プログラマのためのサバイバルマニュアル

  • オライリージャパン
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本棚登録 : 322
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873115719

作品紹介・あらすじ

プロフェッショナルとしてこの業界で生きていくための実践を33のtipにまとめて提供。本番システムのプログラミングや開発ツールについて心得ておくべきことなどの解説はもちろん、エンジニアリング部門のなかで仕事がどのようにまわっているか、リリースまでにコードがどのにように育っていくかなど、プログラマとその仕事をとりまくあらゆることについて実践的な提案を行なう。

感想・レビュー・書評

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  • New Programmer’s Survival Manualの翻訳。

    そう、邦題には大事な”New”が抜けている。

    この本は、大学などでコンピュータ科学などを専攻している学生が、企業に就職しプロのプログラマーとして生き残るためのサバイバルマニュアルだ。新米プログラマー向けの指南書であって、古豪の生き残り戦略では全くない。むしろ古豪の域に達しているはずの年齢で、この本で何かを得たとか思ったりしたならだいぶ問題がある。

    これから、業界に開発者として就職を希望している学生は必ず読むべきだし、IT企業にかかわらず、開発者ではないにしても企業への就職を考えるのであれば第2部以降を読んでおいて損は無いはずだ。へたな「シューカツ」本を読むよりよほど「企業」や「組織」について勉強できるし、自分が企業や自治体などの就職することが合っている判断にもなるはずだ。就職することがゴールでは無いし、食べていくための方法でもはずで、その先の自分自身の人生について少し考えてみるといい。

    ということで、この本をIT技術書の棚においておくのは全くふさわしくないので、ぜひ各書店におかれましては「シューカツ」書コーナー平積みの目立つところにおいていただければと思います。


    いやーでも、邦題でNew抜いちゃだめだよ。間違った人がきっと買ってる。

  • プログラマがプログラムを書いていくうえで(会社などで業務用のプログラム)しなければならないことをレベル別に33チップに分けて解説している。レベルはなぜか白帯、茶色帯、黒帯で表現されている。codeはRubyで書かれている。
    内容は個々のUnitestの有用性から会社組織でのポジションまで幅広く解説してある。

  • コードを書くということから少し離れて、仕事をうまく進めるために考えなければならないことを俯瞰的にまとめている。ソフトウェア系の本でこれほど広範囲をカバーする本は珍しい。人事考課を勝ち抜くなどは、出世を考えていないひとでも、一読して留意しておいたほうが、良いと思う。

  • 真っ当な本です。

  • プログラマーとして生きていくなら知っておくべき事を広く浅くおさえてある。
    読み始めは初心者向けで意味ないかと思ったが、非公式な人間関係の話やキャリアプランの話しはためになった。

    [more]

    ・純粋関数=引数のみに依存。状態に無変化。副作用が無い。レガシーコードのメンテでは、非純粋と分離するようにするとテストしやすい。
    ・参考になるオープンソース:ApacheやFreeBSD。※Apacheを読んでみよう。
    ・コードレビューのうち、テストを見るのがもっとも自信を与えてくれる。
    ・新しい言語を覚えるときに手頃な課題
     各行に整数が書かれているファイルを読み出し、データセットの最大最小平均中央値を出力する。
     その際にテスト駆動開発。
      IO,コレクション、数学という基本を一通り練習。
    ・企業内のコードのように他社の使用制限がある場合、プロプライエタリコード、と呼ぶ。
    ・人事考課の自己評価はなんどもコピペされるもの。非常に真剣に書いた方が良い。ポイント5つ
      作業の質、作業量、適時性(納期)、コスト削減効果、チームへの貢献
    ・燃え尽き。自転車競技にはハンガーノックと呼ばれる疲労状態。長時間労働によってなりうる。
    ・非公式の人間のつながりを知る
      ハブ      多数の人とつながってる人
      ゲートキーパー 重要な人と他の人との間の門番。
      パルステイカー 何が起きているかを良く把握している人。
    ・非公式な人間のつながりを知るには観察
      ・一緒にランチに出かける人たち
      ・朝、コーヒーポットのまわりで話す人たち
      ・歩きながら色々な人と話す人
      ・ホワイトボードで技術談義する2人
      ・上司が気晴らしに会いに行く人物
    ・管理職に昇進したらもうプログラムを書かない。計画、人事、予算、そして人材育成に時間を割く。
      プログラミングも続けようとしても中途半端になってきっとうまくいかない。
    ・製品マネージャ:製品が何をすべきかを決める。製品戦略の立案。プログラマー出身の人々が含まれている。製品を構築するスキルを持ち、顧客の視点からテクノロジを見ることができる人にとっては要望な職分。
    ・製品マネージャは、顧客が抱えている問題点をチャンスとして記録する。解決しようとする前に完全に理解しようとする。エンジニアは「問題解決者」でありソリューションにとびつく。
    ・CTO 経営指向の人とビジョナリータイプの人がいる。エンジニア出身なのでごまかそうとしてはいけない。直接話したいと要望して会ってみるべき。
    ・財務、経理:財務は未来に着目して資金を確保。経理は現在と過去に着目。資金の流れを把握。
    ・会社がアンチパターンに毒されていたら新しい職探しを開始すべき。

  • プログラマとして,コンピュータスキルに加えて,人間スキルも説明

    自己評価,健康

  • 日本語タイトルと英語タイトルから受けるタイトルでは、印象が違うのでまずそれを述べる。英語タイトルは New Programmer's Survival Manual。つまり、これからプログラマーになる人へ向けて、これからどのようなことに気をつけておくべきか、ということについてまとめた本。エンジニアリングの能力をどのように向上させていくかも含まれるが、それの他にもチームでどのように働いていくべきかや、企業の中でどのように立ち回っていくべきかなどについても述べられている。著者はアメリカ人なので、日本の場合でもそっくりそのまま適用できるわけではないと思うが、それでも参考になる部分はあると考えられる。(コンピュータ科学専攻)

    配架図書室:工2号館図書室
    請求記号:007.3:C23

    ◆東京大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2003088007&opkey=B147995697115771&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=6&cmode=0&chk_st=0&check=0

  • 主にプログラマ向けにサバイバルマニュアルとして33のtipsを紹介している。面白いのはプログラミングスキルだけに限定せず、組織の中で上手く過ごして行く為のtipsも書かれているところだろうか。

  • プログラマーとして技術面、ヒューマンスキル等多角的なノウハウを得ることが出来る。名著からの引用したような内容が多いため既に様々な書籍を読んでいる人には不要。内容はいいので、他の類似書籍を読んでいないならおすすめです。

  • これからプログラマとして働くために、意識するべきことを紹介している本。
    各項目で独立した文章になっているため、仕事で行き詰まった時に読むとスランプから抜け出す一助となると感じた。

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