況に立ち向かう際には、以前の知識を脇に退ける。
    あなたは学んだことを忘れねばならない。
    職人はソフトウェア開発という技芸を学ぶことに熱心なアプレンティスのみを引き受ける。
    アプレンティスは熱意と学習意欲を周囲に感染させるためソフトウェア職人気質における必要不可欠なパーツ。
    難しいことに挑戦してください。
    準備ができるまで待つというのは決してしないのと同じ。
    困難な仕事に取り組んで、あなたを伸ばす仕事をすることで成長する。
    あなたより優れた開発者に囲まれるようにする、あなたが最低のメンバーであり、成長する余地がある。より強力なチームを見つけてください。継続した読書と自分の仕事を顧みること。

  • 読み終わったあとくらいに、旭川の家具工房に見学へ行ったときに、コンテストで受賞した方の経歴に、徒弟制度バリバリなことが記されていた。Journeymanとか書いてあった。単純に「職人」って訳なんだろうけどね。ちなみに、この本自体はなんだか分かりにくいし、この本に書いてあるけれども、wikiなんかで読むほうが読みやすいだろうね。

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アプレンティスシップ・パターン ―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得 (THEORY/IN/PRACTICE)の作品紹介

本書は、徒弟制度をモデルとし、真のソフトウェア熟練職人を目指すためのパターンをまとめたものです。新しい技術の登場と絶え間ない変化に柔軟に対応し、ソフトウェア開発を生涯の仕事とするための心得とパターンを紹介します。意欲ある新人ソフトウェア開発者、またソフトウェアの匠を目指す技術者必携の一冊です。

アプレンティスシップ・パターン ―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得 (THEORY/IN/PRACTICE)はこんな本です

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