子どもが体験するべき50の危険なこと (Make: Japan Books)

  • オライリージャパン
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感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873114989

感想・レビュー・書評

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  • 三人の子どもが9歳以上になったので、興味深く読みました。

    必要なのは、やっぱり男の子だなぁ〜。息子たちはいくら言っても、自分で体験しないとわからない…その点、女の子は事前に考えることができるので。

  • まさにタイトル通りの事柄が列記されている。絵がよいし、カテゴライズというか、それをくるんでいる世界観もよい。
    瞬間接着剤で指をくっつける、など、ふざけているようで、その不自由な体験から得られるものがある、というようなことが盛り沢山。ただそれは、親が子に教えるべきなのか。そこはどうにも腑に落ちない。
    やっぱり親の目を盗んでやって欲しいけど、接着剤はともかく、紙コップでお湯を沸かすとか、こっそり小さい子にやられたら危ないな、というものもあって…なんて思う時点で、負けか。危ないことは一般に面白い。

  • この本のコンセプトは本当に素晴らしい。
    怪我をしないように、病気にならないように、危ないことから子どもを遠ざけるのは、本当に本人のためになっているのか?
    刃物の危なさ、火を使うこと、ものを爆発させること、、、何が危険なのか、どうしたら危険を避けられるのかを察知できる能力を身につけさせることこそ、本当の教育なのでしょう。

    本の中には、「えっ、それ本当にこどもにやらせる?」と思うものもあるのですが、そう思ってしまうあたり、私も危険を避けて生きてきてしまったのでしょう。

    自分に子供ができたら、この本を見ながらぜひ一緒に危険なことをやってみたいと思わされた本。

  • 評価3(読んで納得)
    著者の信念、すべては「無茶をやる」ことから習得する、に共感を覚える人は是非とも読んで欲しい。自分でもやってみたくなること請け合い。
    このままワークショップの教材として使えるぐらい良くできている。
    内容には満足しているけれども、もっと手頃な価格で手に入るようにした方が本書の趣旨には沿っていると思う。

    こんな人にオススメ
    -子供の頃冒険できなかった大人
    -自分の子ども世代には冒険して欲しい大人
    -ちょっと危ないことやってみたい子供

  • ユーモアにあふれていてよかった。

  • 制御された環境で、危ないことを体験して、自分の限界を知っておくこと、
    というコンセプトの本。
    危ないからといって子どもからナイフを取り上げるのではなく、
    危険の少ない課題でナイフを実際に使う体験をして、
    その性質を知っておこうというものです。

    この考え方は、同感ですね。

    たくさんお酒をのんでみて、
    どれくらいだと箸を使えて正常なふりをできるとか、
    どれくらいいくと吐いてぐだぐだになるとか、
    どれくらいがんばると翌日二日酔いや翌々日三日酔いになって動けないとか、
    どれくらい飲むと本当に命が危なくなるとか、
    いろんなシチュエーションを体験しておくと、
    たいていのことでは死なない、という自信がつきます。
    ちなみに、私のポリシーは、
    どんな状況になっても簡単には死なないこと、です。

    2011/08/31

  • うーん。マニュアルとしてではなく、ちょっとした読み物としてならまあ時間の無駄ではないとは思う。

    「もっとくわしく」の子育てとは何の関係もないウンチクがいちばん興味深く読めた。

  • 上司から聞いた話だと、最近は「家のトイレが全自動の洋式だから、外の和式のトイレで座って用をたすことができない子」とか「家がオール電化で火に触れたことがなく、危険なものだと認識できずに火傷してしまう子」とかも出てきているらしい。世間の子供を見守る大人として(まだ自分は「親として」というステータスは無いので)、子供を危険な目に遭わせないようにする、というのは間違いなく大事なこと。でも、あまりに過保護になってしまって、その子供の生き抜くための力を奪ってしまってはいけない。

    怪我をさせたくない、危険なことをさせたくない、だからその危険なものから遠ざけて、絶対に触れさせないようにしよう、というのは、「なんか起きた時に面倒になるから」「危険なことをさせてる間は目が離せないから、そんなことに時間を潰したくない」という、大人の怠慢でもあると思う。
    子供が自由な発想で、時に大人の目から見たら危ないと思われることをやりたがるのは自然なこと。だいたい、自分が小さかった時のことを思い出しても、親に言ったら怒られるだろうなーってことの方が楽しかったしね。

    この本に書かれてる50のことのうち、9割以上は大人が見守ってあげればまったく問題なく、怪我もせずに体験することができるものだと思います。要は、それをしたいという子供のために、自分が時間を割いて彼らに向き合ってあげられるかどうか。
    そんなことを考えるためにも、子供に触れる機会のある人なら一度は読んでおいて損はないと思う。

  • 衝撃的!ちょっと怖いことも書いてある。以前はいたずらにしていたことかもしれないけれど…。これらを「怖くてできない」って思ってしまう私自身が、すでに「過保護世代」なんだと思った。

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