作品紹介・あらすじ
文学の発展は人間性の発展と歩みを同じくし、文学内部の進展は形式の進展を通して体現されるとの基本的認識に立ち、古代から現代に至るまでの作品を新たな視点で分析した画期的中国文学通史。近世文学を「挫折期」「復興期」「徘徊期」「変革期」に区分して論述。文学史の常識を根本から覆す名著。本邦初訳、上中下全巻完結。
著者プロフィール
1952年,山口県下関市生まれ。
東京外国語大学外国語学部中国語学科卒業。関西大学大学院文学研究科博士課程修了。現在,関西大学文学部教授。
編著書として,『花関索伝の研究』(1989年,共著),『董解元西廂記諸宮調研究』(1998年,共著),『三国志通俗演義史伝(上・下)』(1998年),『三国劇翻訳集』(2002年),『中国近世戯曲小説論集』(2004年),『スペイン点描』(2006年),『元刊雑劇の研究』(2007年,共著),『漢籍西遊記~イベリア半島漢籍調査報告~』(2008年),『中国文学史新著(上・中・下)』(2014年,共訳),『海内外中国戯劇史家自選集(井上泰山巻)』(2018年)などがある。
「2019年 『三国志への道標』 で使われていた紹介文から引用しています。」
井上泰山の作品