ビューティフルテスティング ―ソフトウェアテストの美しい実践 (THEORY/IN/PRACTICE)
- オライリージャパン (2010年10月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784873114743
作品紹介・あらすじ
本書は、さまざまな手法や規模、異なった立場でソフトウェアテストに携ってきたプロフェッショナルたちが編み出したテストの極意、「美しいテスト」について語るものです。豊富な経験やユニークな見解を持つ人物に焦点を当てた「テスター」、試行錯誤の末に到達した「プロセス」、すばやく効率的に行うための「ツール」という3部構成で、書き手自らが確立したテストの極意を実例を挙げて分かりやすく解説します。日本語版では、山浦恒夫氏による組み込み系ソフトウェアについてのエッセイを収録。
感想・レビュー・書評
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ソフトウエアのテストといっても、いろいろある。しかし、美しいテストといえば、やはりオートマティック・リグレッション・テストおよびユニット・テスト。このフレームワークをつくり(もしくは、優れたフレームワークを導入し)、テスター要らずのソフト開発をすることこそ、ソフトウエア・マネージャーの仕事だと思う。本書は、このわたしの意見を100%肯定するわけでないが(つまり、プロのテスターのテスティング能力の賛美もある)、その実践のためアイデアも十分含まれており、非常に参考になる。
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webの話とか、C言語の話とか、今の仕事に関係のない話が多かった。
全体的に実践的であり、もう少し理論的なところが欲しかったので、合わなかった。 -
自動化を中心に、テストについてのうんちくを語った本。良書だと思う。
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自分のテストしたソフトウェアが搭載された機器が母親のICUで使われていたという話が載っていた
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装丁が美しい。中の字はちょっと小さ目。それで、376ページあるので読むのに時間が掛かりました。
内容は、29名のテストエンジニアのエッセイ集のようなものです。
★★★
「7章 美しきXMPPテスティング」や「10章 乱数ジェネレータのテスティング」のように新たな課題に知恵を絞った話は勇気づけられました。
ただ、全体にわたって筆者たちの思いが強すぎて客観性に欠ける、もしくは、実証結果が提示されていない部分が多く、本書へ期待していた気持が大きかっただけに残念でした。
あと、山浦さんのところで、
入場料が、6歳未満は無料、6歳以上59歳以下は400円、60歳以上は200円の場合、
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上記の入場料判定プログラムでは、たとえば、0歳、13歳、19歳をテストすれば境界を検証できます。
は、増刷時に直した方がいいです。
# きっと、元の問題には子供料金の条件が入っていたのでしょう。 -
ビューティフルシリーズはみんなそうなんだけど、
文書が堅苦しくて、内容の面白さも章によってばらつきが大きい。
なので、平均としては評価低いが、面白いトピックもあるので
テストの専門家を目指すのであれば読んでおきたい。 -
内容はいいが、訳注がうっとうしいことがある
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この本を読んで適応可能な詳細な情報というよりは、様々なプロジェクトでの取り組みが紹介されている。テストの方向性を知るにはいいと思う。
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前半の章が特に興味深い。テストが正当に評価され、メンバーがインセンティブを見いだすところから品質向上が始まるのかな。